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しあわせの青い鳥は、 “今の” あなたのそばにいます




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大阪の占い師 サワツ純子 のタロットブログです。たまに理屈っぽい日常のああだこうだも入っています。
長文OK・お暇な方のみお読み下さいませ。(・∀・)サワツ純子
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 人は何のために生きるのでしょう。
 もしこう尋ねられたら、あなたはどう答えを出しますか?

 色んな考え方があります。
 何かを成し遂げるためとか、子孫を残すためとか、何かを学んで次世代に活かすためとか…来世のための魂の修行なのだ、という考え方もありますね。

 わたしは、人は「今生を楽しむために生きる」のだと思っています。
 いい気持ちになるため。
 嬉しかったり、面白かったり、感動したり、満足したりして気持ちよくなるため。

*-*-*-*-*-*-*

 人によって何を面白がるか、何が嬉しいか、何に感動するかは違いますが、とにかくひっくるめて『いい気持ちを楽しむため』生きるのだと思っています。
 何かを成し遂げたり困難を克服するのが好きな人は、人に誉められたり認められたり、自分で自分に誇りを持つことでいい気持ちになれるでしょう。
 音楽や美術、スポーツなどは、人から認められるのもさることながら、ただそれをやること自体が楽しいという側面が大きそうです。
 きちんとした生活をし、会社や家庭での仕事や立場をこなし、周りの人たちとの調和を図りながら生きている人は、ペースを保ちながら安心して生活をすごす気持ち良さを知っているのかも知れません。

 楽しむためについてくる苦労や我慢には、人は比較的容易に耐えられるものです
 自分が楽しむためではない苦労や我慢は人を疲弊させます。
 同じような内容の苦労をしていても、自分の楽しみにつながる苦労をしているのと、ただ面倒なことを回避するためにしている苦労とでは全く意味合いが違います。

 例えば、出世したいAさんと、心地よく自分を生きたいBさんがいたとしましょう。
 Aさんは、気に入らない上司にペコペコ頭を下げることも、朝早くから夜遅くまでプライベートを犠牲にして働くことも苦にならないでしょう。時と場合によって態度や言葉を使い分け、自分の気持ちや考えに反する言動をするのもそれほど苦痛ではないかも知れません。何故ならそれらの苦労は「出世したい」というAさんの希望・楽しみに適っているからです。
 それに比べてBさんは、気に入らない相手に頭を下げたり、プライベートを犠牲にして働くなんてストレス以外の何物でもないと感じるでしょう。そのようなことはBさんを少しも楽しませないのです。Bさんが気に入らない相手にペコペコと頭を下げるとしたら、相手の立場の方が強いので場を荒立てないために仕方なくそうするのです。いい気持ちになるためではありません。面倒なことを回避するためにそうしているのです。Bさんの苦労は、Bさんの誇りを傷つけ疲弊させているかも知れません。

*-*-*-*-*-*-*

 こうやって順序立てて書いてしまえば簡単なことのように思いますが、現実には生活の色々な場面で、自分のしていることが何のためになっているのか混乱したり勘違いしていることも多いものです。

 不本意な我慢を長く強いられて、とてもつらい状況であるのに「我慢が足りない」とか「こんなことも出来ないなんてダメだ」と自分で思ってしまったり、目に見える目標に気をとられて、その目標が自分のためになっていないことに気づいていなかったりするのです。
 先述のAさんとBさんの話では、たとえばAさんのような人は社会でとても生きやすく、他人に認められる成果も残しやすいでしょう。しかし、人に認められる成果を残したり、出世をすることだけが貴い生き方だというわけではないことを、人は忘れがちです。Bさんのように、自分の気持ちや感覚を大事にしながら生きていくことも価値あることなのです。ただ、社会の成果主義に沿っていないというだけです。

 もしも、本来はBさんのような性質の人が、Aさんのような価値観を持ってしまったとしたらどうでしょう。頭ではAさんのように考えますが、ハートはBさんのような感じ方をするのです。出世はしたい。人にも認められなくちゃ。でもいけ好かない相手にペコペコ頭を下げるなんて嫌。出勤や残業がしんどい。人づきあいがなんだかしっくりこない…どうですか?ずいぶんしんどそうですよね。これでは仕事の成果も出にくいでしょう。努力しているのに報われない。

