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大阪の占い師 サワツ純子 のタロットブログです。たまに理屈っぽい日常のああだこうだも入っています。
長文OK・お暇な方のみお読み下さいませ。(・∀・)サワツ純子
※各ブログ記事へのインデックスを作ってみました。良ければご利用ください※
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興味のある方はどうぞお越しくださいませ。
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今回は、聖杯のコートカードです。
*-*-*-*-*-*-*
*-*-*-*-*-*-*
■聖杯キング
この王は身体全体を心持ちカードの右方向に向けています。基本的に未来志向な人物のようです。
右手には大きな杯を持っています。意志を持って受け取りまた差し出す、親切で優しい人柄が伺えます。右足を一歩踏み出しているのは、何かあれば立ち上がって向かおうとする気持ちの表れのようです。左手に持っている笏の先にも小さな杯がついています。誰かから働きかけがあればそれを受け取り・誰かから要望があれば援助の手を差し出すのがこの王の生き方だと言えるでしょう。
彼は青い衣装を見に纏い、表地が黄色、裏地(縁取り)が赤のマントを羽織っています。彼は明晰な知恵(黄色)と論理(青い衣)を持っていますが、内側に熱い情熱のエネルギー(赤い裏地)を秘めているのです。
彼は大洋の只中に浮かぶ椅子に腰掛けています。海は大きく波打っています。背後には大きな魚が飛びはね、立派な帆船も漂っています。
この海は豊かな生命を育み、陸から陸へとモノや人や文化を伝える媒体となっています。海は物語やロマンを秘め、地球の太古の記憶をも秘匿しています。彼は魚の首飾りをしていますが、魚は海の賜物です。彼は海の世界の王、ロマンと生命と文化を育み伝える愛と霊媒の王です。
タロットに描かれる水の状態は、その人物の感情を表わしていると言われます。この王の背後の海は大きく波打っていますが、乱れて飛び散ってはいません。懐深く広い心をいつも滔々とたゆたせているのが伺えます。
彼はいつも人のことを気にかけています。そして何か自分に用事はないか、楽しいことがないかと思っています。興味ある人を見つけると近寄っていって話しかけたり親切にしたりします。あるいは自分に助力を求めてきた人、好意を持ってくれた人には誰にでも好意を持つ傾向があります。
逆位置の時は、彼のそのような性質が、却って節操のないだらしない人間関係を築いてしまうことがあります。親切すぎてうるさかったり、なれなれしすぎる態度をとったりします。また容易にあきらめない“しつこさ”を表わすこともあります。生命を育む“愛”や“快楽”に異常に敏感になり執着心を持ち、好色さや偏執的な傾向を見せる時もあります。
聖杯の王は温かい水です。柔らかく、生き物が生まれ育ちやすい状態です。物質を多く溶かし、腐食しやすくもあります。熱すぎると生命は安住できなくなります。
■聖杯クイーン
この女王はカードの左側を向いて座っています。水辺のほとりで足元はカラフルな砂地です。白っぽい、水面の波のような模様のドレスとマントを着ています。彼女は過去をみつめ、暇さえあれば感情をさざなみのように波立たせているのでしょう。網目のように見える衣服の波模様は、彼女の複雑にからみあった心の綾を表わしているようです。
よく見ると、彼女のドレスは水と一体化していますが、右足は砂地に置いています。彼女は心こそ水のように揺らしてはいるものの、案外しっかりと地に足ついた感覚を、ドライに保っている側面がありそうです。左足はドレスの中に隠れていて、水に触れているのか地面についているのか分かりません。彼女は本心を謎のままさらけ出さない人なのかも知れません。
