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大阪の占い師 サワツ純子 のタロットブログです。たまに理屈っぽい日常のああだこうだも入っています。
長文OK・お暇な方のみお読み下さいませ。(・∀・)サワツ純子
※各ブログ記事へのインデックスを作ってみました。良ければご利用ください※
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興味のある方はどうぞお越しくださいませ。
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前回は、占いには祈りが必要である、ということを書きました。
神様神様と連発したので引いてしまった人もいるのではないかと少し思いましたが…文脈が正しく伝わっていればいいなぁと思います。
今回は、占いとは切っても切れないこと…運命と未来について書いてみたいと思います。これもまた人それぞれ考え方の違うところですが、あくまでわたし個人の世界観であるということをご了承下さいね。
運命は定まっているのか?定められた未来というのがあるのか?運命や未来に対して『占い』には何が出来るのか?
やたらめったら大きなテーマですね(笑)
*-*-*-*-*-*-*
運命はあらかじめ定まっているのか?…占い師としてのわたしの答は『NO』です。運命とは、あらかじめ定められたものではありません。
人がどのように思いどんな行動をしたとしても、それを越えて結果的に表れて来る状態が『運命』であり、それを当てるのが占い師ではないのか?という論理もあります。それはもっともな意見だと感じる気持ちも正直言ってあります。
しかし占い師としてご相談にお答えしている立場としては、結果は単に「結果」であり『運命』ではありません。
その人に起こることすべてがあらかじめ『運命』として定められている訳では決してないし、たとえそういうものがあったとしても『運命を変える』ことは出来ます。わたしはもちろん『運命を変える』ことを積極的に支持している立場をとっています。
*-*-*-*-*-*-*
『○ヶ月後、わたしはどうなっているでしょうか』
『○年後、わたしは結婚できているでしょうか』
このような質問をたびたび受けます。こういう質問をされる方はたいてい、何かあらかじめ決まった運命があり、自分は今その道のりのどこか一点にいるのだと思っていらっしゃいます。こういう方にとって占いとは、自分という一冊の本の、今より少し先のページをちらっと盗み見て自分の未来を教えてもらうような感覚であるようです。ですから『正しい未来』『正しい道のり』という言葉をよく使われます。自分はちゃんと正しい道を歩いているんだろうか、間違っているから結婚相手にめぐり合えないんだろうか、と悩んでしまわれます。
運命に、ただひとつの正答などありません。一冊の本を手に取るように、そこにあらかじめ作られたストーリがあって、あなたはそこを歩いているわけではありません。あなたはそのストーリーを実際に書いていかなくてはいけません。あなたに託された一冊の本…あなたの人生には、あらかじめ決められている設定もあることでしょう。女性なのか男性なのか。生まれた家はどんなか。ご両親や兄弟はどんな人か。五体満足で生まれたのか。貧乏なのかお金持ちなのか。でもその設定から先のストーリーはあなたが自分で作るのです。
設定は『宿命』という言葉で言い表すとピッタリきます。そして『運命』とはストーリーです。もし、今ある一点のあなたが不幸のどん底にいたとします。いきなり次の段落からしあわせの絶頂にうつることは出来ませんよね。それなりの経緯を辿り、しかるべき文字数を費やして、やっと「しあわせの絶頂」の段落に至ることが出来ます。もちろんその経緯を実際に辿り、ストーリーを綴るのはあなた自身です。もしあなたがサボって何もしなければ、だらだらと面白くない文章はいくらでも続きます。どんどんと続けて、ページが尽きて、そのまま終わってしまったらそれは『起伏なく、面白くない物語』として完結します。その本は、はじめから面白くない物語として決まっていたわけではありません。あなたがそれを面白くない本にしてしまったのです。
