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大阪の占い師 サワツ純子 のタロットブログです。たまに理屈っぽい日常のああだこうだも入っています。
長文OK・お暇な方のみお読み下さいませ。(・∀・)サワツ純子
※各ブログ記事へのインデックスを作ってみました。良ければご利用ください※
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興味のある方はどうぞお越しくださいませ。
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久しぶりに本筋に戻ってみます。
何回か前調べに終始しましたので、おそらくあっさりした内容になると思いますが…今回は色の考察【黒色】の第17回、(2-3)黒色の部分/二項対立の黒【7・戦車】について考えてみます。
黒色部分の解釈を暫定的に以下のように定義しておきます。
カードの画像データは、U.S.GAMES SYSTEMS,INC から出版されているライダー版ウエイトタロットです。
『世界シンボル事典』を参考図書として用います。
分類やコメントはあくまでもわたしの主観に基づいています。タロット作者の意図やカバラの教義に基づいた正しい解釈を目指しているのではなく、個人の自然な感覚と発想に頼って考察してみようとする試みです。ご了承の上、お読み下さい。
*-*-*-*-*-*-*
(2-3)黒色の部分/二項対立の黒…
【2・女教皇】【7・戦車】
*-*-*-*-*-*-*
今回取り上げる【7・戦車】については、【番外編】スフィンクスについて、【番外編】鎧、天蓋についてで少し取り上げています。どうぞごらん下さい。
【7・戦車】では、手前2体のスフィンクスのうち向かって左側の一体、中央の若者の鎧の『佩楯(はいだて)』にあたる部分、戦車の天蓋の中側が黒色です。
◆極端さ、甚だしさ、絶対性、世俗的でない…スフィンクスは、その存在自体が聖なるもので、ありふれた世俗的な動物ではありません。スフィンクスは獅子のように強く、王たる品格をそなえ、かつ謎に満ちた聖獣です。動物らしい自然な色合いでなく、ハッキリしたツートーンで表現されていることで、より世俗から離れた絶対的な印象を与えていると言えそうです。
若者の黒い『佩楯(はいだて)』には摩訶不思議な文字のようなものがびっしり描かれています。これはおそらく神秘的な記号でしょう。一般の文字ではなく神秘的な力を宿している記号が呪文のように描かれてるので、きっと敵の攻撃などいとも簡単に跳ね除けてしまえるでしょう。この若者が、超人的な能力や武器を備えている特別な存在なのだということが分かります。
戦車の天蓋の内側はとても真っ暗です。星模様がいっぱいついた天蓋はまるでそのまま宇宙を表しているようです。外側は青地に満天の星、内側は星ひとつ見えない暗黒の宇宙なのでしょうか。若者の頭上には、のんびりと雲がただようのどかな青空ではなく、聖なるきらめきに満ちた星と同時に、すべてを飲み込む暗黒があるのでしょう。おそらくこの若者は一般の人と同じような世界で安穏と生きているわけではないと思われます。
◆闇、悲しみ、光がない、試練、停滞(が、後に神がやってくる)…戦車を牽くスフィンクスは、白い一頭が光の力、黒いもう一頭が闇の力を示唆しているのでしょう。正反対のふたつの力をうまくバランスをとることによって、この戦車は神がかった働きをするに違いありません。戦車の動力は聖なる力なのです。
同じように鎧と佩楯も神秘的な力を発揮するのでしょう。鎧は防御の道具です。攻めの武器ではなく、敵の攻撃を受けるという試練に際して役立ちます。
天蓋の内側の闇は、彼の心の裏側にこっそり隠されている暗い心と対応しているのかも知れません。外側からは華々しく輝いて見える彼ですが、貴人だからこそ見えてしまう心の闇の暗さは計り知れないのではないでしょうか。
◆悪魔の支配下にある…彼は決して神の崇高な力だけを使っているのではありません。スフィンクスは白と黒の二対。神だけでなく、暗い未知の力(【15・悪魔】の力?)も同時に使っています。
鎧もまた《戦う道具》です。戦車は《戦う車》です。戦いには勝ち負けがつきもの、何がなんでも勝ちを狙う時には、愛だの平和だのと言っていられません。邪悪で乱暴な気持ちを利用する必要もあるはずです。
