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大阪の占い師 サワツ純子 のタロットブログです。たまに理屈っぽい日常のああだこうだも入っています。
長文OK・お暇な方のみお読み下さいませ。(・∀・)サワツ純子
※各ブログ記事へのインデックスを作ってみました。良ければご利用ください※
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興味のある方はどうぞお越しくださいませ。
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今回は、剣のコートカードです。
*-*-*-*-*-*-*
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■剣キング
この王は堂々と真正面を向いて座っています。過去でも未来でもなく、今そのものを曇りなく直視していると解釈できそうです。右手には大きな素晴らしい剣を持って、左手は軽く握るようにしています。左手が緩んでいるのは、この王が今、平常心であり、剣は持っていても決して戦いの場のような緊張状態ではないことを示しているのでしょう。
彼の右手の剣は心持ち斜めに傾いています。これは彼の持っている剣が飾り物ではなく、必要な時にはいつでも適切に使えるようにスタンバイされていることを表わしているようです。彼の剣…論理的思考能力、理知・知性、知識・情報などは『実際に使うためのもの』であり、振りかざして他人に見せびらかしたり脅威を与えたりするためのものではないのです。剣のキングは専門的知識・技能を持った「先生」と呼ばれるような職業…医師・弁護士・会計士その他…に就いている男性を表わすことがあります。
背景と同じ爽やかな空色の衣は澄み通ったクリアな理性と理知をイメージさせます。背後の高い背もたれには蝶の飾りがあります。彼の戴いている冠には翼を持った天使の顔の飾りがあり、空には鳥が2羽連なって飛んでいます。これらに共通するのは『はね(羽)』です。羽は空を飛ぶもの、大地から離れて可能性を飛翔させるものです。『思考能力』が人にもたらすのは可能性を拡大させること、可能性を現実にすることなのです。
蝶は、もそもそと這い回るいもむしの形から、大きな美しい羽を持ち空中を飛び回る華麗な姿に変身します。この劇的な変身・変容も『可能性の飛翔』という意味に繋がると思います。
背景にはもくもくと雲が湧き立っています。雲は大気中にかたまって浮かぶ水滴です。つまり彼の理性・思考には情感がたっぷりあると言えるでしょう。血も涙もない冷徹無比なやり方はしないと言えそうです。
彼はいつも『考慮すべき問題を公正に処理しよう』としています。仕事人間で、職能を発揮して問題を片付けることに多大なる関心を抱いています。
逆位置になると、その職能や知識・技能にうぬぼれや過信が生じ、適切で公正な判断が出来なくなります。偏見やこだわりが強くなる・知識や技能を不正に使用するなどが考えられます。
剣の王は、安定的な大気・空気の流れ、風です。
風は鳥の飛翔を助け、天候をつくり、海に浮かぶ帆船を走らせ、気球を運びます。
■剣クイーン
この女王はカードの右側を向いて座っています。はっきりと未来を見ているのです。右手に持っている剣は大アルカナ【11・正義】のように真っ直ぐ垂直に突き立てられています。左手にはロザリオをつけており、この女王が敬虔なカトリック信者であることが分かります。
玉座にはやはり蝶と、翼のついた子供の顔の飾りがあります。子供の顔飾りが王のものより大きいのはやはり彼女が母なる女性だからでしょう。彼女の冠にも黄色い蝶がたくさんついています。太陽の恵みや知性を表わす黄色で冠が描かれているのは、彼女の持つ知恵や思考が『生を健やかに育む』ことを目的としているからでしょうか。
女王のマントは、空にたくさん浮かぶ雲の柄です。そして背景の空にも王の時よりずっとたくさんの雲が湧き立っています。彼女の理性には女性らしい情感と愛が滴り落ちるくらいたっぷりと含まれているのでしょう。背景の雲は積乱雲のように見えます。空気が冷えると激しい雨を生み出すのでしょうか。
彼女はきちょうめんで良心的な女性です。みんなが困ったり混乱したりしないでお互い楽しく暮らすには『決まりをまもる』ことが大事だと考えています。不平等があれば正そうとし、理不尽なことには抗議し、遊び好きで放埓な者には厳しい批判を加えます。
