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しあわせの青い鳥は、 “今の” あなたのそばにいます




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大阪の占い師 サワツ純子 のタロットブログです。たまに理屈っぽい日常のああだこうだも入っています。
長文OK・お暇な方のみお読み下さいませ。(・∀・)サワツ純子
※各ブログ記事へのインデックスを作ってみました。良ければご利用ください※
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 こんにちは。今週は休憩その1、雑文でサラっと流してみたいと思います。

 このブログを書き始めてから丁度1年くらいが経ちまして、ウェイト版タロットの記事を始めてからは10ヶ月くらいになりました。
 ありがたいことで、たくさんのタロット愛好者の方が繰り返し訪れてくださっています。はじめは大好きなタロットのことを気の向くまま語っていただけだったのですが、そのうちに色々欲が出てしまいました。できるだけ内容に統一感を、と思いながらもおぼつかない点がいまだありますが、何とか幾らかでも「お役に立てる記事内容」を目指したいと思って頑張りました。
 最初の方の記事は文章が下手で、とても恥ずかしいです。これから少しずつ訂正や修正を入れていきたいなあと思っています。

*-*-*-*-*-*-*

 記事の中ではウエイト版タロットの図像についてかなり分析的なやり方で考察しました。この経験ではほんとうに多くの新たな発見があり、わたしにとってとても大きな力となりました。

 ただ多くのタロット使いの方がそうだと思うのですが、普段占いの時にはこのような分析的なカードの読み方はしないものです。わたしも通常の鑑定業務の時にはもっと感覚的な読み方をしています。

 占いはあくまで「占い」であって、学問でも科学でもありません。タロットカードの細かい意味が直接に事実を表わしているわけではないのです。これはしばしば見落とされることですが、とても重要な要素です。

*-*-*-*-*-*-*

 「占い」は…特に卜術の占いは不思議な行為です。ある質問を想定してカードを開く。この時“質問”と“カード”の間には必ず『心』が介入します。コンピュータを使った占いの時にも質問を想定する質問者の『心』が介入します。この『心』の介入があってはじめて占いが成立します。この『占いの原理』は科学的なアプローチを受け付けません。条件を整えて再現することも証明することも出来ません。しかし『占いの原理』は確かに存在します。

 例えば恋愛について何度も占っている時に、暗いカードばかりが嫌になるほどくり返し出現するのに、テーマを仕事に変えた途端、がらっと明るく力強いカードばかりになったというような変化を目の当たりにすることは良くあります。それは占い師にとってはいつものこと、「当たり前」のことでもあります。

 しかし不思議なことではありませんか?恋愛を占った時と仕事を占った時との違いは、占者が心の中でテーマの想定を変えただけなのです。物理的な作用は一切及ぼしていません。時には質問者の方が占者に情報を与えず心の中でテーマを操作する場合もあります。その時にもカードはきちんと反応します。

 この『占いの原理』に慣れ、ある程度操作できるようになるのが『=占えるようになる』ということです。カードの意味を覚えることだけが占いを習得することではありません。

*-*-*-*-*-*-*

 大抵の、タロットに凝りだした人が一度は経験するのが、『同じカードばかり出る』『自分の願望が出る』『自分の恐れが出る』現象です。

 タロット占いには『心』が介入しますから、これは当然といえば当然のことです。職業的な占い師と、趣味で嗜む人との違いは、この『心』をどう操作できるかというあたりにあるのでしょう。

 わたし自身も常に自分のことは占うのですが、やはり精神的に不安定な時には偏りが出ます。誰しも自分のことには無関心でいられないものです。職業的な占い師であるためには、常にニュートラルで柔軟な精神状態でいることを要請されます。『占い原理』に介入させる『心』は触媒と言えるので、できるだけ純粋な状態が好ましいと思います。

(ちなみに触媒とは…ウィキペディアより抜粋&引用…
特定の化学反応の反応速度を速める物質で、自身は反応の前後で変化しないものをいう。
 ・例えば一酸化炭素(CO)を水素化する場合…
  ○ルテニウム触媒→メタンを生成する
  ○コバルト触媒→エタンなどの直鎖アルカンを生成する
  ○銅触媒→メタノールを変化させる
 …以下のURLも触媒の働きを分かりやすく説明してあります。
 触媒に関する実験)

 触媒としての『心』のコンディションの良し悪しが、現われてくる結果(カード展開)の質を左右するのだと考えています。願望や恐れが強く出すぎたのでは、導くべき答えの偏った面が強調されてしまいます。また先入観や好悪の情が強く働きすぎた時にはひどく読み取りにくいカード展開が出現しやすい印象があります。

 わたし自身は、通常のお客様を占う時にはほとんど不都合を感じません。個人的なお友達はとても占いにくいのでお断りすることが多いです。お客様に望みを叶えていただきたいという希望がバイアスとなって結果が歪むこともほとんどありません。お客様なのか、個人的な関係なのかという区別が(わたしの場合は)どうも作用するようです。

*-*-*-*-*-*-*

 わたしは、特に卜術の「占い行為」が、人の心や現実の出来事に与える影響について並々ならぬ関心を抱いています。占うことも、占ってもらうことも、必ずなにか現実世界に影響を及ぼさずにはいられないと考えているのです。ですから今のままで問題なく順風満帆だという人には占いをして欲しくありません。
 そのかわり、占うことで上手く行っていないことを軌道修正したり乗り越えたりすることはかなり有効だと考えています。

 多くの人が「占うことによって未来を知り、不幸や困難を避け、良い結果を得る」のが占いの利用法だと思っています。しかしわたしはむしろ「占うことによって現実に介入し、不幸や困難を乗り越え、良い結果に辿り着く」のが最も有効な利用法だと考えています。

 わたしは星占いもやるのですが、カードの結果と星回りは相補的にひとつの流れを指し示しているのが普通です。星回りを見て苦労しそうな場合は無理をせずに困難を逃れる選択をお勧めすることも多いです。占いによる軌道修正といっても生まれもっての運や星回りそのものを変えることは出来ないと思っています。海や山を個人の力で動かすことは出来ないし、自分と他人を取り替えることは出来ないのと同じ理屈です。

 しかし海を渡り山を越えることなら、自分の能力を高め努力することで可能になります。卜占で現実に介入することは、それを可能にするための色々な物事や人を呼び寄せる発信器のボタンを押すことに似ている感じがしています。ただ、発信器のボタンの押しようでは人や物事を遠ざけたり、悪いものを呼び寄せてしまったりすることもあります。

 このあたりの、占いと現実の相互影響の及ぼし方に関して、また次回に少し書いてみたいと思います。

 今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。
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『占いと癒しのお店*アテナ』占い師のサワツ純子です。

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