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大阪の占い師 サワツ純子 のタロットブログです。たまに理屈っぽい日常のああだこうだも入っています。
長文OK・お暇な方のみお読み下さいませ。(・∀・)サワツ純子
※各ブログ記事へのインデックスを作ってみました。良ければご利用ください※
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興味のある方はどうぞお越しくださいませ。
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今回はカードナンバー【8】、力のカードです。
*-*-*-*-*-*-*
【8・力(Strength)】
◆おおまかな意味:
信念を持って目的を達する、プレッシャーを克服する、本能をコントロールする、勇気、大胆な行動、甘え・依存、我を張る など
*-*-*-*-*-*-*
白い長衣を着た女性が獅子を手なずけています。女性の表情や物腰は穏やかなように見えますが、この女性は獅子を怖がっていないようですね。獅子の方でも女性になでられて喜んでいるように見えます。女性と獅子は赤い花のついた緑のベルトで繋がれています。この女性と、本来獰猛である獅子との繋がりは不自然なものではなく、むしろ気高く豊かな繋がりなのだと示しているのでしょうか。
ウェイト版タロットでは、描かれている動物は人の本能のあり様を表しているとされています。【0・愚者】のカードでは白くて小さな犬が描かれていましたが、このカードの獅子は大きくて立派なオスです。いつその獰猛さを表して襲い掛かってくるか分かりません。欲望を果たそうとする衝動が起こった時、未知のものを恐れて怯える時、思うようにいかずかんしゃくを起こした時、獣性は牙を剥きます。
そのような気まぐれで危険な獣性を鎮めているのが女性の手です。猛り狂う力をより強大な力で抑えるのではなく、柔らかい素手で鎮めるのがこの女性の持つ無限の力です。女性の頭上には無限大のマークが浮かんでいます。力を力で抑え込むところに有意義な発展はありません。内なる獣性をうまく飼いならし、持っているエネルギーを発展的に使うことで実りが得られるのです。誰にでもある欲望・恐れ・怒りが暴れないようにコントロールするためには、女性の特質である『柔らかく受けとめる』ことが有効なのでしょう。
彼女と獅子が立っている地面には豊かな緑があります。このように獣的な力を柔らかく静かにコントロールすることが出来れば実りが約束され、いつしか精神的な高みに到達出来ることでしょう。
*-*-*-*-*-*-*
前回の【7・戦車】のカードでは、激しくほとばしる情動を相反する二つの力『光と闇』(白と黒のスフィンクス)のバランスをとることと、前に向かう集中力によってコントロールしようとしました。元々コントロールしにくい不安定な力なので素早く行動することが大事な、短い時間を表すカードでもありました。
今回のカードでは、本能と理性・女性性と男性性の組み合わせが見られます。ここで獣性は「抑える対象」として一応ネガティブな側面を見せていますが、その反面『強い創造エネルギー』の源でもあるのです。傷つけたり殺したりすべき対象ではありません。あくまで飼いならし、その力を活かすべきものなのです。
獣性を飼いならすには忍耐が要ります。恐れたり短気になったりしてはいけません。目標・目的を達するまで、どんなに長い時間であってもそのプレッシャーに耐え続けなければ意味がないのです。このカードはある程度の長い時間・期間を表すカードです。目的を達するまで…というのがその期間です。何がなんでもやり遂げようという強い信念があれば耐えきることが出来ます。逆に信念がなければ耐え切ることは出来ないとも言えるでしょう。このカードの力は長い時間辛抱強く発揮される性質のものです。信念と意志を軸とした、成熟した大人の力とも言えるでしょう。
*-*-*-*-*-*-*
ヒタチの場合、このカードには『信念を持って辛抱強く力を発揮し、物事を成し遂げようとする』という意味合いを持たせています。
【7・戦車】の場合もそうなのですが、実際に目的を達成できるかどうかは他のカードを参考にしています。伝統的には【7・戦車】のカードもこのカードも物事の達成の意味を持つようですが、実占の感覚では必ずしも達成に至ると保証までは出来ないというのが実感です。展開中の「結論」や「未来予想」の場所に出た時には、達成の可能性が大いにあると読んでいます。何より背景の黄色が太陽のサポートを強く感じさせるからです。
他には、辛抱すべきプレッシャーや、いつ表に出てくるか分からないリスクを内在する点に注目する時もあります。長期の展開になりそうかどうかも考慮します。勇気を出して取り組まねばならないことに着手するとか、思い切ったことを大胆にやるという解釈もあります。
逆位置や否定的な出方の時には、途中で断念する・プレッシャーに耐えられない・自信をなくす、などと解釈することが多いです。