*-*-*-*-*-*-*
では、そこに『占い』はどういう位置づけで絡んでいけるのでしょうか。
物語には設定があります。設定はストーリーの広がりをある程度限定し、傾向づけます。もし主人公がとても貧乏な生まれなら、その貧乏と向き合いどう楽しく生きていくかというのは外せないテーマになるでしょう。標準的な女性が主人公ならば恋愛と結婚生活がメインテーマになるでしょう。
初期のストーリーは設定を描写し、主人公が成長していくにつれてストーリーには自由な広がりが出てくるでしょう。積み重ねられたストーリーは主人公のキャラクターや能力、感情などを描写していきます。出会いや出来事がドラマとなり、ストーリーにある流れが出来ます。
あなたが困って占い師の元を訪れたとき、あなたは例えば『結婚したい』という未来のストーリーについて占い師に告げます。占い師は混沌とした世界なり、宇宙なり、神様なりに、象徴的にアクセスして『結婚に至るストーリー』についての視点を幾つか拾い上げます。あなたはそれを利用して、自分のストーリーを望みに近づけることができます。
あなたの設定、あなたのストーリーの作り方によっては、結婚することがすごく難しい状態になっているかも知れません。でも、もしページ数に余裕があるなら、そしてあなたが本当に心から望むなら『結婚に至るストーリ』を描くことが可能でしょう。
あなたがいつ、本当にやる気になるか…占ってみれば「今しばらくはぱっとしない日々が続くでしょう」とか「もうちょっと待てば気分が良くなるでしょう」とか答えることは出来ます。でも…あなたがその気なら。今すぐ気持ちを切り替える気合を入れるつもりなら、その瞬間から展開されるカードは劇的に変化します。たちどころに祝福はあらわれて、現実も変化を始めるでしょう。あなたの物語は急速に展開し、次の段落からすぐに「しあわせモード」に入れるかも知れません。
*-*-*-*-*-*-*
恐らく、『定められた運命』に気を取られる方は、何か『保証』が欲しいのでしょう。しあわせになれるという言葉の保証があってはじめて努力する気になり、もし失敗するのなら初めから努力しない方がいい、という価値観があるのではと思います。
しかし、豊かな人生、物語のハッピーエンド、ということを考えたとき、何かを得るための苦労、努力、失敗のひとつもないストーリーが魅力的で豊かと言えるのかどうか。ヒーローは敵と戦う時に自分が勝つことを知っているのでしょうか。ヒロインは何も失わず、傷つかず、愛する人と結ばれるのでしょうか。シンデレラはわざと靴を落としたのでしょうか。チルチルとミチルは危険な冒険の旅に出ずして自分の青い鳥を見つけられたでしょうか。
未来をあらかじめ知っていたら、未来の保証が用意されていたら、一番価値のあるものは手に入らなかったのではないでしょうか。
しあわせを手に入れるための冒険に出るとき、必要なのは未来の予測ではありません。未来の予測はむしろ、冒険が思わぬ成果を上げるときの邪魔になります。
しあわせを手に入れるための冒険に必要なのは『ヒント』です。
占いが、しあわせを求め望む人に手渡せる最良のものは『ヒント』なのです。
占いは、あらかじめ定められた運命を教えるものではありません。
そして、あらかじめ定められた運命など、ありません。
運命とは結果ではなく、ストーリー全体のことです。ストーリーが貧弱で、どうして良い物語になりえるでしょう。
あなたのストーリーは、どうでしょうか。読む人を勇気づける、素敵なストーリーになりそうですか?
神様神様と連発したので引いてしまった人もいるのではないかと少し思いましたが…文脈が正しく伝わっていればいいなぁと思います。
今回は、占いとは切っても切れないこと…運命と未来について書いてみたいと思います。これもまた人それぞれ考え方の違うところですが、あくまでわたし個人の世界観であるということをご了承下さいね。
運命は定まっているのか?定められた未来というのがあるのか?運命や未来に対して『占い』には何が出来るのか?