彼女の垂直に突き立てた剣は、使うためのものというより『正しさのしるし』として機能しています。この剣をかざすことで、人々に正しさと公正さを行き渡らせることが、何より大切な子供たちを守ることに繋がると考えているのでしょう。
逆位置の時は、厳しすぎる、神経質すぎる女性として表れます。小さなことにも敏感に反応し、不安定な気持ちになって気分を害します。自分の考える『正しさ・公正さ』が侵されていると感じると、どこまでも理詰めで追求し是正を求めます。
剣の女王は水をたくさん含んだ空気です。雨を降らせ、あらゆる生命を生きながらえさせ、渇きを癒します。ただし、蒸し暑く人の感覚に不快をもたらしもします。
■剣のナイト
この騎士は白い馬を激しく駆ってカード左方向に急ぎ向かっています。誰かの命令に従ってどこかに向かっている途中なのでしょうか。荒地の彼方に2本見える樹木は幹をしならせ、切れ切れに流れる雲も吹いている風の強さを物語っています。騎士はこの強風に逆らって走っているのです。兜の赤い飾りも馬のたてがみもすごい勢いで靡いています。馬の表情は悲愴感を漂わせています。とても正気の目とは思われません。開いた口から歯が覗き、喘ぎながら走っていることが分かります。騎士の顔は勇ましく、剣を振り上げています。鎧の鉄靴のつま先は通常のものよりずっと鋭くとがっており、彼が戦う気概満々であることが分かります。
彼は鋭い論理を武器に戦いを挑む人です。彼の剣は敵を倒し、屈服させるための武器です。彼の論理は目的を達するためならば縦横無尽にすばやく動き回ります。押したり退いたりも自由自在、交渉の場で正しい筋道は二の次です。ああ言われればこう言い、話のすり替えも巧妙に行います。それで相手を納得させ、目的を達することが出来れば良いのです。
剣のナイトは目的のために誰かを説得する人だと解釈することも出来ます。やり手のビジネスマンなどは典型的なパターンと言えるでしょう。弁が立ち、どんな状況でも上手く立ち回ることが出来ます。論理を振るう相手は他人とは限りません。仕事そのものや自分自身が相手の場合は、ハードワークにバリバリ取り組んでいる人と解釈できるでしょう。
また、IT関連など最先端の通信事業に関することを表わす場合があります。
逆位置では、言をひるがえす、極端に攻撃的になる、もっともらしくいい加減なことを言う、などが考えられます。彼は理屈をこねますが、その言葉は彼の信念そのものではありません。彼の言葉の奥には彼の目的があります。
剣の騎士は暴風です。何もかもなぎ倒していく勢いがあります。強い風は大地から水気を奪い乾燥させます。目的のためならば血も涙もない態度をとることもあり得ます。
■剣のペイジ
この小姓は丘の上で風に吹かれながら立っています。身体はカード右を向いていますが顔は左を向いています。剣は不器用に両手で持っています。何かに気をとられているかのような、心もとない仕草ですが顔つきはキッと上目遣いで強気な印象です。彼はいつも何か心に葛藤を抱えているのかも知れません。
シンプルな形のピンク色の服は、熱い情熱の赤と清い心の白色が混ざり合った状態を表わしているようです。背景には剣のクイーンに見られたようなボリュームのある雲が上空にまで散らばっています。彼もまた情感に満ちた心を持っているのでしょう。
彼はまだ剣を自由自在に扱うことが出来ないようです。立派な剣なのですがこれを使いこなすには彼自身の成長や地道な練習、色んなケースの実践も必要でしょう。
剣のペイジは才気煥発だけれどまだ未熟な人物と解釈できそうです。何をやっても器用にこなし色々な能力を発揮しますが、どれも実戦に通用する『ホンモノ』にはなっていません。
彼はいつも自分を『デキる人物』に見せたがっています。自分の能力を見せられる機会があればすばやく飛んでいき、器用にやって見せます。能力が多岐に渡るマルチプレイヤーで、かっこいい人物でしょう。反骨精神と元気がありなかなか見どころがありますが、大成するかどうかは今後にかかっています。
逆位置では、器用貧乏でこれといって強みのない状態が考えられます。あるいは未熟な能力を得意げに見せびらかす人物や、確固とした信念を持たずスタイルだけを追い求める人物などとしても表れるでしょう。