 逆に、本来はAさんのような性質の人が、Bさんのような価値観を持ってしまったとしたらどうでしょう。頭の中はBさんのように、自分の価値観や考えを確立して揺らがない自分を作り上げたいと願うのですが、ハートはAさんのような感じ方をしてしまうのです。この人はどんなに努力して独創的で強いものを作り上げようとしても、どうしても人の評価が気になってしまいます。独創的なものを目指せば目指すほど、人の評価は離れていき不安になります。真に独創的なものは、最初はたいてい少数派です。知識や技術、感覚に基づいてどんなにいいものを作っても、人から認められない限りこの人に満足は訪れないでしょう。

 人は楽しい思いをするために生きるのだ、ということを受け入れれば、このような頭とハートのねじれは少しは減るのではないかと思います。何かが苦しい、何かがおかしい…そう思った時落ちついて検討してみればいいのです。今の自分はこの苦労や努力によって何を得ているのか?どんなにしんどい苦労でも、その遠い先に自分の心が求めるものがあるならば耐えることが出来ます。もし、それが無いと分かったら、目的地か道のりを変更すれば良いのです。正しいのか間違っているのかすら分からなかったら…その時はわたしたちの出番なのですが(笑)

*-*-*-*-*-*-*

 人は子孫を残すため生きる、という考えや、来世のための修業として生きるという考えの方もたくさんいらっしゃることでしょう。そう思うことが自分の心を納得させ、安心させてくれるのならば、それは貴い考え方だと思います。

 しかしわたし個人はあまりそのような考え方はしていません。もし人が子孫繁栄のために生きるのであれば、その子孫は何のために生きるのでしょうか。その子孫たちが、もっと後の子孫のために生きるのであれば、一体わたしたちの生は最終的にどこに辿り着くのでしょう。何か至高の存在や究極の世界のため?…来世の魂についても同じです。今生が来世のためにあるのなら、来世は何のためにあるのでしょう。前世から今生、来世に到る魂は一体どこへ行くのでしょう?行くところはあるのかも知れませんが、だからといって今生が来世のために修業する場だとは、わたしにはとても思えません。今生の修業は今生のしあわせのためにするのだと考えた方が気持ちいいと思うのです。

*-*-*-*-*-*-*

人は何のために生きるのか、という問いは、それ自体、愛と価値を含んでいます。
「何のために」という問い。

本当は、わたしは、人は「ただ生きる」のだと思っています。
植物や動物、鉱物などの非生物すら、人間と変わらないと思っています。
人間や動物が、何のために存在しているか。
何のためでもない、ただ存在しているのだと思います。

しかし、この生きている人間には覚めた意識がある。
人間は、意味を求める生き物です。
意味や価値、生きていたいという何かがなければ生きられない。
生き続けられない。

意味と、価値と、愛とは同じものです。
しあわせは、愛や価値と結びついています。
だからわたしは、人はしあわせに生きなければならない、と思うのです。
人はしあわせのために生きるのだ、と思うのです。
楽しく、気持ち良い思いをするために生きる。
感動したり、面白がったりするために生きる。
そのために自ら苦労や困難すら求める。
そんな風に繊細で複雑だから、たまにこんがらがるのですが、究極的には、人は気持ちよいものを求めているのです。
気持ちよければ、生きていきたいと思えるのです。
気持ちいい思いをするためなら苦労できるのです。

*-*-*-*-*-*-*

…さて、ここまで書いたら、もうひとつ是非とも書いておかなくてはならない問題が出て来ました。
それは『人は社会的な生き物である』ということです。
自分の気持ち良さを求めるために他人を犠牲にしたら、その反動が必ずやってくる、という法則についてですが、それはまた別の機会にしましょう。

あなたの苦労は、あなたのしあわせのためになっていますか?
もし人生の90%が苦労でも、その苦労があなたの楽しみや目的に適っているなら迷ったり悩んだりする必要はありません。
もしあなたがちっとも苦労していないのに、つらかったり苦しかったりするのなら、ちょっと考えてみて下さい。
あなたの楽しいことや、面白いことは何ですか?
もし、楽しいことや面白いことが見つからないなら、あなたは今あるところからそれを見いだして、育てなければなりません。でないとしあわせになりにくいからです。
心配しないでも大丈夫。あなたが「人間」である限り、それはきっと見つかりますから。
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『占いと癒しのお店*アテナ』占い師のサワツ純子です。

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