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大阪の占い師 サワツ純子 のタロットブログです。たまに理屈っぽい日常のああだこうだも入っています。
長文OK・お暇な方のみお読み下さいませ。(・∀・)サワツ純子
※各ブログ記事へのインデックスを作ってみました。良ければご利用ください※
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興味のある方はどうぞお越しくださいませ。
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今回はカードナンバー【5】、法王のカードです。
*-*-*-*-*-*-*
【5・法王(The Hierophant)】
◆おおまかな意味:
社会性、権威、慈悲、伝統的規範、慣習的、父性、精神性、保守的 など
*-*-*-*-*-*-*
彼はその名の通り、教会で最も権威ある者・法王です。白いアンダーウェアに真っ赤な法衣を身につけ、キラキラした立派な王冠を戴き、左手に笏を持っています。法衣の中央には十字架が三つ、王冠も三重、笏も三重の十字架になっています。これは父なる神と子なるキリストと聖霊の三位一体の象徴です。
彼の足元には双子の聖職者がひざまづいています。右の者は白い百合の模様、左の者は赤い薔薇の模様の衣服を着けています。清浄な心と崇高な理念を持った忠実な教え子なのでしょう。彼の権威はとても高く、教えを乞う者が尽きないことが分かります。
*-*-*-*-*-*-*
法王の背後には太い2本の柱が立っています。神の祭壇は彼の後ろにあるのでしょうか?彼はまるで神と人間世界を繋ぐ門のようでもあります。法王の足元にはクロスして置かれた二本の鍵が置かれています。法王に認められた者だけが神の導きと赦しを得られるのでしょう。
背後の柱や壁は灰色をしています。灰色はウェイト版タロットでは俗世間・物質世界を象徴しています。彼は神のしもべですが、実際は生身の人間なのです。それは彼の法衣が血肉を表す赤と無垢な精神を表す白に色づけされていることでも分かります。
彼は権威者として、俗世間の人々を神の教えに沿って導きます。男女の結婚に認可を与え、新しい人間の誕生に祝福を与え、死者の魂を鎮め遺族の心を慰めます。彼は神の教えと慈悲を与えることが出来る人間なのです。
さまざまな人間が共に暮らす社会に神の秩序を与え、暴力や圧力でなく慈悲の力で治めるのが法王なのです。倫理・道徳を重んじ、争いでなく平和を尊びます。伝統や規範を維持し守り、彼のみが知る深い知識を分け与えます。
精神世界の権威者である法王は、神のしもべでありながら常に生々しい人間社会に向き合い、人間として人間と共に生きている存在でもあるのです。
*-*-*-*-*-*-*
学校の教師、医師や技術者などの専門職、寺院の聖職者などが典型的な職業として浮かびます。個人の性格としては穏やかで物分りがよく、倫理道徳を重んじる良き社会人といった感じでしょう。
男性の象徴カードとしても使います。強い恋愛感情が絡む相手というよりは、人を導き感化する力のある穏やかな関係性として見ます。男性としての力を直接的に及ぼす【4・皇帝】とは対照的です。守り導く父性が強調され、兄的な表れ方をするときもあります。
また、必ずしも男性と読まない時もあります。指導的で協力的で親切、特別な知識を有する人、それを分け与えることが出来る人、というイメージを当てはめていきます。
ヒタチの場合は、進行中の恋愛問題においてこのカードの出現があると結婚や、それに準ずる関係の成立があると見ることがあります。周囲の人たちに認知され協力を受ける関係であり、必ずしも法的な婚姻とは限りません。
物事の状況としては、表立ったいざこざや矛盾などが無い穏やかな状態、関係者が協力し合って秩序が保たれており、現実的に物事が進んでいる状態を表します。そこには自然なリーダーシップをとる人物がいるかも知れませんが強制的な力を振るう暴君ではありません。
否定的な表れ方をすると、保守的で因習的、道徳や倫理を過剰に振りかざし、人の心や行動を縛る頑なな人物が表れてきます。あれもダメ、これもダメ、昔ながらの伝統的な価値観を盲目的に信じ、新しいものは無条件に否定するような態度です。世間体や建前・体裁ばかりを気にして、人間としての自然な心や欲求を抑えつけます。教育パパ・ママ、強権的な教師、厳しい戒律を強いる宗派の神父といったようなキャラクターとなります。
*-*-*-*-*-*-*
このカードの構成は【2・女教皇】とも良い対比を見せています。【2・女教皇】は女性の教皇、法王は男性の教皇です。女性の教皇というのは歴史上実在したことがなく、伝説や昔話として語られているだけの幻想的な存在です。それに対して法王は西洋の中世・近世を通じてずっと実際に最高の権威者であり、世俗の権力とも密接に関わってきた非常に現実的な存在です。
法王のカードと【2・女教皇】のカードではどちらも人物が正面を向いて座り、背後に2本の柱を配置しています。【2・女教皇】がTORAの書物を手にしている知者風であるのに対し法王は金色の笏を手にして権威者然としています。また座っている場所も【2・女教皇】が海に浮かぶソロモンの宮殿のようであるのに対し、法王は人間世界の教会の中です。同じ教皇ではあっても【2・女教皇】は神秘的な存在、法王は現世的な存在であることが分かるでしょう。
神のしもべでありながら、生身の人間としての欲も持ち、世俗の権力とも渡り合う…そして迷える者に導きや祝福を与えながらも、秩序を維持するために制約や抑制を押し付けることもする…神と人間世界のはざまに立つ法王は、人間としての弱さを持ちながら崇高な使命を背負った、尊い羊飼いと言えるかも知れません。
