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大阪の占い師 サワツ純子 のタロットブログです。たまに理屈っぽい日常のああだこうだも入っています。
長文OK・お暇な方のみお読み下さいませ。(・∀・)サワツ純子
※各ブログ記事へのインデックスを作ってみました。良ければご利用ください※
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興味のある方はどうぞお越しくださいませ。
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今回は色の考察【灰色】の第22回、小アルカナ【剣のスート】の灰色部分(2)背景の一部に灰色の目立つもの について考えます。
灰色部分の解釈を暫定的に以下のように定義しておきます。
カードの画像データは、U.S.GAMES SYSTEMS,INC から出版されているライダー版ウエイトタロットです。
『世界シンボル事典』を参考図書として用います。参考箇所には文頭と文末に『*』をつけてあります。
分類やコメントはあくまでもわたしの主観に基づいています。ご了承の上、お読み下さい。
*-*-*-*-*-*-*
(2)背景の一部に灰色の目立つもの…
【剣キング】【剣クイーン】【剣ナイト】【剣ペイジ】【剣5】
これらはすべて、空色の空に灰色の雲が描かれています。
コートカード4枚+【剣5】となっています。
*-*-*-*-*-*-*
背景に描かれている雲が暗い順に検討してみます。
【剣5】に描かれている雲が、5枚の中では一番暗い色をしています。
雲は水(=感情)とすると、【剣5】が一番「濁り」が多いと言えますね。。
雲の形から、速くて強い風が吹いていることが解ります。この濁りある雲はいつまでもそこに留まっていることなく、いずれ近いうちに遠くへ去っていくのかも知れません。
本来は澄んでいる空色の背景に、一時的に色濃い雲が訪れていると考えられます。高い精神性と向上心のさなかに、物質的なものを重視する世俗的な感情が強まってきています。
ここでは正義(白)と不正義(黒)が混じり合っています。たとえ勝ちをおさめたとしても、正義の勝利とは言えません。しかし勝利するための工夫こそが知恵(=コクマー)の発露であり、それはそれで価値あることかも知れません。
よくよく見ると灰色の雲の中に、線状の真っ白い部分もあります。勝つために心からクリアさが失われているなかにも、まったく濁りのない純粋な正義の要素も含まれているようです。
この札では地面も灰色です。とりまく人の感情だけでなく、この状況の基盤自体が物質的で世俗的な価値観に支配されていると言えるでしょう。
*-*-*-*-*-*-*
【剣キング】では、もくもくと湧いている雲がほんの少し濃淡のある灰色をしています。
この人の心も「濁っている」と言えるのでしょうか。
『完全な正義』とか『まったく濁りがない感情』…白色…というのはリアルな世界に生きる人、とくに“大人”には不可能なことでしょう。そう考えると必ずしも「濁った感情」=「悪い状態」ではない、と言えるかも知れません。
『現実世界』=『物質的な世界』=『世俗の社会』、の中で【剣キング】は問題解決のプロフェッショナルとして役立っています。神のように裁くのではなく、技術や知識で不具合を調整し、世の中が円滑に動くよう働いているのだとしたら、彼の心が世俗的…灰色…なのはむしろ適切で当然なことと言えそうです。その融通こそが知恵(=コクマー)の発露でもあるでしょう。
彼は灰色の玉座に座り、世俗の社会で「ひとかどの者」として地位を得ています。彼の地位を保証しているのは世間であり、彼の感情も正義と不正義の曖昧な世俗的な価値観を持っています。
それに対し、彼の持っている『剣』は美しい空色と白色です。世間・世俗の中に生きていても、プロフェッショナルとしての技術や知識は「理想的な精神性」と「濁りない正義の尺度」で成り立っているのだと言えそうです。
*-*-*-*-*-*-*
【剣クイーン】では、濃淡のほとんどない雲がもくもくと大量に湧きあがっています。足元の一部の雲はとても暗い色をしています。
彼女の心もまた世俗的で現実的な価値観を持っています。
