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大阪の占い師 サワツ純子 のタロットブログです。たまに理屈っぽい日常のああだこうだも入っています。
長文OK・お暇な方のみお読み下さいませ。(・∀・)サワツ純子
※各ブログ記事へのインデックスを作ってみました。良ければご利用ください※
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興味のある方はどうぞお越しくださいませ。
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前回の予告で、次回は【身につけている黄色】をやりますと書きましたが、方針を変更することにしました。
まず背景等について、他の色を順次考察して行くことにします。今回は青(空色/水色)をとり上げます。
青色は全体的に、理性の働き・クールさ・静かさ等を連想させます。ウエイト版タロットの中には色々なトーンの青色背景がありますが、それらは大きく2種類の観点から見ることが出来るのではないかと思います。
■空に彩色されている色《空タイプ》…よく晴れた昼間の空の色を連想させます。太陽が出ていて空気が澄んでいる空です。自然に空を仰ぎたくなり、心は遥か高みに飛翔しようとします。クリアに覚めた意識、未来志向の精神を表わすと解釈できそうです。
■海や川など水に彩色されている色《水タイプ》…水の青は潤った心や内面性・霊性を連想させます。心は深みに向かって行こうとします。曖昧で混沌とした意識、普遍性を求める精神を表わすと解釈できそうです。
カードの画像データは、U.S.GAMES SYSTEMS,INC から出版されているライダー版ウエイトタロットと、Merrimack Publishing Corp. から出版されたウエイト版タロットです。
分類やコメントはあくまでもわたしの主観に基づいています。ご了承の上、お読み下さい。
*-*-*-*-*-*-*
今回からは大アルカナから順序よく見て行きたいと思います。
1・大アルカナの背景の青
(1)全体的に青っぽいカードに見えるもの
【2・女教皇】
ライダー版とMerrimack版でほとんど彩色に違いがない。
ざくろタペストリーの奥、空と水(海?)、向こう岸らしきものの全てが同じ水色で彩色されている。知性・理性・冷静さといった《空タイプ》と、内面性・霊性・普遍性などの《水タイプ》の両方が渾然一体となってこのカードの雰囲気をかもし出しているように感じる。
彼女の女性らしい感情と、かしこい知性が葛藤している様子が伺える。しかしその葛藤は荒々しくなく、あくまで静かに表れている。
【9・隠者】
ライダー版では灰青色。これを青背景と分類するのは若干ためらってしまう。Merrimack版では完全に青。
隠者もやはり知性のカード。Merrimackではとても濃い青、ライダー版でも暗い色で未来志向の晴れやかさはない。が、情動的な雰囲気もさほど感じられない。静的で冷たい印象。地面も雪のように白い。
彼の経験と深い叡智は、かびや埃の匂いがする薄暗い図書館でひっそりと出番を待っている分厚い書物のように静かで神秘的だ。その知性はあらゆるものを含んでいる。彼が持っているのは『即時的な情報』ではなく『普遍的な知識や知恵』である。
【10・運命の輪】
ライダー版とMerrimack版でほとんど彩色に違いがない。
天上界のカード。完全に《空タイプ》の彩色イメージ。
天上界では地上の人間の都合や欲望など意も介さず運命の輪が回り続けている。この人智の及ばぬ世界の法則を理解するには高くクリアな精神が必要だ。四隅の金色の聖霊たちは書物を開いて学習を続けている。
【17・星】
Merrimack版の方が濃い青。
宇宙のカード。ここは地球なのか、よその星なのかも定かではない。地球上の景色というより宇宙空間を思わせる空と、湖が青で彩色されている。空も湖もどこか濃厚な感じがする。
若々しく清らかなエネルギーの循環がこの星を生きいきとさせている。ここには溢れる情動と澄み切った精神の両方があり、さまざまな形をとって巡っている。クリアで生命力に満ちたエネルギーが充満し、キラキラとした夢のような光景があらわれて来るようだ。
【18・月】
Merrimack版では曇ったような薄い青。ライダー版では【17・星】より薄い空色。
【17・星】とそれほど違わない彩色ながら、このカードではどこか薄曇った感じがある。遠景の山と空が同じ彩色だからかも知れない。手前の池はかなり波打っている。情動の動きが感じられる。《水タイプ》の要素が濃い。
何とも説明のつかない気持ちが湧きあがってくる。それは言葉にならず、はっきりとした形にもならない。この不安定な気持ちを何とかしたい。助けや答えを求めて思わず光を探した先に月が浮かんでいる。
【19・太陽】
ライダー版とMerrimack版でほとんど彩色に違いがない。
