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大阪の占い師 サワツ純子 のタロットブログです。たまに理屈っぽい日常のああだこうだも入っています。
長文OK・お暇な方のみお読み下さいませ。(・∀・)サワツ純子
※各ブログ記事へのインデックスを作ってみました。良ければご利用ください※
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今回は、色の考察【黒色】23/(2-5)黒色の部分/樹の枝の黒#2、【6・恋人たち】について見てみます。
黒色部分の解釈を暫定的に以下のように定義しておきます。
カードの画像データは、U.S.GAMES SYSTEMS,INC から出版されているライダー版ウエイトタロットです。
『世界シンボル事典』を参考図書として用います。
分類やコメントはあくまでもわたしの主観に基づいています。タロット作者の意図やカバラの教義に基づいた正しい解釈を目指しているのではなく、個人の自然な感覚と発想に頼って考察してみようとする試みです。ご了承の上、お読み下さい。
*-*-*-*-*-*-*
(2-5)黒色の部分/樹の枝の黒…
【6・恋人たち】【3・女帝】
前々回、各カード解釈にあたって『世界シンボル事典』で《木》項目を引いて見ました。どうぞご参考ください。
121_色の考察【黒色】22/(2-5)黒色の部分/樹の枝の黒…
*-*-*-*-*-*-*
【6・恋人たち】では向かって右側、裸の男性の背後にある木の幹と枝が黒色です。
この木には緑がありません。芽や葉は見当たらず、炎のようなものがたくさん、花のように枝の先についています。
男女の背後の木は、それぞれの在りようを表しているのでしょうか。女性の方の木は緑の葉が茂り、赤い実が生っています。神の恩寵を受け取り、豊かな命を産み育む女性の性質を示しているようです。幹には緑色のへびが巻き付いています。まだまだ成長してゆくべき人間の本能や欲望、未熟な知性を表しているのかも知れません。幹はすっとひとすじに伸び、枝分かれしていません。神の御心に叶った一途な人生を象徴しているかのようです。
対して男性の背後の木は真っ黒な細い幹で、たくさん枝分かれしています。
「実を結ばない木や枯れ木は罪人の象徴」という解釈を当てはめれば、女性はピュアだけれど男性はそうではないように受け取れます。
*-*-*-*-*-*-*
◆極端さ、甚だしさ、絶対性、世俗的でない…
男性の背後の木には緑の葉や芽がまったくありません。幹は真っ黒、花のように見えるのは炎です。この木は見るからに普通ではありません。
何かこの世のものではない木なのではないでしょうか。異様な感じがします。
◆闇、悲しみ、光がない、試練、停滞(が、後に神がやってくる)…
彼の木は何も生み出さず、神の御心に叶っていないようです。頭上の天使の姿が彼には見えていません。ただただ女性の方ばかり見ています。
豊かなもの、善いものから隔てられて、何も生み出さずただ小さな情熱をたくさん燃やすだけの彼の人生は、この木の幹のように真っ黒なのではないでしょうか。
とはいえ、彼は一見したところクールで無表情であり、悲しみや試練に直面しているようには見えません。(少し解釈に困るところです)
◆悪魔の支配下にある…
「実を結ばない木や枯れ木は罪人の象徴」ならば、黒い木が表す彼の人生は、悪魔の支配下にあると言っても良さそうです。
◆進化に必要な過程…
女性は生まれながらに豊かに富んでおり、男性は罪人のようにこの世に生まれてきたようです。しかし、女性のすぐ側には蛇が鎌首をもたげており、危機の予感を感じさせます。
男性は今、自分の虚しい生を背負いながら、女性の豊かさを見つめています。
おそらくこの後二人の性の結合の時がやってくるでしょう。それが神の定めたものかどうかは分かりませんが、大きな運命の転換が起こるためには男性の生の虚しさ、罪、というものが必要だったのかも知れません。
◆第3のセフィラ「ビナー(理解)」と対応している…
男性の人生のありようを表していると思われる黒い木は、何を知り、理解しようとしているのでしょうか。
この絵のシーンの後、何があるのか、アダムとイブの物語の通り、知恵の木の実を食べて楽園から追放されるのでしょうか。それとも別の物語があるのでしょうか。
木の幹の黒さと「ビナー(理解)」というキーワードをスムーズに結びつけるのを困難に感じます。彼は罪人のように生まれおちて、だからこそ彼の人生にはあらかじめ多くの理解と進化が予定されている、とでも表現できるでしょうか。
*-*-*-*-*-*-*
黒色のキーワードを結びつけて解釈するのが、今回は難しかったです。黒い木に象徴されるような神の恵みに欠けた人生を、彼が悲嘆しているようには全然見えなかったからです。
おそらくもっと深い読み方が必要なのでしょう。シンプルに解釈するだけでは足りなくて、ちゃんと秘教的なシンボル解釈をする必要があるのかも知れません。
…が、それはまたいつか機会があればということで、今回はやや消化不良のままここで留め置きます。
次回は【3・女帝】を解釈してみます。