剣の小姓は、たくさんの・バラエティに富んだアイデアや情報、知らせを含んだ出来事やメッセージも意味します。
剣の小姓はすばやく吹きすさぶ風です。色々なものを吹き散らかします。風が止んだあとは散らかっているので後片付けが必要です。
*-*-*-*-*-*-*
剣のカードに共通して描かれているものに、雲と鳥があります。
雲については各カードで言及しました。雲の状態を見ることで空気に含まれている水の量や、吹いている風の速さや強さが分かります。水は情感と解釈できますし、風の強さにはこの人物がどんな風にその論理や考えを使うのかが表れていると見ることが出来そうです。
鳥についてはその数に特徴があります。鳥はその人物が持っている考えの数や状態を表わすと考えられます。
●剣のキングでは鳥は二羽、連なって飛んでいます。王は『主たる確実な考え』が1つと、『それに代えることができる有用なもう1案』を持っていて、どちらを取ることも出来る状態だと解釈できそうです。現実に即したプロフェッショナルさが伺えます。
●剣のクイーンでは鳥は一羽きりです。彼女はただひとつ、神に従う考えしか持っていません。正しい道はひとつで、良いか悪いかの基準だけがあります。現実的にどうかということは考えません。
●剣のナイトでは六羽の鳥があちらこちらを向いて飛んでいます。『6』は美しい調和を示す数ですから騎士が持っている複数の考えは『目的に沿うよう』絞られた案ばかりなのでしょう。たとえ彼の話の筋道がばらばらなように思えても、全体としては『目的を達する』ように調和しているのだと解釈できそうです。
2010/04/10_訂正追加鳥は六羽ではなく五羽の間違いでした。線の一部を鳥と見誤っていました。剣のナイトの鳥が5羽ならば、彼の話の筋道がバラバラなのもうなづけます。自分の目的を達するためにはどのようなことでも言う、全体的な文脈がおかしくても最終的に目的さえ達すれば良い、という態度になりがちだと解釈できそうです。
●剣のペイジでは11羽の小さな鳥がほぼ似たような方向に向かって飛んでいます。『11』は『10』という最も大きな数を超えていますから、『とてもたくさん』という意味なのだと考えて良さそうです。大アルカナ【11・正義】の“ものごとをある基準で裁く・はかる”“正しさ・公正さを目指す”という意味を加えても良いでしょう。彼は子供らしい美しい理想や理念に見合う考えを持ち、大人のようにスレていないと思われます。また、あれもこれもと、とてもたくさんのアイデアを思いつく柔軟な頭脳を持っていると解釈できるでしょう。わたし個人的にはこのカードを『多様さ』を表わす典型的な札だと捉えています。
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■剣キング
この王は堂々と真正面を向いて座っています。過去でも未来でもなく、今そのものを曇りなく直視していると解釈できそうです。右手には大きな素晴らしい剣を持って、左手は軽く握るようにしています。左手が緩んでいるのは、この王が今、平常心であり、剣は持っていても決して戦いの場のような緊張状態ではないことを示しているのでしょう。
彼の右手の剣は心持ち斜めに傾いています。これは彼の持っている剣が飾り物ではなく、必要な時にはいつでも適切に使えるようにスタンバイされていることを表わしているようです。彼の剣…論理的思考能力、理知・知性、知識・情報などは『実際に使うためのもの』であり、振りかざして他人に見せびらかしたり脅威を与えたりするためのものではないのです。剣のキングは専門的知識・技能を持った「先生」と呼ばれるような職業…医師・弁護士・会計士その他…に就いている男性を表わすことがあります。
背景と同じ爽やかな空色の衣は澄み通ったクリアな理性と理知をイメージさせます。背後の高い背もたれには蝶の飾りがあります。彼の戴いている冠には翼を持った天使の顔の飾りがあり、空には鳥が2羽連なって飛んでいます。これらに共通するのは『はね(羽)』です。羽は空を飛ぶもの、大地から離れて可能性を飛翔させるものです。『思考能力』が人にもたらすのは可能性を拡大させること、可能性を現実にすることなのです。
蝶は、もそもそと這い回るいもむしの形から、大きな美しい羽を持ち空中を飛び回る華麗な姿に変身します。この劇的な変身・変容も『可能性の飛翔』という意味に繋がると思います。
