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大阪の占い師 サワツ純子 のタロットブログです。たまに理屈っぽい日常のああだこうだも入っています。
長文OK・お暇な方のみお読み下さいませ。(・∀・)サワツ純子
※各ブログ記事へのインデックスを作ってみました。良ければご利用ください※
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興味のある方はどうぞお越しくださいませ。
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今回は、棒<ワンド> のスートです。
*-*-*-*-*-*-*
棒<ワンド>
◆四大元素の『火』のエレメントに対応。
◆占星術では白羊宮(おひつじ)獅子宮(しし)人馬宮(いて)に対応。
◆心理学的類型の四機能『直観』に対応。トランプのスートでは『クラブ』。
*-*-*-*-*-*-*
棒のスートを、わたしはシンプルに『生命の火』=生命力、と解釈しています。
生きようとする本能、衝動、エネルギーを表わし、より強くダイナミックにと向かう生命そのものの発露…活動性、支配性、組織性を表わすと考えます。
実占において、棒のスートは活動性や行動として表れます。またその人の中にあるエネルギーややる気、テンションを表わし、内にこもる場合はプレッシャーやストレスとして表れます。
会社や商店を経営する社長さんや商店主さんを占うと、面白いように棒のスートが場を占めることが多いです。会社を営むことは、昔で言う『狩り』や『漁』のようなものなのかも知れないなぁと思わされます。
*-*-*-*-*-*-*
棒が表わす火のエレメントの力とは、エネルギーそのもの、生命力の強さ、野生的な力、と言って良いと思います。
火の要素が強い人は、活力があり、行動的で、自分の『生命の力』を外界に及ぼしながら生きています。たとえどんな状況であろうと、今、目の前にある環境に適応して生きることに集中し、そこで力を発揮しようとします。
集団の中においてはより強くあろうとします。自分の力を他に及ぼし、支配しようとします。しかし自分より明らかに強い者が現れればその下につくでしょう。意地や強情を張って集団からのけ者になったり、叩きのめされてみじめな境遇に転落するようなまねはしません。意地や強情を張ることよりも、強かに安全に生きていくことの方を優先します。
*-*-*-*-*-*-*
棒の要素の典型的な人は、集団の中で生きていくこと、集団の中で生かされること、集団の力を発揮することに向いています。苦労せずとも集団の中で自分のポジションを見つけ、確保します。力関係がはっきりとしている限りは強い者がリーダーになり、それについていくのは当然のことであり、自尊心を傷つけられることもなければ苦にもなりません。
自然な生命力が自然な形で発揮されれば、社会生活は上手く行きます。棒の世界の人にとって、『勝つ』とは、相手を叩きのめし再起不能にすることではありません。『勝った/負けた』が双方にとってハッキリすればそれでことは足りるのです。
上記、棒1~10のカードを見比べてください。
数字が進むにつれて何となく絵柄が苦しそうに、圧迫感があるように感じられます。
棒のスートでは、誇らしいような、好ましい雰囲気が感じられるのは6までです。【棒6】は『勝利』を意味します。この【棒6】の凱旋者の馬が張子、作り物の馬として描かれていることは有名です。
つまり、棒のスートにとって『勝ち/負け』とは、『勝った気になる』で充分であり、それが最も好ましいのです。相手を壊滅させてしまうようではダメで、それではせっかく支配下においても相手に力も残っていないし、遺恨が残るようでは使い物になりません。
ここで参考のために、剣のスートを見て下さい。
剣のスートでは、全体的に容赦のなさ、残酷さが目立ちます。【剣10】では人がズタズタになっていますね。【棒10】が人に苦役を負わせているのに対して、【剣10】では命を奪っています。どちらがよりマシなのか?…どっちもどっちですが(笑)
棒のスートと剣のスートの性質の対比は、カード背景の色にも現われています。棒の方では5以降10まで、明晰な意識を表わす青が使われていますが、剣の方では物質性を表わす灰色や明晰さが失われている黒などが使われています。
棒のスートでは終始、『自分が上位であることを示す』『目的や欲求を達する』ために力を使います。目的を達するためには、目が眩んではいけません。棒の力は一見、収拾がつかないように見えて、実は労力の無駄遣いを避けようとしたり、情勢を的確に見ようとする冷静さが残されています。「いよいよ負けそう、もう限界」となれば白旗を上げなければならないし、その時に何から何まで台無しになっていては意味がないのです。
棒と剣という、どちらも他者を制する道具ではありますが、その使われ方と性質にはこのような違いがあります。