今後とも当ブログをよろしくお願いします。
黒色部分の解釈を暫定的に以下のように定義しておきます。
・第3のセフィラ「ビナー(理解)」と対応している(ウィキペディア・生命の樹の記事より)
・極端さ、甚だしさ、絶対性、神と関連 世俗的でない
・闇、悲しみ、光がない、試練、停滞(が、後に神がやってくる)
・悪魔の支配下にある
・進化に必要な過程
・極端さ、甚だしさ、絶対性、
・闇、悲しみ、光がない、試練、停滞(が、後に神がやってくる)
・悪魔の支配下にある
・進化に必要な過程
カードの画像データは、U.S.GAMES SYSTEMS,INC から出版されているライダー版ウエイトタロットです。
『世界シンボル事典』を参考図書として用います。
分類やコメントはあくまでもわたしの主観に基づいています。タロット作者の意図やカバラの教義に基づいた正しい解釈を目指しているのではなく、個人の自然な感覚と発想に頼って考察してみようとする試みです。ご了承の上、お読み下さい。
*-*-*-*-*-*-*
(2-5)黒色の部分/樹の枝の黒…
【6・恋人たち】【3・女帝】
前々回、各カード解釈にあたって『世界シンボル事典』で《木》項目を引いて見ました。どうぞご参考ください。
121_色の考察【黒色】22/(2-5)黒色の部分/樹の枝の黒…
*-*-*-*-*-*-*
【6・恋人たち】では向かって右側、裸の男性の背後にある木の幹と枝が黒色です。
この木には緑がありません。芽や葉は見当たらず、炎のようなものがたくさん、花のように枝の先についています。
男女の背後の木は、それぞれの在りようを表しているのでしょうか。女性の方の木は緑の葉が茂り、赤い実が生っています。神の恩寵を受け取り、豊かな命を産み育む女性の性質を示しているようです。幹には緑色のへびが巻き付いています。まだまだ成長してゆくべき人間の本能や欲望、未熟な知性を表しているのかも知れません。幹はすっとひとすじに伸び、枝分かれしていません。神の御心に叶った一途な人生を象徴しているかのようです。
対して男性の背後の木は真っ黒な細い幹で、たくさん枝分かれしています。
「実を結ばない木や枯れ木は罪人の象徴」という解釈を当てはめれば、女性はピュアだけれど男性はそうではないように受け取れます。
*-*-*-*-*-*-*
◆極端さ、甚だしさ、絶対性、世俗的でない…
男性の背後の木には緑の葉や芽がまったくありません。幹は真っ黒、花のように見えるのは炎です。この木は見るからに普通ではありません。
何かこの世のものではない木なのではないでしょうか。異様な感じがします。
◆闇、悲しみ、光がない、試練、停滞(が、後に神がやってくる)…
彼の木は何も生み出さず、神の御心に叶っていないようです。頭上の天使の姿が彼には見えていません。ただただ女性の方ばかり見ています。
豊かなもの、善いものから隔てられて、何も生み出さずただ小さな情熱をたくさん燃やすだけの彼の人生は、この木の幹のように真っ黒なのではないでしょうか。
とはいえ、彼は一見したところクールで無表情であり、悲しみや試練に直面しているようには見えません。(少し解釈に困るところです)
◆悪魔の支配下にある…
「実を結ばない木や枯れ木は罪人の象徴」ならば、黒い木が表す彼の人生は、悪魔の支配下にあると言っても良さそうです。
◆進化に必要な過程…
女性は生まれながらに豊かに富んでおり、男性は罪人のようにこの世に生まれてきたようです。しかし、女性のすぐ側には蛇が鎌首をもたげており、危機の予感を感じさせます。
男性は今、自分の虚しい生を背負いながら、女性の豊かさを見つめています。
おそらくこの後二人の性の結合の時がやってくるでしょう。それが神の定めたものかどうかは分かりませんが、大きな運命の転換が起こるためには男性の生の虚しさ、罪、というものが必要だったのかも知れません。
◆第3のセフィラ「ビナー(理解)」と対応している…
男性の人生のありようを表していると思われる黒い木は、何を知り、理解しようとしているのでしょうか。
この絵のシーンの後、何があるのか、アダムとイブの物語の通り、知恵の木の実を食べて楽園から追放されるのでしょうか。それとも別の物語があるのでしょうか。
木の幹の黒さと「ビナー(理解)」というキーワードをスムーズに結びつけるのを困難に感じます。彼は罪人のように生まれおちて、だからこそ彼の人生にはあらかじめ多くの理解と進化が予定されている、とでも表現できるでしょうか。
*-*-*-*-*-*-*
黒色のキーワードを結びつけて解釈するのが、今回は難しかったです。黒い木に象徴されるような神の恵みに欠けた人生を、彼が悲嘆しているようには全然見えなかったからです。
おそらくもっと深い読み方が必要なのでしょう。シンプルに解釈するだけでは足りなくて、ちゃんと秘教的なシンボル解釈をする必要があるのかも知れません。
…が、それはまたいつか機会があればということで、今回はやや消化不良のままここで留め置きます。
次回は【3・女帝】を解釈してみます。
今後とも当ブログをよろしくお願いします。
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