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大阪の占い師 サワツ純子 のタロットブログです。たまに理屈っぽい日常のああだこうだも入っています。
長文OK・お暇な方のみお読み下さいませ。(・∀・)サワツ純子
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今回は色の考察【灰色】の第19回、小アルカナ【剣のスート】の灰色部分(1)背景が灰色のもの について考えてみます。
灰色部分の解釈を暫定的に以下のように定義しておきます。
カードの画像データは、U.S.GAMES SYSTEMS,INC から出版されているライダー版ウエイトタロットです。
『世界シンボル事典』を参考図書として用います。参考箇所には文頭と文末に『*』をつけてあります。
分類やコメントはあくまでもわたしの主観に基づいています。ご了承の上、お読み下さい。
*-*-*-*-*-*-*
(1)背景が灰色のもの…
【剣1】【剣3】【剣8】【剣4】【剣6】
これらはすべて背景の奥が灰色のものです。灰色の分量や質感が多いもの順に並べています。
*-*-*-*-*-*-*
【剣1】
一見して灰色の面積が多いです。カード左側から湧き出た雲はとても濃い灰色です。
灰色の雲は「濁った水」としても考えられました。この雲はかなり灰色が濃いので、「とても濁った感情がそこにある」 と考えても良いでしょうか。
この灰色の真ん中では毅然とした剣が鈍く光っています。前回の記事で剣の色をチェックしましたが、この剣の青色はあまりくっきりしておらず、かすかに灰色に濁っています。
反面、雲から差し出された手は真っ白にまばゆく光り、剣に被せて描かれた王冠も綺麗な金色です。この剣そのものの光は今は鈍くても、剣を振るおうとしている手は汚れのない、勝利を目指す意志を持っていると考えられます。
剣のスートは論理的思考、知恵、情報、アイデアなどを表わします。問題のない平和な時には普通、深く考え込んだりしないものですから、この剣は、『何か不安がある状況を思考と知恵によって解決するためのもの』 と考えられます。
論理的思考や知恵、情報やアイデアなどは、現実生活(=世俗的・物質的)に於いてこそ役立ちます。
抽象的な世界で論理をつきつめても「机上の論理」となるだけです。論理のための論理は現実からかけ離れており、ほとんど日常の役に立ちません。
この剣の青い色がかすかに灰色がかっているのは、現実生活の向上(青色)のために実際に役立つことをも示しているかも知れません。
*-*-*-*-*-*-*
この剣の背景には不安なこと、見通しがはっきりしない状況があると考えられます。それは現実の世界(=世俗的・物質的)に属することであり、抽象的なことではありません。
現実生活とは、正しいことと、不正なことが渾然一体と入り混じっているものです。この剣はそんな状況の中で、正しい勝利をおさめようと(王冠を被っている)しているかのようです。しかもそれは現実的な方法でなされるでしょう(剣の青色が灰色がかっている)。
またこの現実世界ではさまざまな人たちの、それぞれの知恵(=コクマー)が色濃く働いているとも解釈できそうです。
白い手は「とても濁った感情」から出てきたと言い表すことができます。現実生活での不安や見通しの悪さに堪えかねて「なんとか解決しよう!」という意志が起こったのでしょう。
この手を生み出した感情には知恵(=コクマー)がいっぱい詰まっているようです。知恵が深いからこそ、単純にイエスかノーかで割り切れない心になってしまったのかも知れません。
*-*-*-*-*-*-*
さて、遅筆のため、たった一枚分だけしか書けませんでした。書き上げるまで持ち越すことも考えたのですが、一枚だけでもいいから更新してしまおうと思います。
そこで、ついでに『世界シンボル事典』から、剣のシンボルについて要約して書き出してみようと思います。(あくまで要約であることをご了承ください)
*西洋において、シンボルとしての剣には、以下のような象徴的意味があるそうです。
以上のようなことを踏まえてみると、【剣1】の剣には、「天上の真実としての剣」や「支配権・権力の象徴としての剣」の意味合いが含まれているとも考えられます。
剣の根元あたりに「神の手」を表わすヘブライ文字「ヨッド」が6つ描かれています。「神の手」が描かれているからには「天上の真実」がそこに表れていると見てよいでしょう。
また剣が王冠を被っていることから「支配権・権力」の意味も色濃く含まれていそうです。この世界で色々な困難や課題を剣によって解決・克服し、俗世間で支配権を持つことを決意しているかのようです。
しかし、剣を持つ手が真っ白であることからやはり、その権力志向は汚れのない、神の意志が関与したものであると解釈できるでしょう。
*-*-*-*-*-*-*
今回は一枚分がとても長くなりました。次回はもうちょっと要領よくやれたらいいなと思っています。
今後とも当ブログをよろしくお願いします。
灰色部分の解釈を暫定的に以下のように定義しておきます。
・世俗的、物質的な要素を表わす
・第2のセフィラ「コクマー(知恵)」と対応している(ウィキペディア・生命の樹の記事より)
・相反する2つのものの中間、および混成
・不安、見通しの悪さ、不明瞭さ
・灰色に黒の点々は石造りであることを表わしている。
*石は固く永続性があり「神の力の顕現」の意味もある*
・第2のセフィラ「コクマー(知恵)」と対応している(ウィキペディア・生命の樹の記事より)
・相反する2つのものの中間、および混成
・不安、見通しの悪さ、不明瞭さ
