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大阪の占い師 サワツ純子 のタロットブログです。たまに理屈っぽい日常のああだこうだも入っています。
長文OK・お暇な方のみお読み下さいませ。(・∀・)サワツ純子
※各ブログ記事へのインデックスを作ってみました。良ければご利用ください※
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興味のある方はどうぞお越しくださいませ。
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今回は色の考察【黒色】の第12回、(2-1)黒色の部分/黒色の人物・見につけている黒色#4 について考えてみます。
黒色部分の解釈を暫定的に以下のように定義しておきます。
カードの画像データは、U.S.GAMES SYSTEMS,INC から出版されているライダー版ウエイトタロットです。
『世界シンボル事典』を参考図書として用います。
分類やコメントはあくまでもわたしの主観に基づいています。タロット作者の意図やカバラの教義に基づいた正しい解釈を目指しているのではなく、個人の自然な感覚と発想に頼って考察してみようとする試みです。ご了承の上、お読み下さい。
*-*-*-*-*-*-*
(2-1)黒色の部分/黒色の人物・見につけている黒色…
【13・死神】【聖杯7】【聖杯5】【金貨4】【金貨8】
*-*-*-*-*-*-*
【金貨4】では中央の人物が黒いマントのようなものを身に纏っています。中に着ている衣服は全体的に赤、裾は青いラインになっています。袖口から白いアンダーシャツが少し覗いています。
妙なのは、この人の纏っている黒いマントのようなものが、しっかりした布でなく、糸の塊のように下が透けていることです。粗く編んだ網状の上掛けでしょうか?正体が分かりません。
この人は髪の毛も真っ黒です。比較的若い人のように見えます。
◆極端さ、甚だしさ、絶対性、世俗的でない…
この人も普通の人です。陰気な感じはさほどしませんが、頑固に見えます。黒いものを纏っていますが、カラフルな衣服を見せ顔も正面を向いています。風貌からは平凡な人に見えます。
前回の【聖杯5】に倣って《極端なもので自分を覆っている》という解釈が当てはまるでしょうか。何となくそういう作為はないように見えてしまうのですが…。結果的にそうなっているだけでは?と思えます。
下の衣服がところどころ透けて見えているのも、その表れではないでしょうか。
ひょっとしたらこの黒いマントのように見えるものは、実は《この世のものではない》…精霊の類かも知れません。
《世俗のものではない》のだとすれば、黒色の定義とも合致してきます。
◆闇、悲しみ、光がない、試練、停滞(が、後に神がやってくる)…
自分のお金をガチガチに必死で守っている姿からは、停滞や試練といったキーワードが自然と思い浮かんできます。
口をぐっと引き結んで、眼の端を赤くして、決意に満ちた表情です。この金は決して手放すまい、といった感じ。
両手、両足、頭の上と、動きを固められてしまった彼は、立ち上がることも、顔の向きを変えることすら出来ません。これから一体どうするのでしょうか。永遠にこのままでいられるわけはないのですが。
◆悪魔の支配下にある…
執着と不安の虜になってしまった彼は、まさに悪魔にとり憑かれていると言えるでしょう。そう思うと、彼の身体に巻きついている黒い覆いが不気味に見えてきました。
彼は一体、そのことに気づいているのでしょうか?