*-*-*-*-*-*-*
さて、棒の力が悪く発揮されたらどうなるか、ここで再び棒のカードの絵柄に注目していただきたいと思います。
先ほど例に挙げた【棒10】が最も甚だしいものと思います。棒は正義も理屈もへったくれもなく、力によって人を支配下に置き、使役します。強い者の欲求と都合が最優先され、他一切のことは考慮されません。
【棒7】~【棒9】のカードから感じられるように、棒のカードは単に『押せ押せ』で通す傾向があります。ある力でだめなら更に力を加える、それでもダメならもっと力を加える…
実占にて表れた場合も、質問者が状況に対して『押せ押せ』で行動しているとか、逆に対象から『押せ押せ』でプレッシャーをかけられているとか…強引に力で押している/押されている状況なのだなと解釈します。
思うとおりにならないと、力が力を呼び、それが暴力になります。それは腕力とは限りません。権力や圧力、策略で人を陥れることもあるでしょう。何にしろ無理無体に力を振るって人を支配するのが棒のスートの好ましくない表現です。
*-*-*-*-*-*-*
棒のスートの価値基準は、『自分がこうしたい(=want to do)』として表れます。
状況を表わすときには、『そこに働いている力の大きさや強さ』を考えます。
実占において、棒のスートは質問者の望みや希望に対して、どのように行動しているか、どのようにやる気を持っているか、どのように力がかかっているかに焦点を当ててみています。
以下にわたし自身が採用している解釈を簡単に記します。
【棒1】やる気になる。前向きになる。行動を起こす気になる。
【棒2】一歩踏み出してみた。反応が気になる。状況が折り合えば前に進もうと思っている。
【棒3】新しい展望が見える。もっと建設的に動ける。協力者や仲間が見つかる。
【棒4】いいところまで進むことができ安定する。前に進むのは一旦休憩。
【棒5】もっと広い世界でたくさんの競争者と力を比べる。勝ち残り競争。
【棒6】競争で勝利をおさめる。仲間と共に喜び支持される。
【棒7】困難な状況が出現。負けるわけには行かないので頑張る。
【棒8】たくさんの力が集結する。力が思わぬところに飛び火する。(通信/遠方)
【棒9】傷を負いながらも諦めず応戦。守りに入る。戦いが長引く。
【棒10】大きな力に屈服。自ら重荷を背負うことになる。
*-*-*-*-*-*-*
棒のスートについて今回は以上です。
各スートの人格化、コートカードの『キング・クイーン・ナイト・ページ』については、4つのスートの概説の後に書こうと思います。
次回は聖杯<カップ>のスートです。
来週も、どうぞよろしくお願いいたします。
コメントはBBSへどうぞ
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棒<ワンド>
◆四大元素の『火』のエレメントに対応。
◆占星術では白羊宮(おひつじ)獅子宮(しし)人馬宮(いて)に対応。
◆心理学的類型の四機能『直観』に対応。トランプのスートでは『クラブ』。
*-*-*-*-*-*-*
棒のスートを、わたしはシンプルに『生命の火』=生命力、と解釈しています。
生きようとする本能、衝動、エネルギーを表わし、より強くダイナミックにと向かう生命そのものの発露…活動性、支配性、組織性を表わすと考えます。
実占において、棒のスートは活動性や行動として表れます。またその人の中にあるエネルギーややる気、テンションを表わし、内にこもる場合はプレッシャーやストレスとして表れます。
会社や商店を経営する社長さんや商店主さんを占うと、面白いように棒のスートが場を占めることが多いです。会社を営むことは、昔で言う『狩り』や『漁』のようなものなのかも知れないなぁと思わされます。
*-*-*-*-*-*-*
棒が表わす火のエレメントの力とは、エネルギーそのもの、生命力の強さ、野生的な力、と言って良いと思います。
火の要素が強い人は、活力があり、行動的で、自分の『生命の力』を外界に及ぼしながら生きています。たとえどんな状況であろうと、今、目の前にある環境に適応して生きることに集中し、そこで力を発揮しようとします。
集団の中においてはより強くあろうとします。自分の力を他に及ぼし、支配しようとします。しかし自分より明らかに強い者が現れればその下につくでしょう。意地や強情を張って集団からのけ者になったり、叩きのめされてみじめな境遇に転落するようなまねはしません。意地や強情を張ることよりも、強かに安全に生きていくことの方を優先します。
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棒の要素の典型的な人は、集団の中で生きていくこと、集団の中で生かされること、集団の力を発揮することに向いています。苦労せずとも集団の中で自分のポジションを見つけ、確保します。力関係がはっきりとしている限りは強い者がリーダーになり、それについていくのは当然のことであり、自尊心を傷つけられることもなければ苦にもなりません。