このカードは
を表していると思います。
コメントはBBSへどうぞ
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【5・法王(The Hierophant)】
◆おおまかな意味:
社会性、権威、慈悲、伝統的規範、慣習的、父性、精神性、保守的 など
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彼はその名の通り、教会で最も権威ある者・法王です。白いアンダーウェアに真っ赤な法衣を身につけ、キラキラした立派な王冠を戴き、左手に笏を持っています。法衣の中央には十字架が三つ、王冠も三重、笏も三重の十字架になっています。これは父なる神と子なるキリストと聖霊の三位一体の象徴です。
彼の足元には双子の聖職者がひざまづいています。右の者は白い百合の模様、左の者は赤い薔薇の模様の衣服を着けています。清浄な心と崇高な理念を持った忠実な教え子なのでしょう。彼の権威はとても高く、教えを乞う者が尽きないことが分かります。
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法王の背後には太い2本の柱が立っています。神の祭壇は彼の後ろにあるのでしょうか?彼はまるで神と人間世界を繋ぐ門のようでもあります。法王の足元にはクロスして置かれた二本の鍵が置かれています。法王に認められた者だけが神の導きと赦しを得られるのでしょう。
背後の柱や壁は灰色をしています。灰色はウェイト版タロットでは俗世間・物質世界を象徴しています。彼は神のしもべですが、実際は生身の人間なのです。それは彼の法衣が血肉を表す赤と無垢な精神を表す白に色づけされていることでも分かります。
彼は権威者として、俗世間の人々を神の教えに沿って導きます。男女の結婚に認可を与え、新しい人間の誕生に祝福を与え、死者の魂を鎮め遺族の心を慰めます。彼は神の教えと慈悲を与えることが出来る人間なのです。
さまざまな人間が共に暮らす社会に神の秩序を与え、暴力や圧力でなく慈悲の力で治めるのが法王なのです。倫理・道徳を重んじ、争いでなく平和を尊びます。伝統や規範を維持し守り、彼のみが知る深い知識を分け与えます。
精神世界の権威者である法王は、神のしもべでありながら常に生々しい人間社会に向き合い、人間として人間と共に生きている存在でもあるのです。
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学校の教師、医師や技術者などの専門職、寺院の聖職者などが典型的な職業として浮かびます。個人の性格としては穏やかで物分りがよく、倫理道徳を重んじる良き社会人といった感じでしょう。
男性の象徴カードとしても使います。強い恋愛感情が絡む相手というよりは、人を導き感化する力のある穏やかな関係性として見ます。男性としての力を直接的に及ぼす【4・皇帝】とは対照的です。守り導く父性が強調され、兄的な表れ方をするときもあります。
また、必ずしも男性と読まない時もあります。指導的で協力的で親切、特別な知識を有する人、それを分け与えることが出来る人、というイメージを当てはめていきます。
ヒタチの場合は、進行中の恋愛問題においてこのカードの出現があると結婚や、それに準ずる関係の成立があると見ることがあります。周囲の人たちに認知され協力を受ける関係であり、必ずしも法的な婚姻とは限りません。
物事の状況としては、表立ったいざこざや矛盾などが無い穏やかな状態、関係者が協力し合って秩序が保たれており、現実的に物事が進んでいる状態を表します。そこには自然なリーダーシップをとる人物がいるかも知れませんが強制的な力を振るう暴君ではありません。
否定的な表れ方をすると、保守的で因習的、道徳や倫理を過剰に振りかざし、人の心や行動を縛る頑なな人物が表れてきます。あれもダメ、これもダメ、昔ながらの伝統的な価値観を盲目的に信じ、新しいものは無条件に否定するような態度です。世間体や建前・体裁ばかりを気にして、人間としての自然な心や欲求を抑えつけます。教育パパ・ママ、強権的な教師、厳しい戒律を強いる宗派の神父といったようなキャラクターとなります。
*-*-*-*-*-*-*
このカードの構成は【2・女教皇】とも良い対比を見せています。【2・女教皇】は女性の教皇、法王は男性の教皇です。女性の教皇というのは歴史上実在したことがなく、伝説や昔話として語られているだけの幻想的な存在です。それに対して法王は西洋の中世・近世を通じてずっと実際に最高の権威者であり、世俗の権力とも密接に関わってきた非常に現実的な存在です。
法王のカードと【2・女教皇】のカードではどちらも人物が正面を向いて座り、背後に2本の柱を配置しています。【2・女教皇】がTORAの書物を手にしている知者風であるのに対し法王は金色の笏を手にして権威者然としています。また座っている場所も【2・女教皇】が海に浮かぶソロモンの宮殿のようであるのに対し、法王は人間世界の教会の中です。同じ教皇ではあっても【2・女教皇】は神秘的な存在、法王は現世的な存在であることが分かるでしょう。
神のしもべでありながら、生身の人間としての欲も持ち、世俗の権力とも渡り合う…そして迷える者に導きや祝福を与えながらも、秩序を維持するために制約や抑制を押し付けることもする…神と人間世界のはざまに立つ法王は、人間としての弱さを持ちながら崇高な使命を背負った、尊い羊飼いと言えるかも知れません。
このカードは
平和を愛し、神の法を行い、慈悲の力で人々に秩序をもたらす社会の奉仕者。神の国と人間世界をつなぐ門
を表していると思います。
コメントはBBSへどうぞ
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