◆進化に必要な過程…
ある程度のお金を手にすると、人は誰でも一時的にこのような執着心や欲望にとり憑かれてしまうのかも知れません。
持ち金を後生大事に抱えていると、無くすことはなくても、今以上のものを受け取れなくなることに、いずれ彼も気づくでしょう。
◆第3のセフィラ「ビナー(理解)」と対応している…
欲望や執着、不安といったものをどう受け入れ、克服するのか。それを理解することは、お金や物質の本質と真理を見出す道だと言えるでしょう。
お金に執着がない人よりも彼の方が、ある真理への道に近いのかも知れません。
*-*-*-*-*-*-*
さて、この札はわたしの嫌いな札のひとつです。なぜならば、大変けちんぼである自分とダブるからです。いつもこの札を見て、自分とそっくりだな、と思っては軽く落ち込んでいます(笑)
今回初めて、この黒いマントのようなものの素材に思い至りました。今まで「ちょっと変わってるな」ぐらいで、深くは考えていなかったのです。なんだかモコモコしているし、ところどころ透けているし、毛糸で粗く編んだニットのつもりで描かれたのかも知れません。
でも黒色の性質と考え合わせて、これが《ネガティブな精霊》で、この人に覆いかぶさっているのだと仮定してみると、ちょっとぞっとしました。そしてこの人がそれに気づいていないのだとしたら…またもや自分自身とかぶります。。
しかしこの黒い《ネガティブな精霊》は、お金や物質の性質を教えてくれるありがたい存在でもあるのですよね。そうイメージしながら自分のけちんぼと向き合ってみたいと思います。
*-*-*-*-*-*-*
ちなみに、この人物のいでたちは【5・法王】のものと似ています。
全体的に赤い服、白いアンダーシャツと足元の青い一帯。
頭に黄色いものを載せているし、背景がグレーなのも似ています。
【5・法王】は足元に鍵が二つありますが、【金貨4】では金貨が二枚です。【5・法王】の笏と【金貨4】の手の中の金貨が対応しているとも見れますね。何もかもがお金、お金、お金です。この人にとってはお金が万能なのでしょう。
そう考えてみると、この人が黒いマント状のものを纏っているのが意味ありげに見えてきました。彼は彼なりに一生懸命自分を特別な存在に見せようと、努力しているのかも知れません。
お金を持っている人は時にそれを殊更に見せつけて、特別待遇を得ようとしますが、そういう成金体質を表しているのかも…。色々と想像が膨らみます。
そんな人でも、アンダーシャツは真っ白で、案外と純粋無垢だったりするのですね。ちょっとユーモラスに見えてきました。
*-*-*-*-*-*-*
年明け最初の札が【金貨4】となりました。なんだか世相を反映しているようで、苦笑いしてしまいます。
来週は【金貨8】を考察します。
今後とも当ブログをよろしくお願いします。
黒色部分の解釈を暫定的に以下のように定義しておきます。
・第3のセフィラ「ビナー(理解)」と対応している(ウィキペディア・生命の樹の記事より)
・極端さ、甚だしさ、絶対性、神と関連 世俗的でない
・闇、悲しみ、光がない、試練、停滞(が、後に神がやってくる)
・悪魔の支配下にある
・進化に必要な過程
・極端さ、甚だしさ、絶対性、
・闇、悲しみ、光がない、試練、停滞(が、後に神がやってくる)
・悪魔の支配下にある
・進化に必要な過程
カードの画像データは、U.S.GAMES SYSTEMS,INC から出版されているライダー版ウエイトタロットです。
『世界シンボル事典』を参考図書として用います。
分類やコメントはあくまでもわたしの主観に基づいています。タロット作者の意図やカバラの教義に基づいた正しい解釈を目指しているのではなく、個人の自然な感覚と発想に頼って考察してみようとする試みです。ご了承の上、お読み下さい。
*-*-*-*-*-*-*
(2-1)黒色の部分/黒色の人物・見につけている黒色…
【13・死神】【聖杯7】【聖杯5】【金貨4】【金貨8】
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【金貨4】では中央の人物が黒いマントのようなものを身に纏っています。中に着ている衣服は全体的に赤、裾は青いラインになっています。袖口から白いアンダーシャツが少し覗いています。
妙なのは、この人の纏っている黒いマントのようなものが、しっかりした布でなく、糸の塊のように下が透けていることです。粗く編んだ網状の上掛けでしょうか?正体が分かりません。
この人は髪の毛も真っ黒です。比較的若い人のように見えます。
◆極端さ、甚だしさ、絶対性、世俗的でない…