それにしても大量の雲です。感情の量がハンパではありません。足元の雲はとても暗い色をしています。不安が多く混じっているのでしょうか。
雲が多いといえば、彼女のマントも雲で埋め尽くされています。彼女はとても感情的で、しかもそれを隠さず、多くの人に向けて表現する人であることが分かります。この雲もやや灰色がかっています。
【剣キング】では余り感じなかったのですが、この札では再び『濁った感情』に否定的な要素を見い出したくなります。特に足元の雲を見ると、灰色の暗さの中に不安や見通しの不明瞭さを感じてしまいます。
灰色=白+黒 の、黒の分量が多いと『不安』のイメージが強くなるのでしょうか。
彼女のドレスもかなり濃い灰色です。玉座もとても暗い色です。
彼女の地位を支えている世間(玉座)には、不安などネガティブな要素が多く混じっているのでしょうか。彼女もその世間と同じくらいの不安を身にまとって生きているのでしょうか。
その不安を打ち払うために、彼女は知恵(=コクマー)を頼りに生きているのかも知れません。
*-*-*-*-*-*-*
【剣ナイト】の雲は【剣5】のものと形が似ています。風が強い上に、ナイト自身がすごいスピードで走っています。
今ここにある感情もあっという間に後ろに通り過ぎてしまうことでしょう。
この雲の灰色はかなり“まだら”になっています。濃淡の描かれ方が妙に不気味に感じられます。
雲=水(感情)の観点で見ると、濁っていて不安な要素と、明るく楽天的な要素が分離したまま塊になっている感じです。忙しすぎてちょっと分裂症気味な感情なのかも知れません。
彼の馬も灰色です。正義と不正義の曖昧な世俗的な価値観に乗ってこの世界を走り回っていると考えられそうです。また、彼を走らせているものが情報や思想に基づいた知恵(=コクマー)であるとも解釈できそうです。
ただし…彼は案外『真っ白な馬』に乗っていると思い込んでいるかも知れません。これが正しい、少しも濁っていないと信じている可能性がありそうです。でなければこんなにスピードを上げて一心不乱に突っ走れないのではないでしょうか…?
これは【剣クイーン】のドレスの色にも当てはめられそうです。
さらに、彼の乗っているのが馬…動物…であることを考えると、“そこに不安が含まれている”ことを本能(=動物的)では薄々知っているとも解釈できそうです。だからこそ、不安を見ないようにして一直線に突っ走っているのかも知れません。
彼が勢い良くかざしている剣は白と灰色です(銀色のような気もしますが)。彼の用いる武器にも世俗的価値観が反映されているようです。それはとてもたくさんの知恵(=コクマー)の集積かも知れません。そしてそこにはたくさんの不正義も含まれているかも知れません。
今の彼には自分の価値観や心をじっくりと省みる余裕がないでしょう。不安はまだそれほど深くはなさそうですが、彼のスピードが落ちた時、彼がどんな風に考えるのかが楽しみです。
*-*-*-*-*-*-*
【剣ペイジ】の雲は、背景の上の方にも下の方にも、右にも左にも、ちょっとずつ散らばっています。
彼の感情はまとまりなくあちこちに、きれぎれに湧き上がっているのでしょう。
5枚の中で一番明るい色をした雲ですが、真っ白ではありません。濃淡の表現が【剣キング】と似ています。色の濃さそのものは【剣ナイト】と同レベルのように思えます。ただこの札では明るい部分の面積が多いです。
まだ子供なので世間の矛盾や不安の体験も少ないのでしょう。しかし湧き立つ感情の量は多く、彼が感じやすい子供であることが分かります。そして彼は湧き起こる感情のうちに世間を生きていく知恵(=コクマー)を醸成しているのかも知れないと思います。
わたしにとって最も目を引くのは、彼が着ているインナーウェアです。それはまばゆいばかりに真っ白く、ほとんど輝いているようにすら見えます。
彼の心が、まだ無垢で、ほんとうの純真さを保っていることが分かります。前回の更新では彼が後ろ盾を持たない不安定な存在であることに注目しましたが、このまばゆい白さを見ると、彼の素晴らしい進化と変身を心の底から願いたくなります。
*-*-*-*-*-*-*
今回は手短にまとまりました(^_^)。
次回は (3)地面or足元が灰色のもの について考えます。