彼女は両手で、美しく凝った装飾が施された大きな聖杯を持っています。聖杯の蓋のような部分の天辺には十字架がついていて、杯の中に何かを入れるにはこの蓋を開けなければならないようです。両腕が突き出たように見える飾りの先にも天使と思われる飾りがついています。この二つの天使は蓋越しに聖杯の中身を覗いているようにも、祝福を与えているようにも見えます。
彼女の玉座には人魚の子供のレリーフが刻まれています。下半身は海に生きる魚の姿…根源的かつ霊的でもある海の世界に根ざしながらも、上半身は陸の生き物人間の姿…物質的で限定された世界を目にする人魚は、美しく自由ではあるものの儚い存在です。彼女の玉座を支えているのはその矛盾に由来する儚さとロマンと言って良いでしょう。
彼女はいつも心の中を覗き込み、そのドラマや美しさを堪能しています。喜びだけでなく悲しみも苦しみも美しい夢として味わいます。どのような出来事も神の祝福と共にあれば『愛と美の経験』となることを、彼女は本能的に知っています。過去のあらゆる出来事を意味のある美しい物語として彩り、それを眺めて過ごします。彼女は捉え難い未知の未来よりも、つい最近起こった出来事に素晴らしい意味を付与したり、過去の人生に起こった素敵な出来事を思い返したりする方がずっと好きです。
逆位置の時、彼女の愛と美への耽溺は無節操になります。愛と美の名の下に、限度を超えた悲しみ苦しみや悪徳までもが賛美の対象となります。幻想への惑溺は彼女をだらしなく多情に怠惰にします。見込みのない相手に際限なく尽くしたり、そんな自分に酔ったりします。
聖杯の女王は霊的な水です。神と聖霊によって清められた聖水は祝福のために使われることもあれば、愛と快楽の魔術に使われることもあります。
■聖杯のナイト
この騎士は優雅に歩く白っぽい馬にまたがって、軽く微笑みながら聖杯を差し出しています。馬はカード右方向に向かって歩いており、この騎士がはっきりと未来だけを見据えていることを表わしています。
彼の兜の天辺には一組の翼がついています。空を駆ける翼は象徴的に詩情を表わしているとも言われます。彼は若々しいロマンチストに違いありません。また彼の装いは全体的に白っぽいものです。きっと何も知らぬ無垢な心でここまでやってきたのでしょう。
彼の行く手には川があり、その先には険しい岩山が控えています。これから彼は今までの人生から別の人生へと踏み込むことになっており、その新しい人生の舞台は決して甘く容易なものではないのでしょう。彼は試練を受けることになるはずです。
彼の心は純粋でロマンに満ちています。ロマンは人を魅力的にします。彼は物腰も柔らかく優しくて、自然に人を魅了します。瞳はきらきら輝いており、微笑みはチャーミングです。誰にでも優しく笑いかけ、自然な好意を差し出します。その振る舞いは八方美人でプレイボーイにも見えるでしょう。
彼が優しくてかっこよい若者でいられるのは厳しい状況に苦しめられていないからだとも言えます。厳しい状況に直面した時、彼はどうするでしょう。ある人は立ち向かい、ある人はそれを避けるかも知れません。
逆位置の時、彼は修羅場を嫌って逃げたり避けたりします。義務や責任、けじめといった堅苦しいことも嫌います。彼は軽やかに空を駆ける王子でいたいのです。物事の良い面だけを受け取りたがり、厳しい面からはうまく逃げようと試みます。実力がなく、無責任で軟弱な姿を露呈します。
聖杯の騎士は実占において恋の相手の男性を意味します。また、何か良い提案(=企画)を差し出される(告白を受ける・プロポーズされる・条件の良い話を持ちかけられる)機会があることを示唆します。
聖杯の騎士は感情を形成する働きとして表れます。
■聖杯のペイジ
この小姓はとてもオシャレな衣装を着ています。大きな飾りのついたゆったりとした帽子、上腕にたっぷりドレープをとって袖口をキュッと絞ったピンク色のアンダーウェア。このチュニックのような衣装に描かれているのは何の花なのでしょう。この衣装を見るだけでも創意工夫、楽しさ、芸術と美、などの言葉が浮かんできます。