この人も普通の人です。陰気な感じはさほどしませんが、頑固に見えます。黒いものを纏っていますが、カラフルな衣服を見せ顔も正面を向いています。風貌からは平凡な人に見えます。
前回の【聖杯5】に倣って《極端なもので自分を覆っている》という解釈が当てはまるでしょうか。何となくそういう作為はないように見えてしまうのですが…。結果的にそうなっているだけでは?と思えます。
下の衣服がところどころ透けて見えているのも、その表れではないでしょうか。
ひょっとしたらこの黒いマントのように見えるものは、実は《この世のものではない》…精霊の類かも知れません。
《世俗のものではない》のだとすれば、黒色の定義とも合致してきます。
◆闇、悲しみ、光がない、試練、停滞(が、後に神がやってくる)…
自分のお金をガチガチに必死で守っている姿からは、停滞や試練といったキーワードが自然と思い浮かんできます。
口をぐっと引き結んで、眼の端を赤くして、決意に満ちた表情です。この金は決して手放すまい、といった感じ。
両手、両足、頭の上と、動きを固められてしまった彼は、立ち上がることも、顔の向きを変えることすら出来ません。これから一体どうするのでしょうか。永遠にこのままでいられるわけはないのですが。
◆悪魔の支配下にある…
執着と不安の虜になってしまった彼は、まさに悪魔にとり憑かれていると言えるでしょう。そう思うと、彼の身体に巻きついている黒い覆いが不気味に見えてきました。
彼は一体、そのことに気づいているのでしょうか?
◆進化に必要な過程…
ある程度のお金を手にすると、人は誰でも一時的にこのような執着心や欲望にとり憑かれてしまうのかも知れません。
持ち金を後生大事に抱えていると、無くすことはなくても、今以上のものを受け取れなくなることに、いずれ彼も気づくでしょう。
◆第3のセフィラ「ビナー(理解)」と対応している…
欲望や執着、不安といったものをどう受け入れ、克服するのか。それを理解することは、お金や物質の本質と真理を見出す道だと言えるでしょう。
お金に執着がない人よりも彼の方が、ある真理への道に近いのかも知れません。
*-*-*-*-*-*-*
さて、この札はわたしの嫌いな札のひとつです。なぜならば、大変けちんぼである自分とダブるからです。いつもこの札を見て、自分とそっくりだな、と思っては軽く落ち込んでいます(笑)
今回初めて、この黒いマントのようなものの素材に思い至りました。今まで「ちょっと変わってるな」ぐらいで、深くは考えていなかったのです。なんだかモコモコしているし、ところどころ透けているし、毛糸で粗く編んだニットのつもりで描かれたのかも知れません。
でも黒色の性質と考え合わせて、これが《ネガティブな精霊》で、この人に覆いかぶさっているのだと仮定してみると、ちょっとぞっとしました。そしてこの人がそれに気づいていないのだとしたら…またもや自分自身とかぶります。。
しかしこの黒い《ネガティブな精霊》は、お金や物質の性質を教えてくれるありがたい存在でもあるのですよね。そうイメージしながら自分のけちんぼと向き合ってみたいと思います。
*-*-*-*-*-*-*
ちなみに、この人物のいでたちは【5・法王】のものと似ています。
全体的に赤い服、白いアンダーシャツと足元の青い一帯。
頭に黄色いものを載せているし、背景がグレーなのも似ています。
【5・法王】は足元に鍵が二つありますが、【金貨4】では金貨が二枚です。【5・法王】の笏と【金貨4】の手の中の金貨が対応しているとも見れますね。何もかもがお金、お金、お金です。この人にとってはお金が万能なのでしょう。
そう考えてみると、この人が黒いマント状のものを纏っているのが意味ありげに見えてきました。彼は彼なりに一生懸命自分を特別な存在に見せようと、努力しているのかも知れません。
お金を持っている人は時にそれを殊更に見せつけて、特別待遇を得ようとしますが、そういう成金体質を表しているのかも…。色々と想像が膨らみます。
そんな人でも、アンダーシャツは真っ白で、案外と純粋無垢だったりするのですね。ちょっとユーモラスに見えてきました。
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年明け最初の札が【金貨4】となりました。なんだか世相を反映しているようで、苦笑いしてしまいます。
来週は【金貨8】を考察します。
今後とも当ブログをよろしくお願いします。
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