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大阪の占い師 サワツ純子 のタロットブログです。たまに理屈っぽい日常のああだこうだも入っています。
長文OK・お暇な方のみお読み下さいませ。(・∀・)サワツ純子
※各ブログ記事へのインデックスを作ってみました。良ければご利用ください※
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興味のある方はどうぞお越しくださいませ。
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今回から、小アルカナの背景に使われている青(空色/水色)を各スート毎に見て行こうと思います。はじめに棒のスートです。
棒(ワンド)は生命の火、=主に人や組織の行動・活動、熱意や活力に関することを表わしていると考えます。
カードの画像データは、U.S.GAMES SYSTEMS,INC から出版されているライダー版ウエイトタロットと、Merrimack Publishing Corp. から出版されたウエイト版タロットです。
分類やコメントはあくまでもわたしの主観に基づいています。ご了承の上、お読み下さい。
*-*-*-*-*-*-*
2・小アルカナの背景の青
(1)棒(ワンド)のカード・火のエレメント
ライダー版カード画像
こうやって並べてみると棒のスートでははっきり解りやすい法則で背景が着色されています。
1~2…灰色
3~4…黄色
5~すべて…青色
棒のスートにおける背景の青はどれも『澄んだ空』として描かれています。雲ひとつありません。
空色背景の【棒5】以降10枚のうち、地形などに水が描かれているのは【棒8】、そして解りにくいのですが恐らく【棒7】もそうだと思います。よく見ると人物の足元に水色が混じっています。この地形にこの水たまりはやや不自然に見えるのですが、Merrimack版でも同様に水色部分がありました。
蒼々とした緑の地面に水がある情景は、豊かな生命力の息吹をイメージさせます。澄んだ空があり、爽やかな風が吹いて、水が豊かにあって緑が茂っていれば、そこは代謝が良く生産性の高い、汚濁の少ない土地に違いありません。
【棒7】では、この人物をめぐる情勢は緊迫しているけれども、彼の生命力は大いに発揮されていて、ある意味喜ばしいと言えそうです。全力を尽くすことの素晴らしさが表れているように思います。
また水はやはり情動の力を連想させます。彼はクールにやりすごしてはいず、必死で立ち向かっています。彼が幾分感情的になっていることも考えられるのではないでしょうか。
【棒8】では、緑豊かな土地に大きな川が横たわっています。この土地には人が住み、文化を持ち、しかも余裕のある暮らしをしているでしょう。大きな川は交易も連想させます。【棒8】が持っている通信・旅行等の意味がうなづけます。
それ以外のカードでは【棒1】【棒2】に水色の地形が見られます。
【棒1】は【棒8】と似たパターンです。なだらかな丘と建物がカード左側にあって、右側に少し低く続いています。その手前に川があり、これが水色に彩色されています。
【棒1】の背景は灰色で、スカッと澄み切った爽やかさはありません。ここでは生命の火の勢いはまだ小さなものなのでしょう。しかしいずれこの火がいくつかの創造を果たすことは、カード右側の樹木が豊かに茂っていることから見て取れます。
【棒2】では川ではなく海です。川が感情だとすれば海は深い無意識に繋がった心と考えられそうです。この人物はカード左側を向いて自己の内側に面しています。右側には山があり、この山が水色で彩色されています。
この山は彼の自意識や挑戦すべき課題を表わしているのでしょうか。ここで「青(空色/水色)」の解釈である『魂の進化と向上を目指す精神』の意が生きてくると思います。
彼は今は左側の海:自己の内面:無意識に繋がった心を見ています。この海は海らしい濃い青ではなく、空色で描かれています。やがて彼は右側の山:外の世界・未来:明確な意識の方を見るでしょう。ここでは海も山も同じ空色です。