◆進化に必要な過程…いまだ未熟な段階では、光の力だけではなく、闇の力も借りなければ目的は達成できないのかも知れません。敵意や憎しみの力を借りて自らの力を振り絞る…闇の力を使う…ことが、戦士に定められた道なのでしょう。この進化の過程を経て、いずれ彼は愛と知性だけによっても勝利を収めることが出来るようになるでしょう。
◆第3のセフィラ「ビナー(理解)」と対応している…光を発する白に対して黒のスフィンクスが存在し、鎧の中の青・白・黄色の明るいデザインに対して黒い守りの武装があります。そしてまばゆい星空の天蓋の中には暗黒がある。。これらはすべて、明と暗・攻めと受け・ポジとネガの組み合わせになっています。
黒は《受け》と対応し、若者に闇の力を学ばせ、経験させているようです。この学びと経験が彼にとって多くの理解を導くことになるでしょう。
*-*-*-*-*-*-*
さて。上記の書き始めには【7・戦車】の黒がどこに行き着くのか、実は危ぶんでいたのですが、やっぱりそれなりに納得の行く結論が浮き上がってきたようです。
現代では、戦いはどちらかといえば嫌われていると言えるでしょう。敵意、攻撃、憎しみ、暴力…等を思い浮かべると、自然にいやな気持ちがわきあがってきます。関係のない人同士が近くで争っているのを見るだけでも心が騒ぐものです。
しかし、完全に戦いや争いを避けて生きるのも不自然なものです。この世界で、多くの人が共に暮らしている以上、立場や利害の衝突は避けられません。そんな時には多くの人が争いや戦いによって、自分の権利を勝ち取ろうとします。
でも本当は、冷静な話し合い(知性)と譲り合い(愛)によって衝突が解決できれば一番良いのですね。
【7・戦車】はそこに到るまでの進化の途上にある札と言って良さそうです…命と命のやりとりをする《戦い》には、原初的で根源的な神聖さも、確かにあるのですが。
その神聖さがあるからこそ、この若者がスフィンクスを従え、宇宙の天蓋に覆われ、神秘的な記号と呪文を鎧として身に纏っているのでしょうね。
*-*-*-*-*-*-*
久しぶりにタロットのことを書きました。
ごく個人的な話をすれば、正直今はわりかし落ち着かない生活です。タロットのことを書くのは結構「よっこいしょ」という感じですねー。(^_^;;
早く生活が落ち着いたらいいんですけど。
またボチボチと進ませていただきます!
今後とも当ブログをよろしくお願いします。
何回か前調べに終始しましたので、おそらくあっさりした内容になると思いますが…今回は色の考察【黒色】の第17回、(2-3)黒色の部分/二項対立の黒【7・戦車】について考えてみます。
黒色部分の解釈を暫定的に以下のように定義しておきます。
・第3のセフィラ「ビナー(理解)」と対応している(ウィキペディア・生命の樹の記事より)
・極端さ、甚だしさ、絶対性、神と関連 世俗的でない
・闇、悲しみ、光がない、試練、停滞(が、後に神がやってくる)
・悪魔の支配下にある
・進化に必要な過程
・極端さ、甚だしさ、絶対性、
・闇、悲しみ、光がない、試練、停滞(が、後に神がやってくる)
・悪魔の支配下にある
・進化に必要な過程
カードの画像データは、U.S.GAMES SYSTEMS,INC から出版されているライダー版ウエイトタロットです。
『世界シンボル事典』を参考図書として用います。
分類やコメントはあくまでもわたしの主観に基づいています。タロット作者の意図やカバラの教義に基づいた正しい解釈を目指しているのではなく、個人の自然な感覚と発想に頼って考察してみようとする試みです。ご了承の上、お読み下さい。
*-*-*-*-*-*-*
(2-3)黒色の部分/二項対立の黒…
【2・女教皇】【7・戦車】
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今回取り上げる【7・戦車】については、【番外編】スフィンクスについて、【番外編】鎧、天蓋についてで少し取り上げています。どうぞごらん下さい。
【7・戦車】では、手前2体のスフィンクスのうち向かって左側の一体、中央の若者の鎧の『佩楯(はいだて)』にあたる部分、戦車の天蓋の中側が黒色です。
◆極端さ、甚だしさ、絶対性、世俗的でない…スフィンクスは、その存在自体が聖なるもので、ありふれた世俗的な動物ではありません。スフィンクスは獅子のように強く、王たる品格をそなえ、かつ謎に満ちた聖獣です。動物らしい自然な色合いでなく、ハッキリしたツートーンで表現されていることで、より世俗から離れた絶対的な印象を与えていると言えそうです。