背景にはもくもくと雲が湧き立っています。雲は大気中にかたまって浮かぶ水滴です。つまり彼の理性・思考には情感がたっぷりあると言えるでしょう。血も涙もない冷徹無比なやり方はしないと言えそうです。
彼はいつも『考慮すべき問題を公正に処理しよう』としています。仕事人間で、職能を発揮して問題を片付けることに多大なる関心を抱いています。
逆位置になると、その職能や知識・技能にうぬぼれや過信が生じ、適切で公正な判断が出来なくなります。偏見やこだわりが強くなる・知識や技能を不正に使用するなどが考えられます。
剣の王は、安定的な大気・空気の流れ、風です。
風は鳥の飛翔を助け、天候をつくり、海に浮かぶ帆船を走らせ、気球を運びます。
■剣クイーン
この女王はカードの右側を向いて座っています。はっきりと未来を見ているのです。右手に持っている剣は大アルカナ【11・正義】のように真っ直ぐ垂直に突き立てられています。左手にはロザリオをつけており、この女王が敬虔なカトリック信者であることが分かります。
玉座にはやはり蝶と、翼のついた子供の顔の飾りがあります。子供の顔飾りが王のものより大きいのはやはり彼女が母なる女性だからでしょう。彼女の冠にも黄色い蝶がたくさんついています。太陽の恵みや知性を表わす黄色で冠が描かれているのは、彼女の持つ知恵や思考が『生を健やかに育む』ことを目的としているからでしょうか。
女王のマントは、空にたくさん浮かぶ雲の柄です。そして背景の空にも王の時よりずっとたくさんの雲が湧き立っています。彼女の理性には女性らしい情感と愛が滴り落ちるくらいたっぷりと含まれているのでしょう。背景の雲は積乱雲のように見えます。空気が冷えると激しい雨を生み出すのでしょうか。
彼女はきちょうめんで良心的な女性です。みんなが困ったり混乱したりしないでお互い楽しく暮らすには『決まりをまもる』ことが大事だと考えています。不平等があれば正そうとし、理不尽なことには抗議し、遊び好きで放埓な者には厳しい批判を加えます。
彼女の垂直に突き立てた剣は、使うためのものというより『正しさのしるし』として機能しています。この剣をかざすことで、人々に正しさと公正さを行き渡らせることが、何より大切な子供たちを守ることに繋がると考えているのでしょう。
逆位置の時は、厳しすぎる、神経質すぎる女性として表れます。小さなことにも敏感に反応し、不安定な気持ちになって気分を害します。自分の考える『正しさ・公正さ』が侵されていると感じると、どこまでも理詰めで追求し是正を求めます。
剣の女王は水をたくさん含んだ空気です。雨を降らせ、あらゆる生命を生きながらえさせ、渇きを癒します。ただし、蒸し暑く人の感覚に不快をもたらしもします。
■剣のナイト
この騎士は白い馬を激しく駆ってカード左方向に急ぎ向かっています。誰かの命令に従ってどこかに向かっている途中なのでしょうか。荒地の彼方に2本見える樹木は幹をしならせ、切れ切れに流れる雲も吹いている風の強さを物語っています。騎士はこの強風に逆らって走っているのです。兜の赤い飾りも馬のたてがみもすごい勢いで靡いています。馬の表情は悲愴感を漂わせています。とても正気の目とは思われません。開いた口から歯が覗き、喘ぎながら走っていることが分かります。騎士の顔は勇ましく、剣を振り上げています。鎧の鉄靴のつま先は通常のものよりずっと鋭くとがっており、彼が戦う気概満々であることが分かります。
彼は鋭い論理を武器に戦いを挑む人です。彼の剣は敵を倒し、屈服させるための武器です。彼の論理は目的を達するためならば縦横無尽にすばやく動き回ります。押したり退いたりも自由自在、交渉の場で正しい筋道は二の次です。ああ言われればこう言い、話のすり替えも巧妙に行います。それで相手を納得させ、目的を達することが出来れば良いのです。
剣のナイトは目的のために誰かを説得する人だと解釈することも出来ます。やり手のビジネスマンなどは典型的なパターンと言えるでしょう。弁が立ち、どんな状況でも上手く立ち回ることが出来ます。論理を振るう相手は他人とは限りません。仕事そのものや自分自身が相手の場合は、ハードワークにバリバリ取り組んでいる人と解釈できるでしょう。
また、IT関連など最先端の通信事業に関することを表わす場合があります。
逆位置では、言をひるがえす、極端に攻撃的になる、もっともらしくいい加減なことを言う、などが考えられます。彼は理屈をこねますが、その言葉は彼の信念そのものではありません。彼の言葉の奥には彼の目的があります。