恐らく彼は、ほどなく『魂の進化と向上への道』を歩み始めるのでしょう。ここではそれが予感のように程よい遠景として描かれています。
ちなみに【棒3】【棒4】では背景に青色の空や水は描かれていません。面白いことに【棒3】では海は黄-オレンジ色に彩色されています。そのためこのカードは夕刻をイメージさせます。『魂の進化と向上』もとりあえず休憩…また明日、という感じでしょうか。
その代わりといっては何ですが、彼の右腕の一部が空色/水色に彩色されています。彼は『魂の進化と向上』を目指して意志的に行動を起こしていく人物である、と解釈できそうです。
【棒4】では遊んでいる人たちが肩から垂らしている衣に水色が見られます。またカード右側の石橋のたもとに飾られている植物に水色が使われています。植物といえば普通緑色や黄色ですが、これは【棒2】の山の着色に見られたようなパターンだと思います。この人たちは、今は遊んでいるようでもやがて『進化と向上を目指して』活動を始めるのだと解釈できそうですし、そういう風土がちゃんと育っている(=植物)とも考えられます。
遅まきながら、他の青(空色/水色)背景カードについて簡単にコメントを入れてみます。
【棒5】色んなタイプの人たちがそれぞれ自分を主張して優位を争っている。より良い・より強いものが生き残るための争いだ。『進化と向上を目指す』生命力の自然な性質の現れと言える。
【棒6】【棒5】の争いの帰結として勝利者が決定した。これは単独の勝利ではない。より良い・より強い・より優れた者が支持され、多くの人の力を集めた結果だ。『進化と向上』の法則が生きている。
【棒7】彼は戦いに直面している。相手は大勢だが地の利はこちらにあり、どちらが優位とは言えない攻防だ。力を抜いた方が負けると思われる。彼は全力を尽くして戦い続けている。自陣を守り、より良い状態(=向上)を勝ち取るためだ。
【棒8】多くの力が一斉に、集中的に注がれている。これは今までにない飛躍的な効果をもたらすだろう。この『向上と進化』は今後広く活かされ、さらに発展と発明を生むに違いない。
【棒9】彼は手負い、戦いに疲れ果てながらもあきらめずに守りを続けている。敵も負けずに攻め続けている。どちらも頑張っている。どちらが勝っても負けてもこの経験は活かされ『向上と進化』の礎のひとつとなるだろう。
【棒10】どのような訳あってか、彼は重労働に携わっている。戦いに負け、奴隷にされたのだろうか。それとも家族を養うため、たくさんのお金が必要なのだろうか。倒れた仲間の分まで働いているのかも知れない。ただ単に人手不足でこうまでしないと間に合わないのかも知れない。いずれにせよ彼の労苦は実を結び、立派な成果が顕われるだろう。彼はより良い暮らし(=向上)に貢献したのだ。彼自身が報われるかどうかは、定かではないが…
棒のスートの人たちは、生命力あふれる人間として精力的に活動し、社会に働きかけ、人々の集団の中でリーダーシップをとることを好む。彼らは社会の発展に寄与(=向上と進化)し、組織の運営を担う。
*-*-*-*-*-*-*
青は、生命の樹では第4のセフィラ「ケセド(慈悲)」。金属は錫、図形は正四面体、宝石はサファイア、惑星は木星、王座に座った王で表されるということです。(ウィキペディアより)王座に座った王で表わされるというのは棒のスートに相応しいですね。
図形は正四面体…サイコロの形ということですが、レンガやブロックなど建築物の材料として使えるものは四角い立体で積み上げるのに適しています。建築物と社会組織はどちらも積み上げて構成し、色々な機能を受け持たせるものですね。やはり棒の性質に通じます。
第4のセフィラということですが、大アルカナ「4」は【4・皇帝】で、棒の大親分みたいなものですから、こちらも意味的に通じます。でも棒ってどうしても赤やオレンジの印象が強く、『青』とか『慈悲』のイメージはあんまりありません。木星も実際はオレンジ色をしていますし…このあたりは自然な感覚から離れていて、認識を新たにするのにちょっと苦労が要りそうです。