この小姓が右手に持っている聖杯からは魚が顔を出しています。魚は海に棲む生き物…この聖杯の水は異次元で海と繋がっているのでしょうか?彼/彼女が手にした小さな心の一部は広大な海の深淵と繋がって、日々素晴らしいものを産みだしていることを表わしているのかも知れません。きっと彼/彼女は退屈を知らないことでしょう。その手の中にある聖杯を覗き込めばいつでも面白いものが見られるのですから。
彼/彼女の左手は腰に当てられ、右足はちょん、とナナメに開かれています。茶目っ気もたっぷりで無邪気な子供なのでしょう。でも自分が大人たちから可愛がられ注目されていることも充分自覚しているのかも知れません。
彼/彼女はいつも何か面白いこと、楽しいことを探しています。興味を引くものを見つけたらそれをとことん楽しもうとします。色んな楽しみ方を考え、バリエーションを生み出します。探究心と工夫も枠にはまらず創造的です。そこには本当の面白さ、本当の楽しみがあり、本当の創造があります。
しかし聖杯の小姓はまだ子供です。芸術と創造を生み出すことは出来ても、それを大成させ世に広める辛抱強さ、継続力は持っていません。
逆位置の時、彼/彼女は自分だけの楽しみに時間も忘れてのめりこみ、他のことには見向きもしません。他のことをしている時も上の空でそのことばかり考えています。遊びと勉強のけじめがつかない子供そのままです。あるいは単にぼーっとして注意散漫な状態になります。うっかりミスをしたり忘れ物をしたり勘違いをしたりします。
聖杯の小姓は、遊びの楽しみ・小さな恋心・ちょっとした満足につながる出来事やメッセージも意味します。
聖杯の小姓は純粋な水です。そこからあらゆるものが生まれ得ます。
*-*-*-*-*-*-*
聖杯のコートカードが印象的に出現するときには『誰かの気持ち・感情』が作用していると考えられます。それはその場の雰囲気と空気に影響を与えます。
誰かの感情が、別の誰かの感情に影響を与え、雰囲気を良くしたり悪くしたりします。
聖杯は感情と恋のカードです。誰がどんな気持ちでいるのか、誰が誰に関心を持っているのか。受動的に振舞っているのか、能動的に振舞っているのかを読み解くと恋の行方がはっきりしてくるでしょう。
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■聖杯キング
この王は身体全体を心持ちカードの右方向に向けています。基本的に未来志向な人物のようです。
右手には大きな杯を持っています。意志を持って受け取りまた差し出す、親切で優しい人柄が伺えます。右足を一歩踏み出しているのは、何かあれば立ち上がって向かおうとする気持ちの表れのようです。左手に持っている笏の先にも小さな杯がついています。誰かから働きかけがあればそれを受け取り・誰かから要望があれば援助の手を差し出すのがこの王の生き方だと言えるでしょう。
彼は青い衣装を見に纏い、表地が黄色、裏地(縁取り)が赤のマントを羽織っています。彼は明晰な知恵(黄色)と論理(青い衣)を持っていますが、内側に熱い情熱のエネルギー(赤い裏地)を秘めているのです。
彼は大洋の只中に浮かぶ椅子に腰掛けています。海は大きく波打っています。背後には大きな魚が飛びはね、立派な帆船も漂っています。
この海は豊かな生命を育み、陸から陸へとモノや人や文化を伝える媒体となっています。海は物語やロマンを秘め、地球の太古の記憶をも秘匿しています。彼は魚の首飾りをしていますが、魚は海の賜物です。彼は海の世界の王、ロマンと生命と文化を育み伝える愛と霊媒の王です。
タロットに描かれる水の状態は、その人物の感情を表わしていると言われます。この王の背後の海は大きく波打っていますが、乱れて飛び散ってはいません。懐深く広い心をいつも滔々とたゆたせているのが伺えます。