*-*-*-*-*-*-*
有名な話ですが、このカードはウェイト版など一部のデッキでは8番が付けられ、マルセイユ版など伝統的なものでは11番が付けられています。
ウェイトは『黄金の夜明け団』という西洋儀式魔術結社に所属していましたが、そこではタロットをカバラの解釈に対応させていました。カバラの基本文献では、世界を構成する諸要素をヘブライ文字に対応させていたことから、タロットの大アルカナもそれぞれヘブライ文字に対応させることにしました。
しかし大アルカナ【0・愚者】から続くカードそれぞれをヘブライ文字の順に当てはめていくと、獅子宮と対応する文字「テット」が天秤の描かれた大アルカナ【正義】に当たってしまいます。
さらに天秤宮と対応する文字「ラメド」が獅子の描かれたアルカナ【力】に当たってしまうのです。
そこで黄金の夜明け団では、タロットをヘブライ文字及びカバラの教義により調和させるため、8番と11番を入れ替えることにしました。
このような黄金の夜明け団の流れを汲む、8番と11番を入れ替えたタロットを俗に「カバラ系のタロット」と呼ぶことがあります。(wikipedia他より)
このカードの入れ替えには賛否両論、現在もさまざまな論議があるようですが、西洋占星術との対応でカードの理解がとてもしっくり来ます。また伝統を固持せず、思い切って便利なやり方を採用したことなどは、ややオカルトらしからぬようで個人的におかしみと好意を感じたりもします。
*-*-*-*-*-*-*
上記のようにこのカードは占星術では『獅子宮』に対応し、獅子宮の支配性は『太陽』です。他のカードに比べより強く太陽のサポートを得ていると考えられるでしょう。
太陽のサポートは、力強く創造的に生きようとするあらゆる生命にもたらされます。過去にこだわり、弱々しく生を否定して生きているものには太陽の助けはありません。
たとえ獣のように荒々しく粗暴な者であっても、生きる力を強く秘め創造的にこの世界と調和しているものには太陽は必ずサポートをしてくれるのです。荒々しく粗暴な力を調和させるのに必要なのは逆説的にも、柔和で辛抱強い女性的要素です。それを理解し使いこなせるようになるには、大人としての成熟も必要になってくるかも知れません。
どんなに状況が不利でも、強いプレッシャーに苛まれても、信念を以て持ちこたえ目指すものを勝ち取ろうとするならば太陽は味方についてくれるでしょう。
困難にぶち当たった時、くじけそうになった時、太陽のサポートとこのカードの『力』が信念を持った者を必ず守護してくれるに違いありません。
*-*-*-*-*-*-*
このカードは
を表していると思います。
コメントはBBSへどうぞ
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【8・力(Strength)】
◆おおまかな意味:
信念を持って目的を達する、プレッシャーを克服する、本能をコントロールする、勇気、大胆な行動、甘え・依存、我を張る など
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白い長衣を着た女性が獅子を手なずけています。女性の表情や物腰は穏やかなように見えますが、この女性は獅子を怖がっていないようですね。獅子の方でも女性になでられて喜んでいるように見えます。女性と獅子は赤い花のついた緑のベルトで繋がれています。この女性と、本来獰猛である獅子との繋がりは不自然なものではなく、むしろ気高く豊かな繋がりなのだと示しているのでしょうか。
ウェイト版タロットでは、描かれている動物は人の本能のあり様を表しているとされています。【0・愚者】のカードでは白くて小さな犬が描かれていましたが、このカードの獅子は大きくて立派なオスです。いつその獰猛さを表して襲い掛かってくるか分かりません。欲望を果たそうとする衝動が起こった時、未知のものを恐れて怯える時、思うようにいかずかんしゃくを起こした時、獣性は牙を剥きます。
そのような気まぐれで危険な獣性を鎮めているのが女性の手です。猛り狂う力をより強大な力で抑えるのではなく、柔らかい素手で鎮めるのがこの女性の持つ無限の力です。女性の頭上には無限大のマークが浮かんでいます。力を力で抑え込むところに有意義な発展はありません。内なる獣性をうまく飼いならし、持っているエネルギーを発展的に使うことで実りが得られるのです。誰にでもある欲望・恐れ・怒りが暴れないようにコントロールするためには、女性の特質である『柔らかく受けとめる』ことが有効なのでしょう。
彼女と獅子が立っている地面には豊かな緑があります。このように獣的な力を柔らかく静かにコントロールすることが出来れば実りが約束され、いつしか精神的な高みに到達出来ることでしょう。
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前回の【7・戦車】のカードでは、激しくほとばしる情動を相反する二つの力『光と闇』(白と黒のスフィンクス)のバランスをとることと、前に向かう集中力によってコントロールしようとしました。元々コントロールしにくい不安定な力なので素早く行動することが大事な、短い時間を表すカードでもありました。