次回は聖杯のスートを見てみようと思います。
今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。
棒(ワンド)は生命の火、=主に人や組織の行動・活動、熱意や活力に関することを表わしていると考えます。
青色は、空に表れる精神性・クールさ、及び水に表れる情動・霊性、魂の進化と向上を目指す性質を表わすと考えて解釈していきます。
カードの画像データは、U.S.GAMES SYSTEMS,INC から出版されているライダー版ウエイトタロットと、Merrimack Publishing Corp. から出版されたウエイト版タロットです。
分類やコメントはあくまでもわたしの主観に基づいています。ご了承の上、お読み下さい。
*-*-*-*-*-*-*
2・小アルカナの背景の青
(1)棒(ワンド)のカード・火のエレメント
ライダー版カード画像
こうやって並べてみると棒のスートでははっきり解りやすい法則で背景が着色されています。
1~2…灰色
3~4…黄色
5~すべて…青色
棒のスートにおける背景の青はどれも『澄んだ空』として描かれています。雲ひとつありません。
空色背景の【棒5】以降10枚のうち、地形などに水が描かれているのは【棒8】、そして解りにくいのですが恐らく【棒7】もそうだと思います。よく見ると人物の足元に水色が混じっています。この地形にこの水たまりはやや不自然に見えるのですが、Merrimack版でも同様に水色部分がありました。
蒼々とした緑の地面に水がある情景は、豊かな生命力の息吹をイメージさせます。澄んだ空があり、爽やかな風が吹いて、水が豊かにあって緑が茂っていれば、そこは代謝が良く生産性の高い、汚濁の少ない土地に違いありません。
【棒7】では、この人物をめぐる情勢は緊迫しているけれども、彼の生命力は大いに発揮されていて、ある意味喜ばしいと言えそうです。全力を尽くすことの素晴らしさが表れているように思います。
また水はやはり情動の力を連想させます。彼はクールにやりすごしてはいず、必死で立ち向かっています。彼が幾分感情的になっていることも考えられるのではないでしょうか。
【棒8】では、緑豊かな土地に大きな川が横たわっています。この土地には人が住み、文化を持ち、しかも余裕のある暮らしをしているでしょう。大きな川は交易も連想させます。【棒8】が持っている通信・旅行等の意味がうなづけます。
それ以外のカードでは【棒1】【棒2】に水色の地形が見られます。
【棒1】は【棒8】と似たパターンです。なだらかな丘と建物がカード左側にあって、右側に少し低く続いています。その手前に川があり、これが水色に彩色されています。
【棒1】の背景は灰色で、スカッと澄み切った爽やかさはありません。ここでは生命の火の勢いはまだ小さなものなのでしょう。しかしいずれこの火がいくつかの創造を果たすことは、カード右側の樹木が豊かに茂っていることから見て取れます。
【棒2】では川ではなく海です。川が感情だとすれば海は深い無意識に繋がった心と考えられそうです。この人物はカード左側を向いて自己の内側に面しています。右側には山があり、この山が水色で彩色されています。
この山は彼の自意識や挑戦すべき課題を表わしているのでしょうか。ここで「青(空色/水色)」の解釈である『魂の進化と向上を目指す精神』の意が生きてくると思います。
彼は今は左側の海:自己の内面:無意識に繋がった心を見ています。この海は海らしい濃い青ではなく、空色で描かれています。やがて彼は右側の山:外の世界・未来:明確な意識の方を見るでしょう。ここでは海も山も同じ空色です。
恐らく彼は、ほどなく『魂の進化と向上への道』を歩み始めるのでしょう。ここではそれが予感のように程よい遠景として描かれています。
ちなみに【棒3】【棒4】では背景に青色の空や水は描かれていません。面白いことに【棒3】では海は黄-オレンジ色に彩色されています。そのためこのカードは夕刻をイメージさせます。『魂の進化と向上』もとりあえず休憩…また明日、という感じでしょうか。