今後とも当ブログをよろしくお願いします。
灰色部分の解釈を暫定的に以下のように定義しておきます。
・世俗的、物質的な要素を表わす
・第2のセフィラ「コクマー(知恵)」と対応している(ウィキペディア・生命の樹の記事より)
・相反する2つのものの中間、および混成
・不安、見通しの悪さ、不明瞭さ
・灰色に黒の点々は石造りであることを表わしている。
*石は固く永続性があり「神の力の顕現」の意味もある*
・第2のセフィラ「コクマー(知恵)」と対応している(ウィキペディア・生命の樹の記事より)
・相反する2つのものの中間、および混成
・不安、見通しの悪さ、不明瞭さ
・灰色に黒の点々は石造りであることを表わしている。
*石は固く永続性があり「神の力の顕現」の意味もある*
カードの画像データは、U.S.GAMES SYSTEMS,INC から出版されているライダー版ウエイトタロットです。
『世界シンボル事典』を参考図書として用います。参考箇所には文頭と文末に『*』をつけてあります。
分類やコメントはあくまでもわたしの主観に基づいています。ご了承の上、お読み下さい。
*-*-*-*-*-*-*
(2)背景の一部に灰色の目立つもの…
【剣キング】【剣クイーン】【剣ナイト】【剣ペイジ】【剣5】
これらはすべて、空色の空に灰色の雲が描かれています。
コートカード4枚+【剣5】となっています。
*-*-*-*-*-*-*
背景に描かれている雲が暗い順に検討してみます。
【剣5】に描かれている雲が、5枚の中では一番暗い色をしています。
雲は水(=感情)とすると、【剣5】が一番「濁り」が多いと言えますね。。
雲の形から、速くて強い風が吹いていることが解ります。この濁りある雲はいつまでもそこに留まっていることなく、いずれ近いうちに遠くへ去っていくのかも知れません。
本来は澄んでいる空色の背景に、一時的に色濃い雲が訪れていると考えられます。高い精神性と向上心のさなかに、物質的なものを重視する世俗的な感情が強まってきています。
ここでは正義(白)と不正義(黒)が混じり合っています。たとえ勝ちをおさめたとしても、正義の勝利とは言えません。しかし勝利するための工夫こそが知恵(=コクマー)の発露であり、それはそれで価値あることかも知れません。
よくよく見ると灰色の雲の中に、線状の真っ白い部分もあります。勝つために心からクリアさが失われているなかにも、まったく濁りのない純粋な正義の要素も含まれているようです。
この札では地面も灰色です。とりまく人の感情だけでなく、この状況の基盤自体が物質的で世俗的な価値観に支配されていると言えるでしょう。
*-*-*-*-*-*-*
【剣キング】では、もくもくと湧いている雲がほんの少し濃淡のある灰色をしています。
この人の心も「濁っている」と言えるのでしょうか。
『完全な正義』とか『まったく濁りがない感情』…白色…というのはリアルな世界に生きる人、とくに“大人”には不可能なことでしょう。そう考えると必ずしも「濁った感情」=「悪い状態」ではない、と言えるかも知れません。
『現実世界』=『物質的な世界』=『世俗の社会』、の中で【剣キング】は問題解決のプロフェッショナルとして役立っています。神のように裁くのではなく、技術や知識で不具合を調整し、世の中が円滑に動くよう働いているのだとしたら、彼の心が世俗的…灰色…なのはむしろ適切で当然なことと言えそうです。その融通こそが知恵(=コクマー)の発露でもあるでしょう。
彼は灰色の玉座に座り、世俗の社会で「ひとかどの者」として地位を得ています。彼の地位を保証しているのは世間であり、彼の感情も正義と不正義の曖昧な世俗的な価値観を持っています。
それに対し、彼の持っている『剣』は美しい空色と白色です。世間・世俗の中に生きていても、プロフェッショナルとしての技術や知識は「理想的な精神性」と「濁りない正義の尺度」で成り立っているのだと言えそうです。
*-*-*-*-*-*-*
【剣クイーン】では、濃淡のほとんどない雲がもくもくと大量に湧きあがっています。足元の一部の雲はとても暗い色をしています。
彼女の心もまた世俗的で現実的な価値観を持っています。
それにしても大量の雲です。感情の量がハンパではありません。足元の雲はとても暗い色をしています。不安が多く混じっているのでしょうか。