自然な生命力が自然な形で発揮されれば、社会生活は上手く行きます。棒の世界の人にとって、『勝つ』とは、相手を叩きのめし再起不能にすることではありません。『勝った/負けた』が双方にとってハッキリすればそれでことは足りるのです。
上記、棒1~10のカードを見比べてください。
数字が進むにつれて何となく絵柄が苦しそうに、圧迫感があるように感じられます。
棒のスートでは、誇らしいような、好ましい雰囲気が感じられるのは6までです。【棒6】は『勝利』を意味します。この【棒6】の凱旋者の馬が張子、作り物の馬として描かれていることは有名です。
つまり、棒のスートにとって『勝ち/負け』とは、『勝った気になる』で充分であり、それが最も好ましいのです。相手を壊滅させてしまうようではダメで、それではせっかく支配下においても相手に力も残っていないし、遺恨が残るようでは使い物になりません。
ここで参考のために、剣のスートを見て下さい。
剣のスートでは、全体的に容赦のなさ、残酷さが目立ちます。【剣10】では人がズタズタになっていますね。【棒10】が人に苦役を負わせているのに対して、【剣10】では命を奪っています。どちらがよりマシなのか?…どっちもどっちですが(笑)
棒のスートと剣のスートの性質の対比は、カード背景の色にも現われています。棒の方では5以降10まで、明晰な意識を表わす青が使われていますが、剣の方では物質性を表わす灰色や明晰さが失われている黒などが使われています。
棒のスートでは終始、『自分が上位であることを示す』『目的や欲求を達する』ために力を使います。目的を達するためには、目が眩んではいけません。棒の力は一見、収拾がつかないように見えて、実は労力の無駄遣いを避けようとしたり、情勢を的確に見ようとする冷静さが残されています。「いよいよ負けそう、もう限界」となれば白旗を上げなければならないし、その時に何から何まで台無しになっていては意味がないのです。
棒と剣という、どちらも他者を制する道具ではありますが、その使われ方と性質にはこのような違いがあります。
*-*-*-*-*-*-*
さて、棒の力が悪く発揮されたらどうなるか、ここで再び棒のカードの絵柄に注目していただきたいと思います。
先ほど例に挙げた【棒10】が最も甚だしいものと思います。棒は正義も理屈もへったくれもなく、力によって人を支配下に置き、使役します。強い者の欲求と都合が最優先され、他一切のことは考慮されません。
【棒7】~【棒9】のカードから感じられるように、棒のカードは単に『押せ押せ』で通す傾向があります。ある力でだめなら更に力を加える、それでもダメならもっと力を加える…
実占にて表れた場合も、質問者が状況に対して『押せ押せ』で行動しているとか、逆に対象から『押せ押せ』でプレッシャーをかけられているとか…強引に力で押している/押されている状況なのだなと解釈します。
思うとおりにならないと、力が力を呼び、それが暴力になります。それは腕力とは限りません。権力や圧力、策略で人を陥れることもあるでしょう。何にしろ無理無体に力を振るって人を支配するのが棒のスートの好ましくない表現です。
*-*-*-*-*-*-*
棒のスートの価値基準は、『自分がこうしたい(=want to do)』として表れます。
状況を表わすときには、『そこに働いている力の大きさや強さ』を考えます。
実占において、棒のスートは質問者の望みや希望に対して、どのように行動しているか、どのようにやる気を持っているか、どのように力がかかっているかに焦点を当ててみています。
以下にわたし自身が採用している解釈を簡単に記します。
【棒1】やる気になる。前向きになる。行動を起こす気になる。
【棒2】一歩踏み出してみた。反応が気になる。状況が折り合えば前に進もうと思っている。
【棒3】新しい展望が見える。もっと建設的に動ける。協力者や仲間が見つかる。
【棒4】いいところまで進むことができ安定する。前に進むのは一旦休憩。
【棒5】もっと広い世界でたくさんの競争者と力を比べる。勝ち残り競争。
【棒6】競争で勝利をおさめる。仲間と共に喜び支持される。
【棒7】困難な状況が出現。負けるわけには行かないので頑張る。
【棒8】たくさんの力が集結する。力が思わぬところに飛び火する。(通信/遠方)
【棒9】傷を負いながらも諦めず応戦。守りに入る。戦いが長引く。
【棒10】大きな力に屈服。自ら重荷を背負うことになる。
*-*-*-*-*-*-*
棒のスートについて今回は以上です。
各スートの人格化、コートカードの『キング・クイーン・ナイト・ページ』については、4つのスートの概説の後に書こうと思います。
次回は聖杯<カップ>のスートです。
来週も、どうぞよろしくお願いいたします。
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