剣の騎士は暴風です。何もかもなぎ倒していく勢いがあります。強い風は大地から水気を奪い乾燥させます。目的のためならば血も涙もない態度をとることもあり得ます。
■剣のペイジ
この小姓は丘の上で風に吹かれながら立っています。身体はカード右を向いていますが顔は左を向いています。剣は不器用に両手で持っています。何かに気をとられているかのような、心もとない仕草ですが顔つきはキッと上目遣いで強気な印象です。彼はいつも何か心に葛藤を抱えているのかも知れません。
シンプルな形のピンク色の服は、熱い情熱の赤と清い心の白色が混ざり合った状態を表わしているようです。背景には剣のクイーンに見られたようなボリュームのある雲が上空にまで散らばっています。彼もまた情感に満ちた心を持っているのでしょう。
彼はまだ剣を自由自在に扱うことが出来ないようです。立派な剣なのですがこれを使いこなすには彼自身の成長や地道な練習、色んなケースの実践も必要でしょう。
剣のペイジは才気煥発だけれどまだ未熟な人物と解釈できそうです。何をやっても器用にこなし色々な能力を発揮しますが、どれも実戦に通用する『ホンモノ』にはなっていません。
彼はいつも自分を『デキる人物』に見せたがっています。自分の能力を見せられる機会があればすばやく飛んでいき、器用にやって見せます。能力が多岐に渡るマルチプレイヤーで、かっこいい人物でしょう。反骨精神と元気がありなかなか見どころがありますが、大成するかどうかは今後にかかっています。
逆位置では、器用貧乏でこれといって強みのない状態が考えられます。あるいは未熟な能力を得意げに見せびらかす人物や、確固とした信念を持たずスタイルだけを追い求める人物などとしても表れるでしょう。
剣の小姓は、たくさんの・バラエティに富んだアイデアや情報、知らせを含んだ出来事やメッセージも意味します。
剣の小姓はすばやく吹きすさぶ風です。色々なものを吹き散らかします。風が止んだあとは散らかっているので後片付けが必要です。
*-*-*-*-*-*-*
剣のカードに共通して描かれているものに、雲と鳥があります。
雲については各カードで言及しました。雲の状態を見ることで空気に含まれている水の量や、吹いている風の速さや強さが分かります。水は情感と解釈できますし、風の強さにはこの人物がどんな風にその論理や考えを使うのかが表れていると見ることが出来そうです。
鳥についてはその数に特徴があります。鳥はその人物が持っている考えの数や状態を表わすと考えられます。
●剣のキングでは鳥は二羽、連なって飛んでいます。王は『主たる確実な考え』が1つと、『それに代えることができる有用なもう1案』を持っていて、どちらを取ることも出来る状態だと解釈できそうです。現実に即したプロフェッショナルさが伺えます。
●剣のクイーンでは鳥は一羽きりです。彼女はただひとつ、神に従う考えしか持っていません。正しい道はひとつで、良いか悪いかの基準だけがあります。現実的にどうかということは考えません。
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2010/04/10_訂正追加鳥は六羽ではなく五羽の間違いでした。線の一部を鳥と見誤っていました。剣のナイトの鳥が5羽ならば、彼の話の筋道がバラバラなのもうなづけます。自分の目的を達するためにはどのようなことでも言う、全体的な文脈がおかしくても最終的に目的さえ達すれば良い、という態度になりがちだと解釈できそうです。
●剣のペイジでは11羽の小さな鳥がほぼ似たような方向に向かって飛んでいます。『11』は『10』という最も大きな数を超えていますから、『とてもたくさん』という意味なのだと考えて良さそうです。大アルカナ【11・正義】の“ものごとをある基準で裁く・はかる”“正しさ・公正さを目指す”という意味を加えても良いでしょう。彼は子供らしい美しい理想や理念に見合う考えを持ち、大人のようにスレていないと思われます。また、あれもこれもと、とてもたくさんのアイデアを思いつく柔軟な頭脳を持っていると解釈できるでしょう。わたし個人的にはこのカードを『多様さ』を表わす典型的な札だと捉えています。
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