今回のカードでは、本能と理性・女性性と男性性の組み合わせが見られます。ここで獣性は「抑える対象」として一応ネガティブな側面を見せていますが、その反面『強い創造エネルギー』の源でもあるのです。傷つけたり殺したりすべき対象ではありません。あくまで飼いならし、その力を活かすべきものなのです。
獣性を飼いならすには忍耐が要ります。恐れたり短気になったりしてはいけません。目標・目的を達するまで、どんなに長い時間であってもそのプレッシャーに耐え続けなければ意味がないのです。このカードはある程度の長い時間・期間を表すカードです。目的を達するまで…というのがその期間です。何がなんでもやり遂げようという強い信念があれば耐えきることが出来ます。逆に信念がなければ耐え切ることは出来ないとも言えるでしょう。このカードの力は長い時間辛抱強く発揮される性質のものです。信念と意志を軸とした、成熟した大人の力とも言えるでしょう。
*-*-*-*-*-*-*
ヒタチの場合、このカードには『信念を持って辛抱強く力を発揮し、物事を成し遂げようとする』という意味合いを持たせています。
【7・戦車】の場合もそうなのですが、実際に目的を達成できるかどうかは他のカードを参考にしています。伝統的には【7・戦車】のカードもこのカードも物事の達成の意味を持つようですが、実占の感覚では必ずしも達成に至ると保証までは出来ないというのが実感です。展開中の「結論」や「未来予想」の場所に出た時には、達成の可能性が大いにあると読んでいます。何より背景の黄色が太陽のサポートを強く感じさせるからです。
他には、辛抱すべきプレッシャーや、いつ表に出てくるか分からないリスクを内在する点に注目する時もあります。長期の展開になりそうかどうかも考慮します。勇気を出して取り組まねばならないことに着手するとか、思い切ったことを大胆にやるという解釈もあります。
逆位置や否定的な出方の時には、途中で断念する・プレッシャーに耐えられない・自信をなくす、などと解釈することが多いです。
*-*-*-*-*-*-*
有名な話ですが、このカードはウェイト版など一部のデッキでは8番が付けられ、マルセイユ版など伝統的なものでは11番が付けられています。
ウェイトは『黄金の夜明け団』という西洋儀式魔術結社に所属していましたが、そこではタロットをカバラの解釈に対応させていました。カバラの基本文献では、世界を構成する諸要素をヘブライ文字に対応させていたことから、タロットの大アルカナもそれぞれヘブライ文字に対応させることにしました。
しかし大アルカナ【0・愚者】から続くカードそれぞれをヘブライ文字の順に当てはめていくと、獅子宮と対応する文字「テット」が天秤の描かれた大アルカナ【正義】に当たってしまいます。
さらに天秤宮と対応する文字「ラメド」が獅子の描かれたアルカナ【力】に当たってしまうのです。
そこで黄金の夜明け団では、タロットをヘブライ文字及びカバラの教義により調和させるため、8番と11番を入れ替えることにしました。
このような黄金の夜明け団の流れを汲む、8番と11番を入れ替えたタロットを俗に「カバラ系のタロット」と呼ぶことがあります。(wikipedia他より)
このカードの入れ替えには賛否両論、現在もさまざまな論議があるようですが、西洋占星術との対応でカードの理解がとてもしっくり来ます。また伝統を固持せず、思い切って便利なやり方を採用したことなどは、ややオカルトらしからぬようで個人的におかしみと好意を感じたりもします。
*-*-*-*-*-*-*
上記のようにこのカードは占星術では『獅子宮』に対応し、獅子宮の支配性は『太陽』です。他のカードに比べより強く太陽のサポートを得ていると考えられるでしょう。
太陽のサポートは、力強く創造的に生きようとするあらゆる生命にもたらされます。過去にこだわり、弱々しく生を否定して生きているものには太陽の助けはありません。
たとえ獣のように荒々しく粗暴な者であっても、生きる力を強く秘め創造的にこの世界と調和しているものには太陽は必ずサポートをしてくれるのです。荒々しく粗暴な力を調和させるのに必要なのは逆説的にも、柔和で辛抱強い女性的要素です。それを理解し使いこなせるようになるには、大人としての成熟も必要になってくるかも知れません。
どんなに状況が不利でも、強いプレッシャーに苛まれても、信念を以て持ちこたえ目指すものを勝ち取ろうとするならば太陽は味方についてくれるでしょう。
困難にぶち当たった時、くじけそうになった時、太陽のサポートとこのカードの『力』が信念を持った者を必ず守護してくれるに違いありません。
*-*-*-*-*-*-*
このカードは
目的を達するため、信念を持って辛抱強く、欲望と恐怖をコントロールする柔和の力と、太陽のサポート
を表していると思います。
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