彼はいつも人のことを気にかけています。そして何か自分に用事はないか、楽しいことがないかと思っています。興味ある人を見つけると近寄っていって話しかけたり親切にしたりします。あるいは自分に助力を求めてきた人、好意を持ってくれた人には誰にでも好意を持つ傾向があります。
逆位置の時は、彼のそのような性質が、却って節操のないだらしない人間関係を築いてしまうことがあります。親切すぎてうるさかったり、なれなれしすぎる態度をとったりします。また容易にあきらめない“しつこさ”を表わすこともあります。生命を育む“愛”や“快楽”に異常に敏感になり執着心を持ち、好色さや偏執的な傾向を見せる時もあります。
聖杯の王は温かい水です。柔らかく、生き物が生まれ育ちやすい状態です。物質を多く溶かし、腐食しやすくもあります。熱すぎると生命は安住できなくなります。
■聖杯クイーン
この女王はカードの左側を向いて座っています。水辺のほとりで足元はカラフルな砂地です。白っぽい、水面の波のような模様のドレスとマントを着ています。彼女は過去をみつめ、暇さえあれば感情をさざなみのように波立たせているのでしょう。網目のように見える衣服の波模様は、彼女の複雑にからみあった心の綾を表わしているようです。
よく見ると、彼女のドレスは水と一体化していますが、右足は砂地に置いています。彼女は心こそ水のように揺らしてはいるものの、案外しっかりと地に足ついた感覚を、ドライに保っている側面がありそうです。左足はドレスの中に隠れていて、水に触れているのか地面についているのか分かりません。彼女は本心を謎のままさらけ出さない人なのかも知れません。
彼女は両手で、美しく凝った装飾が施された大きな聖杯を持っています。聖杯の蓋のような部分の天辺には十字架がついていて、杯の中に何かを入れるにはこの蓋を開けなければならないようです。両腕が突き出たように見える飾りの先にも天使と思われる飾りがついています。この二つの天使は蓋越しに聖杯の中身を覗いているようにも、祝福を与えているようにも見えます。
彼女の玉座には人魚の子供のレリーフが刻まれています。下半身は海に生きる魚の姿…根源的かつ霊的でもある海の世界に根ざしながらも、上半身は陸の生き物人間の姿…物質的で限定された世界を目にする人魚は、美しく自由ではあるものの儚い存在です。彼女の玉座を支えているのはその矛盾に由来する儚さとロマンと言って良いでしょう。
彼女はいつも心の中を覗き込み、そのドラマや美しさを堪能しています。喜びだけでなく悲しみも苦しみも美しい夢として味わいます。どのような出来事も神の祝福と共にあれば『愛と美の経験』となることを、彼女は本能的に知っています。過去のあらゆる出来事を意味のある美しい物語として彩り、それを眺めて過ごします。彼女は捉え難い未知の未来よりも、つい最近起こった出来事に素晴らしい意味を付与したり、過去の人生に起こった素敵な出来事を思い返したりする方がずっと好きです。
逆位置の時、彼女の愛と美への耽溺は無節操になります。愛と美の名の下に、限度を超えた悲しみ苦しみや悪徳までもが賛美の対象となります。幻想への惑溺は彼女をだらしなく多情に怠惰にします。見込みのない相手に際限なく尽くしたり、そんな自分に酔ったりします。
聖杯の女王は霊的な水です。神と聖霊によって清められた聖水は祝福のために使われることもあれば、愛と快楽の魔術に使われることもあります。
■聖杯のナイト
この騎士は優雅に歩く白っぽい馬にまたがって、軽く微笑みながら聖杯を差し出しています。馬はカード右方向に向かって歩いており、この騎士がはっきりと未来だけを見据えていることを表わしています。
彼の兜の天辺には一組の翼がついています。空を駆ける翼は象徴的に詩情を表わしているとも言われます。彼は若々しいロマンチストに違いありません。また彼の装いは全体的に白っぽいものです。きっと何も知らぬ無垢な心でここまでやってきたのでしょう。
彼の行く手には川があり、その先には険しい岩山が控えています。これから彼は今までの人生から別の人生へと踏み込むことになっており、その新しい人生の舞台は決して甘く容易なものではないのでしょう。彼は試練を受けることになるはずです。