はっきりくっきり感のある空色。描かれているものがそれぞれ存在感がしっかりある。父なる太陽と馬にまたがった子供…現実的でリアルな時間と、世代から世代へ引き継いでゆく普遍的な時間の流れの両方が感じられる。
太陽の光がもたらす温かさと濃く澄んだ空のクリアさが、この子を強く健全な、かしこく知恵のある人間へと育むだろう。充分な光と冷静な精神はあらゆるものをはっきりと浮き立たせ、判断の間違いや誤りを避け、人生を成功へと導いてくれる。
【20・審判】
ライダー版はとても薄い青。 Merrimack版では濃いめの青。空と遠景の山、岸の樹木、海のような水面が青色で彩色されている。天使の衣服も同色。
天からの使者がラッパを鳴らし人々に福音をもたらしている。人々は喜びにあふれている。このカードもやはり清らかさや精神性が強調されているようだ。
天使が時を告げている。人々は解放され、来るべき日が来たのをよろこんでいる。これからは争いや混乱のない、平和でしあわせな世界がやってくるのだ。すくわれた人々は清らかな気高い心をもって神の元ですごすのだろう。
【21・世界】
ライダー版、Merrimack版とも【20・審判】と似た色め。
【10・運命の輪】と似た構図。四隅の聖霊は学習と成長を終え、金色から本来の色になっている。このカードは天上の、というより天空のイメージ。情動は感じられず《空タイプ》と言えそう。
平和と調和。澄み切った心は波立つことなく精神の高みを守ることができる。あらゆる要素は完全に統合され、他の侵食を受けず、穢されることもない。
*-*-*-*-*-*-*
以上のカードを並べてみると、生々しい人間たちを表わすカードはまったく含まれていません。【2・女教皇】と【9・隠者】はどちらも人生の活発なステージから一歩退いている人たちです。我が我がと自分の取り分を主張したり、でしゃばったりしない性質です。行動することより知的な活動を得意とし、自分から動かず受動的です。
また【12・吊された男】から【16・塔】までの、人生の暗い側面に属するカードも入っていません。これらは陽の当たらない場所…夜や、屋内のカードと言えそうです。
【2・女教皇】と【9・隠者】の二人を除けば、これらの“青いカード”はすべて『天』に属するカードです。
“青いカード”は全面に空や水が描かれています。そして空も水も、性質の違いはあれど、清らかさや透明感、高みを目指す精神性、静的な要素を表わしていると言ってよいと思います。
次回は、背景の一部に青色が見られるもの(大アルカナ)をピックアップしたあと、大アルカナにおける青色の使われ方について感じたことをまとめるつもりです。
今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。
まず背景等について、他の色を順次考察して行くことにします。今回は青(空色/水色)をとり上げます。
青色は全体的に、理性の働き・クールさ・静かさ等を連想させます。ウエイト版タロットの中には色々なトーンの青色背景がありますが、それらは大きく2種類の観点から見ることが出来るのではないかと思います。
■空に彩色されている色《空タイプ》…よく晴れた昼間の空の色を連想させます。太陽が出ていて空気が澄んでいる空です。自然に空を仰ぎたくなり、心は遥か高みに飛翔しようとします。クリアに覚めた意識、未来志向の精神を表わすと解釈できそうです。
■海や川など水に彩色されている色《水タイプ》…水の青は潤った心や内面性・霊性を連想させます。心は深みに向かって行こうとします。曖昧で混沌とした意識、普遍性を求める精神を表わすと解釈できそうです。
カードの画像データは、U.S.GAMES SYSTEMS,INC から出版されているライダー版ウエイトタロットと、Merrimack Publishing Corp. から出版されたウエイト版タロットです。
分類やコメントはあくまでもわたしの主観に基づいています。ご了承の上、お読み下さい。
*-*-*-*-*-*-*
今回からは大アルカナから順序よく見て行きたいと思います。
1・大アルカナの背景の青
(1)全体的に青っぽいカードに見えるもの
【2・女教皇】
ライダー版とMerrimack版でほとんど彩色に違いがない。
ざくろタペストリーの奥、空と水(海?)、向こう岸らしきものの全てが同じ水色で彩色されている。知性・理性・冷静さといった《空タイプ》と、内面性・霊性・普遍性などの《水タイプ》の両方が渾然一体となってこのカードの雰囲気をかもし出しているように感じる。
彼女の女性らしい感情と、かしこい知性が葛藤している様子が伺える。しかしその葛藤は荒々しくなく、あくまで静かに表れている。
【9・隠者】
ライダー版では灰青色。これを青背景と分類するのは若干ためらってしまう。Merrimack版では完全に青。
