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大阪の占い師 サワツ純子 のタロットブログです。たまに理屈っぽい日常のああだこうだも入っています。
長文OK・お暇な方のみお読み下さいませ。(・∀・)サワツ純子
※各ブログ記事へのインデックスを作ってみました。良ければご利用ください※
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興味のある方はどうぞお越しくださいませ。
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ほぼ2ヶ月ぶりのタロット記事です。今回からぼちぼちと《棒状のものの黒》分類を見て行きたいと思います。
黒色部分の解釈を暫定的に以下のように定義しておきます。
カードの画像データは、U.S.GAMES SYSTEMS,INC から出版されているライダー版ウエイトタロットです。
『世界シンボル事典』を参考図書として用います。
分類やコメントはあくまでもわたしの主観に基づいています。タロット作者の意図やカバラの教義に基づいた正しい解釈を目指しているのではなく、個人の自然な感覚と発想に頼って考察してみようとする試みです。ご了承の上、お読み下さい。
*-*-*-*-*-*-*
(2-4)黒色の部分/棒状のものの黒…
【0・愚者】【剣6】【19・太陽】【聖杯2】
*-*-*-*-*-*-*
【0・愚者】では、若者が肩に担いでいる荷物をくくりつけた棒が黒色です。
この棒はまっすぐで、野生の木の枝を無造作に折ったようなものには見えません。
若者は右手と右肩で棒を支えています。棒の先には小さくてオレンジ色がかった荷物が結わえられています。
標高が高そうな場所の崖っぷちを歩いている割には、若者の荷物はたいへん小さいです。きっと準備万端整えてから旅に出たのではないのでしょう。とても危険なことです。急な天候の変化に対応できるような服装でもありません。食べ物がなくなったらどうするのでしょう。危険な動物に襲われたり、谷に落ち込んだりしたら…
若者の小さな荷物の中には何が入っているのでしょうか。ひょっとしたら大して役に立ちそうなものは入っていないのかも知れません。
どこかで見つけたきれいな石や、小腹がすいた時に少し足しになりそうな干物や、たまたま行きずりに誰かに貰った記念品、お母さんにもらったお守りやお父さんに貰った遠めがね…そんなものが入っているのではないかと、わたしは想像しました。
そんな、ちっとも実際的ではない、象徴的なものばかりが入っている小荷物と彼を結び付けているのがこの黒い棒だと考えてみたいと思います。
この真っ黒い棒は見た目にいかにも訳ありげに見えますから、若者がどこで拾ったのか貰ったのかわかりませんが、きっと気に入って旅の伴にしているのでしょう。
*-*-*-*-*-*-*
◆極端さ、甚だしさ、絶対性、世俗的でない…
彼の服装や、彼の手荷物は充分に実用的なものではありません。
極端に簡素で、現実離れしています。
彼の手にしている棒は真っ黒で、通常旅人が手にしそうな自然素材の杖とは様子が違います。真っ黒なので、鉄製やその他工業的な加工が行われたもののようにすら見えます。
この棒を、【棒(ワンド)】と同様のシンボルと考えてみると、彼の持っている生命の火は神聖で強く、非実用的な少ない荷物でも長旅を可能にする魔術的な力を秘めているのかも知れません。
◆闇、悲しみ、光がない、試練、停滞(が、後に神がやってくる)…
とは言え、この荷物の少なさや、得体の知れない“棒”は、彼に旅の不自由さを与えるでしょう。余りにも役立たずの装備で困り果てたり、見た目が立派でもったいぶっているのに荷物の柄くらいにしか使えない“棒”には、時に失望や苛立ちすら感じるかも知れません。
◆悪魔の支配下にある…
この立派な“棒”を持っていることで、彼はつい増長したり傲慢になったりしてしまうかも知れません。
彼自身の知恵や努力をしっかりと発揮することなく、不思議な力に頼ろうと、頼れるものだと、思ってしまうことも考えられます。分不相応な欲望を抱いたり、執着したりすることもあるでしょう。
◆進化に必要な過程…
しかし本当の“力”に至るには、手に余るもの・限界を超える状況と向き合ったり、ネガティブな心と戦ったりする経験が必要です。そのような状況を克服してこそ、真の人間力を発揮できると言えるでしょう。人は時に、謎や闇と関わる必要があるのです。
◆第3のセフィラ「ビナー(理解)」と対応している…
おそらくこの“棒(ワンド)”は「理解(ビナー)のワンド」と名づけても良いのではないでしょうか。
この若者は、ひょんなことからこのワンドを得、自然の樹木からなる平凡な杖を持っていたのでは出来ないような経験をし、理解を深めつつ、人生を旅してゆくのでしょう。
*-*-*-*-*-*-*
さて、しばらくブログ更新をサボって少々鈍くなったイマジネーションを搾り出しながら、書いてみました。書きながら、自分の経験と照らし合わせて愉快になったり、どきっとしたりしていました。
思えば占いができる、タロットが読める、というのも、この“真っ黒い棒(ワンド)”を持っているのとまったく同じのような気がします。他の人より少々状況が読めるからといって得意になったり、傲慢になったり…読みすぎて鬱々としたり、読み違えて腹が立ったり(笑)
そんなものをあてにするより、まっとうな現実的判断で進んだほうがよっぽど的を得ていて効率が良かったりもするのです。でも、わたしが占いに出会ったことにも、多分、それなりの意味がある。