その代わりといっては何ですが、彼の右腕の一部が空色/水色に彩色されています。彼は『魂の進化と向上』を目指して意志的に行動を起こしていく人物である、と解釈できそうです。
【棒4】では遊んでいる人たちが肩から垂らしている衣に水色が見られます。またカード右側の石橋のたもとに飾られている植物に水色が使われています。植物といえば普通緑色や黄色ですが、これは【棒2】の山の着色に見られたようなパターンだと思います。この人たちは、今は遊んでいるようでもやがて『進化と向上を目指して』活動を始めるのだと解釈できそうですし、そういう風土がちゃんと育っている(=植物)とも考えられます。
遅まきながら、他の青(空色/水色)背景カードについて簡単にコメントを入れてみます。
【棒5】色んなタイプの人たちがそれぞれ自分を主張して優位を争っている。より良い・より強いものが生き残るための争いだ。『進化と向上を目指す』生命力の自然な性質の現れと言える。
【棒6】【棒5】の争いの帰結として勝利者が決定した。これは単独の勝利ではない。より良い・より強い・より優れた者が支持され、多くの人の力を集めた結果だ。『進化と向上』の法則が生きている。
【棒7】彼は戦いに直面している。相手は大勢だが地の利はこちらにあり、どちらが優位とは言えない攻防だ。力を抜いた方が負けると思われる。彼は全力を尽くして戦い続けている。自陣を守り、より良い状態(=向上)を勝ち取るためだ。
【棒8】多くの力が一斉に、集中的に注がれている。これは今までにない飛躍的な効果をもたらすだろう。この『向上と進化』は今後広く活かされ、さらに発展と発明を生むに違いない。
【棒9】彼は手負い、戦いに疲れ果てながらもあきらめずに守りを続けている。敵も負けずに攻め続けている。どちらも頑張っている。どちらが勝っても負けてもこの経験は活かされ『向上と進化』の礎のひとつとなるだろう。
【棒10】どのような訳あってか、彼は重労働に携わっている。戦いに負け、奴隷にされたのだろうか。それとも家族を養うため、たくさんのお金が必要なのだろうか。倒れた仲間の分まで働いているのかも知れない。ただ単に人手不足でこうまでしないと間に合わないのかも知れない。いずれにせよ彼の労苦は実を結び、立派な成果が顕われるだろう。彼はより良い暮らし(=向上)に貢献したのだ。彼自身が報われるかどうかは、定かではないが…
棒のスートの人たちは、生命力あふれる人間として精力的に活動し、社会に働きかけ、人々の集団の中でリーダーシップをとることを好む。彼らは社会の発展に寄与(=向上と進化)し、組織の運営を担う。
*-*-*-*-*-*-*
青は、生命の樹では第4のセフィラ「ケセド(慈悲)」。金属は錫、図形は正四面体、宝石はサファイア、惑星は木星、王座に座った王で表されるということです。(ウィキペディアより)王座に座った王で表わされるというのは棒のスートに相応しいですね。
図形は正四面体…サイコロの形ということですが、レンガやブロックなど建築物の材料として使えるものは四角い立体で積み上げるのに適しています。建築物と社会組織はどちらも積み上げて構成し、色々な機能を受け持たせるものですね。やはり棒の性質に通じます。
第4のセフィラということですが、大アルカナ「4」は【4・皇帝】で、棒の大親分みたいなものですから、こちらも意味的に通じます。でも棒ってどうしても赤やオレンジの印象が強く、『青』とか『慈悲』のイメージはあんまりありません。木星も実際はオレンジ色をしていますし…このあたりは自然な感覚から離れていて、認識を新たにするのにちょっと苦労が要りそうです。
次回は聖杯のスートを見てみようと思います。
今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。
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