・灰色に黒の点々は石造りであることを表わしている。
*石は固く永続性があり「神の力の顕現」の意味もある*
カードの画像データは、U.S.GAMES SYSTEMS,INC から出版されているライダー版ウエイトタロットです。
『世界シンボル事典』を参考図書として用います。参考箇所には文頭と文末に『*』をつけてあります。
分類やコメントはあくまでもわたしの主観に基づいています。ご了承の上、お読み下さい。
*-*-*-*-*-*-*
(1)背景が灰色のもの…
【剣1】【剣3】【剣8】【剣4】【剣6】
これらはすべて背景の奥が灰色のものです。灰色の分量や質感が多いもの順に並べています。
*-*-*-*-*-*-*
【剣1】
一見して灰色の面積が多いです。カード左側から湧き出た雲はとても濃い灰色です。
灰色の雲は「濁った水」としても考えられました。この雲はかなり灰色が濃いので、「とても濁った感情がそこにある」 と考えても良いでしょうか。
この灰色の真ん中では毅然とした剣が鈍く光っています。前回の記事で剣の色をチェックしましたが、この剣の青色はあまりくっきりしておらず、かすかに灰色に濁っています。
反面、雲から差し出された手は真っ白にまばゆく光り、剣に被せて描かれた王冠も綺麗な金色です。この剣そのものの光は今は鈍くても、剣を振るおうとしている手は汚れのない、勝利を目指す意志を持っていると考えられます。
剣のスートは論理的思考、知恵、情報、アイデアなどを表わします。問題のない平和な時には普通、深く考え込んだりしないものですから、この剣は、『何か不安がある状況を思考と知恵によって解決するためのもの』 と考えられます。
論理的思考や知恵、情報やアイデアなどは、現実生活(=世俗的・物質的)に於いてこそ役立ちます。
抽象的な世界で論理をつきつめても「机上の論理」となるだけです。論理のための論理は現実からかけ離れており、ほとんど日常の役に立ちません。
この剣の青い色がかすかに灰色がかっているのは、現実生活の向上(青色)のために実際に役立つことをも示しているかも知れません。
*-*-*-*-*-*-*
この剣の背景には不安なこと、見通しがはっきりしない状況があると考えられます。それは現実の世界(=世俗的・物質的)に属することであり、抽象的なことではありません。
現実生活とは、正しいことと、不正なことが渾然一体と入り混じっているものです。この剣はそんな状況の中で、正しい勝利をおさめようと(王冠を被っている)しているかのようです。しかもそれは現実的な方法でなされるでしょう(剣の青色が灰色がかっている)。
またこの現実世界ではさまざまな人たちの、それぞれの知恵(=コクマー)が色濃く働いているとも解釈できそうです。
白い手は「とても濁った感情」から出てきたと言い表すことができます。現実生活での不安や見通しの悪さに堪えかねて「なんとか解決しよう!」という意志が起こったのでしょう。
この手を生み出した感情には知恵(=コクマー)がいっぱい詰まっているようです。知恵が深いからこそ、単純にイエスかノーかで割り切れない心になってしまったのかも知れません。
*-*-*-*-*-*-*
さて、遅筆のため、たった一枚分だけしか書けませんでした。書き上げるまで持ち越すことも考えたのですが、一枚だけでもいいから更新してしまおうと思います。
そこで、ついでに『世界シンボル事典』から、剣のシンボルについて要約して書き出してみようと思います。(あくまで要約であることをご了承ください)
*西洋において、シンボルとしての剣には、以下のような象徴的意味があるそうです。
- 「天上の真実」としての剣
(天使ミカエルが剣を手にした姿で描かれる・ヨハネの黙示録で天上のキリストの口から剣があらわれると記されている) - 「支配権・権力の象徴」としての剣
(多くの王の肖像が剣を手にして描かれる。ハンガリー王の聖イシュトヴァーン1世、フランク王国のカール大帝など)
ちなみにローマ教会の「両剣論」という考え方では、霊界と俗界の支配権が「教剣」と「政剣」の2本の剣に喩えられた。教皇は「政剣」を世俗の君主に与える権限を持つ。 - 「殉教」としての剣
(聖パウロ、大ヤコブ、トマス・ベケット、アレクサンドリアの聖カタリナ、シチリアの聖ルチアらのアトリビュート(持物)となっている)
(ルカによる福音書では、来るべき大いなる苦悩の予兆として、聖母マリアの胸(→心臓)が「剣で刺し貫かれる」とある。バロック期には時として7本の剣を胸に刺した聖母像が描かれたが、これは「聖母の7つの悲しみ」をあらわすものである)*
以上のようなことを踏まえてみると、【剣1】の剣には、「天上の真実としての剣」や「支配権・権力の象徴としての剣」の意味合いが含まれているとも考えられます。
剣の根元あたりに「神の手」を表わすヘブライ文字「ヨッド」が6つ描かれています。「神の手」が描かれているからには「天上の真実」がそこに表れていると見てよいでしょう。
また剣が王冠を被っていることから「支配権・権力」の意味も色濃く含まれていそうです。この世界で色々な困難や課題を剣によって解決・克服し、俗世間で支配権を持つことを決意しているかのようです。
しかし、剣を持つ手が真っ白であることからやはり、その権力志向は汚れのない、神の意志が関与したものであると解釈できるでしょう。
*-*-*-*-*-*-*
今回は一枚分がとても長くなりました。次回はもうちょっと要領よくやれたらいいなと思っています。
今後とも当ブログをよろしくお願いします。
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