久々に書いてみて、面白かったです。次回は【剣6】を読んでみます。
今後とも当ブログをよろしくお願いします。
黒色部分の解釈を暫定的に以下のように定義しておきます。
・第3のセフィラ「ビナー(理解)」と対応している(ウィキペディア・生命の樹の記事より)
・極端さ、甚だしさ、絶対性、神と関連 世俗的でない
・闇、悲しみ、光がない、試練、停滞(が、後に神がやってくる)
・悪魔の支配下にある
・進化に必要な過程
・極端さ、甚だしさ、絶対性、
・闇、悲しみ、光がない、試練、停滞(が、後に神がやってくる)
・悪魔の支配下にある
・進化に必要な過程
カードの画像データは、U.S.GAMES SYSTEMS,INC から出版されているライダー版ウエイトタロットです。
『世界シンボル事典』を参考図書として用います。
分類やコメントはあくまでもわたしの主観に基づいています。タロット作者の意図やカバラの教義に基づいた正しい解釈を目指しているのではなく、個人の自然な感覚と発想に頼って考察してみようとする試みです。ご了承の上、お読み下さい。
*-*-*-*-*-*-*
(2-4)黒色の部分/棒状のものの黒…
【0・愚者】【剣6】【19・太陽】【聖杯2】
*-*-*-*-*-*-*
【0・愚者】では、若者が肩に担いでいる荷物をくくりつけた棒が黒色です。
この棒はまっすぐで、野生の木の枝を無造作に折ったようなものには見えません。
若者は右手と右肩で棒を支えています。棒の先には小さくてオレンジ色がかった荷物が結わえられています。
標高が高そうな場所の崖っぷちを歩いている割には、若者の荷物はたいへん小さいです。きっと準備万端整えてから旅に出たのではないのでしょう。とても危険なことです。急な天候の変化に対応できるような服装でもありません。食べ物がなくなったらどうするのでしょう。危険な動物に襲われたり、谷に落ち込んだりしたら…
若者の小さな荷物の中には何が入っているのでしょうか。ひょっとしたら大して役に立ちそうなものは入っていないのかも知れません。
どこかで見つけたきれいな石や、小腹がすいた時に少し足しになりそうな干物や、たまたま行きずりに誰かに貰った記念品、お母さんにもらったお守りやお父さんに貰った遠めがね…そんなものが入っているのではないかと、わたしは想像しました。
そんな、ちっとも実際的ではない、象徴的なものばかりが入っている小荷物と彼を結び付けているのがこの黒い棒だと考えてみたいと思います。
この真っ黒い棒は見た目にいかにも訳ありげに見えますから、若者がどこで拾ったのか貰ったのかわかりませんが、きっと気に入って旅の伴にしているのでしょう。
*-*-*-*-*-*-*
◆極端さ、甚だしさ、絶対性、世俗的でない…
彼の服装や、彼の手荷物は充分に実用的なものではありません。
極端に簡素で、現実離れしています。
彼の手にしている棒は真っ黒で、通常旅人が手にしそうな自然素材の杖とは様子が違います。真っ黒なので、鉄製やその他工業的な加工が行われたもののようにすら見えます。
この棒を、【棒(ワンド)】と同様のシンボルと考えてみると、彼の持っている生命の火は神聖で強く、非実用的な少ない荷物でも長旅を可能にする魔術的な力を秘めているのかも知れません。
◆闇、悲しみ、光がない、試練、停滞(が、後に神がやってくる)…
とは言え、この荷物の少なさや、得体の知れない“棒”は、彼に旅の不自由さを与えるでしょう。余りにも役立たずの装備で困り果てたり、見た目が立派でもったいぶっているのに荷物の柄くらいにしか使えない“棒”には、時に失望や苛立ちすら感じるかも知れません。
◆悪魔の支配下にある…
この立派な“棒”を持っていることで、彼はつい増長したり傲慢になったりしてしまうかも知れません。
彼自身の知恵や努力をしっかりと発揮することなく、不思議な力に頼ろうと、頼れるものだと、思ってしまうことも考えられます。分不相応な欲望を抱いたり、執着したりすることもあるでしょう。
◆進化に必要な過程…
しかし本当の“力”に至るには、手に余るもの・限界を超える状況と向き合ったり、ネガティブな心と戦ったりする経験が必要です。そのような状況を克服してこそ、真の人間力を発揮できると言えるでしょう。人は時に、謎や闇と関わる必要があるのです。
◆第3のセフィラ「ビナー(理解)」と対応している…
おそらくこの“棒(ワンド)”は「理解(ビナー)のワンド」と名づけても良いのではないでしょうか。
この若者は、ひょんなことからこのワンドを得、自然の樹木からなる平凡な杖を持っていたのでは出来ないような経験をし、理解を深めつつ、人生を旅してゆくのでしょう。
*-*-*-*-*-*-*
さて、しばらくブログ更新をサボって少々鈍くなったイマジネーションを搾り出しながら、書いてみました。書きながら、自分の経験と照らし合わせて愉快になったり、どきっとしたりしていました。
思えば占いができる、タロットが読める、というのも、この“真っ黒い棒(ワンド)”を持っているのとまったく同じのような気がします。他の人より少々状況が読めるからといって得意になったり、傲慢になったり…読みすぎて鬱々としたり、読み違えて腹が立ったり(笑)
そんなものをあてにするより、まっとうな現実的判断で進んだほうがよっぽど的を得ていて効率が良かったりもするのです。でも、わたしが占いに出会ったことにも、多分、それなりの意味がある。
久々に書いてみて、面白かったです。次回は【剣6】を読んでみます。
今後とも当ブログをよろしくお願いします。
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