彼の心は純粋でロマンに満ちています。ロマンは人を魅力的にします。彼は物腰も柔らかく優しくて、自然に人を魅了します。瞳はきらきら輝いており、微笑みはチャーミングです。誰にでも優しく笑いかけ、自然な好意を差し出します。その振る舞いは八方美人でプレイボーイにも見えるでしょう。
彼が優しくてかっこよい若者でいられるのは厳しい状況に苦しめられていないからだとも言えます。厳しい状況に直面した時、彼はどうするでしょう。ある人は立ち向かい、ある人はそれを避けるかも知れません。
逆位置の時、彼は修羅場を嫌って逃げたり避けたりします。義務や責任、けじめといった堅苦しいことも嫌います。彼は軽やかに空を駆ける王子でいたいのです。物事の良い面だけを受け取りたがり、厳しい面からはうまく逃げようと試みます。実力がなく、無責任で軟弱な姿を露呈します。
聖杯の騎士は実占において恋の相手の男性を意味します。また、何か良い提案(=企画)を差し出される(告白を受ける・プロポーズされる・条件の良い話を持ちかけられる)機会があることを示唆します。
聖杯の騎士は感情を形成する働きとして表れます。
■聖杯のペイジ
この小姓はとてもオシャレな衣装を着ています。大きな飾りのついたゆったりとした帽子、上腕にたっぷりドレープをとって袖口をキュッと絞ったピンク色のアンダーウェア。このチュニックのような衣装に描かれているのは何の花なのでしょう。この衣装を見るだけでも創意工夫、楽しさ、芸術と美、などの言葉が浮かんできます。
この小姓が右手に持っている聖杯からは魚が顔を出しています。魚は海に棲む生き物…この聖杯の水は異次元で海と繋がっているのでしょうか?彼/彼女が手にした小さな心の一部は広大な海の深淵と繋がって、日々素晴らしいものを産みだしていることを表わしているのかも知れません。きっと彼/彼女は退屈を知らないことでしょう。その手の中にある聖杯を覗き込めばいつでも面白いものが見られるのですから。
彼/彼女の左手は腰に当てられ、右足はちょん、とナナメに開かれています。茶目っ気もたっぷりで無邪気な子供なのでしょう。でも自分が大人たちから可愛がられ注目されていることも充分自覚しているのかも知れません。
彼/彼女はいつも何か面白いこと、楽しいことを探しています。興味を引くものを見つけたらそれをとことん楽しもうとします。色んな楽しみ方を考え、バリエーションを生み出します。探究心と工夫も枠にはまらず創造的です。そこには本当の面白さ、本当の楽しみがあり、本当の創造があります。
しかし聖杯の小姓はまだ子供です。芸術と創造を生み出すことは出来ても、それを大成させ世に広める辛抱強さ、継続力は持っていません。
逆位置の時、彼/彼女は自分だけの楽しみに時間も忘れてのめりこみ、他のことには見向きもしません。他のことをしている時も上の空でそのことばかり考えています。遊びと勉強のけじめがつかない子供そのままです。あるいは単にぼーっとして注意散漫な状態になります。うっかりミスをしたり忘れ物をしたり勘違いをしたりします。
聖杯の小姓は、遊びの楽しみ・小さな恋心・ちょっとした満足につながる出来事やメッセージも意味します。
聖杯の小姓は純粋な水です。そこからあらゆるものが生まれ得ます。
*-*-*-*-*-*-*
聖杯のコートカードが印象的に出現するときには『誰かの気持ち・感情』が作用していると考えられます。それはその場の雰囲気と空気に影響を与えます。
誰かの感情が、別の誰かの感情に影響を与え、雰囲気を良くしたり悪くしたりします。
聖杯は感情と恋のカードです。誰がどんな気持ちでいるのか、誰が誰に関心を持っているのか。受動的に振舞っているのか、能動的に振舞っているのかを読み解くと恋の行方がはっきりしてくるでしょう。
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