若者の黒い『佩楯(はいだて)』には摩訶不思議な文字のようなものがびっしり描かれています。これはおそらく神秘的な記号でしょう。一般の文字ではなく神秘的な力を宿している記号が呪文のように描かれてるので、きっと敵の攻撃などいとも簡単に跳ね除けてしまえるでしょう。この若者が、超人的な能力や武器を備えている特別な存在なのだということが分かります。
戦車の天蓋の内側はとても真っ暗です。星模様がいっぱいついた天蓋はまるでそのまま宇宙を表しているようです。外側は青地に満天の星、内側は星ひとつ見えない暗黒の宇宙なのでしょうか。若者の頭上には、のんびりと雲がただようのどかな青空ではなく、聖なるきらめきに満ちた星と同時に、すべてを飲み込む暗黒があるのでしょう。おそらくこの若者は一般の人と同じような世界で安穏と生きているわけではないと思われます。
◆闇、悲しみ、光がない、試練、停滞(が、後に神がやってくる)…戦車を牽くスフィンクスは、白い一頭が光の力、黒いもう一頭が闇の力を示唆しているのでしょう。正反対のふたつの力をうまくバランスをとることによって、この戦車は神がかった働きをするに違いありません。戦車の動力は聖なる力なのです。
同じように鎧と佩楯も神秘的な力を発揮するのでしょう。鎧は防御の道具です。攻めの武器ではなく、敵の攻撃を受けるという試練に際して役立ちます。
天蓋の内側の闇は、彼の心の裏側にこっそり隠されている暗い心と対応しているのかも知れません。外側からは華々しく輝いて見える彼ですが、貴人だからこそ見えてしまう心の闇の暗さは計り知れないのではないでしょうか。
◆悪魔の支配下にある…彼は決して神の崇高な力だけを使っているのではありません。スフィンクスは白と黒の二対。神だけでなく、暗い未知の力(【15・悪魔】の力?)も同時に使っています。
鎧もまた《戦う道具》です。戦車は《戦う車》です。戦いには勝ち負けがつきもの、何がなんでも勝ちを狙う時には、愛だの平和だのと言っていられません。邪悪で乱暴な気持ちを利用する必要もあるはずです。
◆進化に必要な過程…いまだ未熟な段階では、光の力だけではなく、闇の力も借りなければ目的は達成できないのかも知れません。敵意や憎しみの力を借りて自らの力を振り絞る…闇の力を使う…ことが、戦士に定められた道なのでしょう。この進化の過程を経て、いずれ彼は愛と知性だけによっても勝利を収めることが出来るようになるでしょう。
◆第3のセフィラ「ビナー(理解)」と対応している…光を発する白に対して黒のスフィンクスが存在し、鎧の中の青・白・黄色の明るいデザインに対して黒い守りの武装があります。そしてまばゆい星空の天蓋の中には暗黒がある。。これらはすべて、明と暗・攻めと受け・ポジとネガの組み合わせになっています。
黒は《受け》と対応し、若者に闇の力を学ばせ、経験させているようです。この学びと経験が彼にとって多くの理解を導くことになるでしょう。
*-*-*-*-*-*-*
さて。上記の書き始めには【7・戦車】の黒がどこに行き着くのか、実は危ぶんでいたのですが、やっぱりそれなりに納得の行く結論が浮き上がってきたようです。
現代では、戦いはどちらかといえば嫌われていると言えるでしょう。敵意、攻撃、憎しみ、暴力…等を思い浮かべると、自然にいやな気持ちがわきあがってきます。関係のない人同士が近くで争っているのを見るだけでも心が騒ぐものです。
しかし、完全に戦いや争いを避けて生きるのも不自然なものです。この世界で、多くの人が共に暮らしている以上、立場や利害の衝突は避けられません。そんな時には多くの人が争いや戦いによって、自分の権利を勝ち取ろうとします。
でも本当は、冷静な話し合い(知性)と譲り合い(愛)によって衝突が解決できれば一番良いのですね。
【7・戦車】はそこに到るまでの進化の途上にある札と言って良さそうです…命と命のやりとりをする《戦い》には、原初的で根源的な神聖さも、確かにあるのですが。
その神聖さがあるからこそ、この若者がスフィンクスを従え、宇宙の天蓋に覆われ、神秘的な記号と呪文を鎧として身に纏っているのでしょうね。
*-*-*-*-*-*-*
久しぶりにタロットのことを書きました。
ごく個人的な話をすれば、正直今はわりかし落ち着かない生活です。タロットのことを書くのは結構「よっこいしょ」という感じですねー。(^_^;;
早く生活が落ち着いたらいいんですけど。
またボチボチと進ませていただきます!
今後とも当ブログをよろしくお願いします。
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