雲が多いといえば、彼女のマントも雲で埋め尽くされています。彼女はとても感情的で、しかもそれを隠さず、多くの人に向けて表現する人であることが分かります。この雲もやや灰色がかっています。
【剣キング】では余り感じなかったのですが、この札では再び『濁った感情』に否定的な要素を見い出したくなります。特に足元の雲を見ると、灰色の暗さの中に不安や見通しの不明瞭さを感じてしまいます。
灰色=白+黒 の、黒の分量が多いと『不安』のイメージが強くなるのでしょうか。
彼女のドレスもかなり濃い灰色です。玉座もとても暗い色です。
彼女の地位を支えている世間(玉座)には、不安などネガティブな要素が多く混じっているのでしょうか。彼女もその世間と同じくらいの不安を身にまとって生きているのでしょうか。
その不安を打ち払うために、彼女は知恵(=コクマー)を頼りに生きているのかも知れません。
*-*-*-*-*-*-*
【剣ナイト】の雲は【剣5】のものと形が似ています。風が強い上に、ナイト自身がすごいスピードで走っています。
今ここにある感情もあっという間に後ろに通り過ぎてしまうことでしょう。
この雲の灰色はかなり“まだら”になっています。濃淡の描かれ方が妙に不気味に感じられます。
雲=水(感情)の観点で見ると、濁っていて不安な要素と、明るく楽天的な要素が分離したまま塊になっている感じです。忙しすぎてちょっと分裂症気味な感情なのかも知れません。
彼の馬も灰色です。正義と不正義の曖昧な世俗的な価値観に乗ってこの世界を走り回っていると考えられそうです。また、彼を走らせているものが情報や思想に基づいた知恵(=コクマー)であるとも解釈できそうです。
ただし…彼は案外『真っ白な馬』に乗っていると思い込んでいるかも知れません。これが正しい、少しも濁っていないと信じている可能性がありそうです。でなければこんなにスピードを上げて一心不乱に突っ走れないのではないでしょうか…?
これは【剣クイーン】のドレスの色にも当てはめられそうです。
さらに、彼の乗っているのが馬…動物…であることを考えると、“そこに不安が含まれている”ことを本能(=動物的)では薄々知っているとも解釈できそうです。だからこそ、不安を見ないようにして一直線に突っ走っているのかも知れません。
彼が勢い良くかざしている剣は白と灰色です(銀色のような気もしますが)。彼の用いる武器にも世俗的価値観が反映されているようです。それはとてもたくさんの知恵(=コクマー)の集積かも知れません。そしてそこにはたくさんの不正義も含まれているかも知れません。
今の彼には自分の価値観や心をじっくりと省みる余裕がないでしょう。不安はまだそれほど深くはなさそうですが、彼のスピードが落ちた時、彼がどんな風に考えるのかが楽しみです。
*-*-*-*-*-*-*
【剣ペイジ】の雲は、背景の上の方にも下の方にも、右にも左にも、ちょっとずつ散らばっています。
彼の感情はまとまりなくあちこちに、きれぎれに湧き上がっているのでしょう。
5枚の中で一番明るい色をした雲ですが、真っ白ではありません。濃淡の表現が【剣キング】と似ています。色の濃さそのものは【剣ナイト】と同レベルのように思えます。ただこの札では明るい部分の面積が多いです。
まだ子供なので世間の矛盾や不安の体験も少ないのでしょう。しかし湧き立つ感情の量は多く、彼が感じやすい子供であることが分かります。そして彼は湧き起こる感情のうちに世間を生きていく知恵(=コクマー)を醸成しているのかも知れないと思います。
わたしにとって最も目を引くのは、彼が着ているインナーウェアです。それはまばゆいばかりに真っ白く、ほとんど輝いているようにすら見えます。
彼の心が、まだ無垢で、ほんとうの純真さを保っていることが分かります。前回の更新では彼が後ろ盾を持たない不安定な存在であることに注目しましたが、このまばゆい白さを見ると、彼の素晴らしい進化と変身を心の底から願いたくなります。
*-*-*-*-*-*-*
今回は手短にまとまりました(^_^)。
次回は (3)地面or足元が灰色のもの について考えます。
今後とも当ブログをよろしくお願いします。
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