隠者もやはり知性のカード。Merrimackではとても濃い青、ライダー版でも暗い色で未来志向の晴れやかさはない。が、情動的な雰囲気もさほど感じられない。静的で冷たい印象。地面も雪のように白い。
彼の経験と深い叡智は、かびや埃の匂いがする薄暗い図書館でひっそりと出番を待っている分厚い書物のように静かで神秘的だ。その知性はあらゆるものを含んでいる。彼が持っているのは『即時的な情報』ではなく『普遍的な知識や知恵』である。
【10・運命の輪】
ライダー版とMerrimack版でほとんど彩色に違いがない。
天上界のカード。完全に《空タイプ》の彩色イメージ。
天上界では地上の人間の都合や欲望など意も介さず運命の輪が回り続けている。この人智の及ばぬ世界の法則を理解するには高くクリアな精神が必要だ。四隅の金色の聖霊たちは書物を開いて学習を続けている。
【17・星】
Merrimack版の方が濃い青。
宇宙のカード。ここは地球なのか、よその星なのかも定かではない。地球上の景色というより宇宙空間を思わせる空と、湖が青で彩色されている。空も湖もどこか濃厚な感じがする。
若々しく清らかなエネルギーの循環がこの星を生きいきとさせている。ここには溢れる情動と澄み切った精神の両方があり、さまざまな形をとって巡っている。クリアで生命力に満ちたエネルギーが充満し、キラキラとした夢のような光景があらわれて来るようだ。
【18・月】
Merrimack版では曇ったような薄い青。ライダー版では【17・星】より薄い空色。
【17・星】とそれほど違わない彩色ながら、このカードではどこか薄曇った感じがある。遠景の山と空が同じ彩色だからかも知れない。手前の池はかなり波打っている。情動の動きが感じられる。《水タイプ》の要素が濃い。
何とも説明のつかない気持ちが湧きあがってくる。それは言葉にならず、はっきりとした形にもならない。この不安定な気持ちを何とかしたい。助けや答えを求めて思わず光を探した先に月が浮かんでいる。
【19・太陽】
ライダー版とMerrimack版でほとんど彩色に違いがない。
はっきりくっきり感のある空色。描かれているものがそれぞれ存在感がしっかりある。父なる太陽と馬にまたがった子供…現実的でリアルな時間と、世代から世代へ引き継いでゆく普遍的な時間の流れの両方が感じられる。
太陽の光がもたらす温かさと濃く澄んだ空のクリアさが、この子を強く健全な、かしこく知恵のある人間へと育むだろう。充分な光と冷静な精神はあらゆるものをはっきりと浮き立たせ、判断の間違いや誤りを避け、人生を成功へと導いてくれる。
【20・審判】
ライダー版はとても薄い青。 Merrimack版では濃いめの青。空と遠景の山、岸の樹木、海のような水面が青色で彩色されている。天使の衣服も同色。
天からの使者がラッパを鳴らし人々に福音をもたらしている。人々は喜びにあふれている。このカードもやはり清らかさや精神性が強調されているようだ。
天使が時を告げている。人々は解放され、来るべき日が来たのをよろこんでいる。これからは争いや混乱のない、平和でしあわせな世界がやってくるのだ。すくわれた人々は清らかな気高い心をもって神の元ですごすのだろう。
【21・世界】
ライダー版、Merrimack版とも【20・審判】と似た色め。
【10・運命の輪】と似た構図。四隅の聖霊は学習と成長を終え、金色から本来の色になっている。このカードは天上の、というより天空のイメージ。情動は感じられず《空タイプ》と言えそう。
平和と調和。澄み切った心は波立つことなく精神の高みを守ることができる。あらゆる要素は完全に統合され、他の侵食を受けず、穢されることもない。
*-*-*-*-*-*-*
以上のカードを並べてみると、生々しい人間たちを表わすカードはまったく含まれていません。【2・女教皇】と【9・隠者】はどちらも人生の活発なステージから一歩退いている人たちです。我が我がと自分の取り分を主張したり、でしゃばったりしない性質です。行動することより知的な活動を得意とし、自分から動かず受動的です。
また【12・吊された男】から【16・塔】までの、人生の暗い側面に属するカードも入っていません。これらは陽の当たらない場所…夜や、屋内のカードと言えそうです。
【2・女教皇】と【9・隠者】の二人を除けば、これらの“青いカード”はすべて『天』に属するカードです。
“青いカード”は全面に空や水が描かれています。そして空も水も、性質の違いはあれど、清らかさや透明感、高みを目指す精神性、静的な要素を表わしていると言ってよいと思います。
次回は、背景の一部に青色が見られるもの(大アルカナ)をピックアップしたあと、大アルカナにおける青色の使われ方について感じたことをまとめるつもりです。
今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。
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