やたらめったら大きなテーマですね(笑)
*-*-*-*-*-*-*
運命はあらかじめ定まっているのか?…占い師としてのわたしの答は『NO』です。運命とは、あらかじめ定められたものではありません。
人がどのように思いどんな行動をしたとしても、それを越えて結果的に表れて来る状態が『運命』であり、それを当てるのが占い師ではないのか?という論理もあります。それはもっともな意見だと感じる気持ちも正直言ってあります。
しかし占い師としてご相談にお答えしている立場としては、結果は単に「結果」であり『運命』ではありません。
その人に起こることすべてがあらかじめ『運命』として定められている訳では決してないし、たとえそういうものがあったとしても『運命を変える』ことは出来ます。わたしはもちろん『運命を変える』ことを積極的に支持している立場をとっています。
*-*-*-*-*-*-*
『○ヶ月後、わたしはどうなっているでしょうか』
『○年後、わたしは結婚できているでしょうか』
このような質問をたびたび受けます。こういう質問をされる方はたいてい、何かあらかじめ決まった運命があり、自分は今その道のりのどこか一点にいるのだと思っていらっしゃいます。こういう方にとって占いとは、自分という一冊の本の、今より少し先のページをちらっと盗み見て自分の未来を教えてもらうような感覚であるようです。ですから『正しい未来』『正しい道のり』という言葉をよく使われます。自分はちゃんと正しい道を歩いているんだろうか、間違っているから結婚相手にめぐり合えないんだろうか、と悩んでしまわれます。
運命に、ただひとつの正答などありません。一冊の本を手に取るように、そこにあらかじめ作られたストーリがあって、あなたはそこを歩いているわけではありません。あなたはそのストーリーを実際に書いていかなくてはいけません。あなたに託された一冊の本…あなたの人生には、あらかじめ決められている設定もあることでしょう。女性なのか男性なのか。生まれた家はどんなか。ご両親や兄弟はどんな人か。五体満足で生まれたのか。貧乏なのかお金持ちなのか。でもその設定から先のストーリーはあなたが自分で作るのです。
設定は『宿命』という言葉で言い表すとピッタリきます。そして『運命』とはストーリーです。もし、今ある一点のあなたが不幸のどん底にいたとします。いきなり次の段落からしあわせの絶頂にうつることは出来ませんよね。それなりの経緯を辿り、しかるべき文字数を費やして、やっと「しあわせの絶頂」の段落に至ることが出来ます。もちろんその経緯を実際に辿り、ストーリーを綴るのはあなた自身です。もしあなたがサボって何もしなければ、だらだらと面白くない文章はいくらでも続きます。どんどんと続けて、ページが尽きて、そのまま終わってしまったらそれは『起伏なく、面白くない物語』として完結します。その本は、はじめから面白くない物語として決まっていたわけではありません。あなたがそれを面白くない本にしてしまったのです。
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では、そこに『占い』はどういう位置づけで絡んでいけるのでしょうか。
物語には設定があります。設定はストーリーの広がりをある程度限定し、傾向づけます。もし主人公がとても貧乏な生まれなら、その貧乏と向き合いどう楽しく生きていくかというのは外せないテーマになるでしょう。標準的な女性が主人公ならば恋愛と結婚生活がメインテーマになるでしょう。
初期のストーリーは設定を描写し、主人公が成長していくにつれてストーリーには自由な広がりが出てくるでしょう。積み重ねられたストーリーは主人公のキャラクターや能力、感情などを描写していきます。出会いや出来事がドラマとなり、ストーリーにある流れが出来ます。
あなたが困って占い師の元を訪れたとき、あなたは例えば『結婚したい』という未来のストーリーについて占い師に告げます。占い師は混沌とした世界なり、宇宙なり、神様なりに、象徴的にアクセスして『結婚に至るストーリー』についての視点を幾つか拾い上げます。あなたはそれを利用して、自分のストーリーを望みに近づけることができます。
あなたの設定、あなたのストーリーの作り方によっては、結婚することがすごく難しい状態になっているかも知れません。でも、もしページ数に余裕があるなら、そしてあなたが本当に心から望むなら『結婚に至るストーリ』を描くことが可能でしょう。
あなたがいつ、本当にやる気になるか…占ってみれば「今しばらくはぱっとしない日々が続くでしょう」とか「もうちょっと待てば気分が良くなるでしょう」とか答えることは出来ます。でも…あなたがその気なら。今すぐ気持ちを切り替える気合を入れるつもりなら、その瞬間から展開されるカードは劇的に変化します。たちどころに祝福はあらわれて、現実も変化を始めるでしょう。あなたの物語は急速に展開し、次の段落からすぐに「しあわせモード」に入れるかも知れません。
*-*-*-*-*-*-*
恐らく、『定められた運命』に気を取られる方は、何か『保証』が欲しいのでしょう。しあわせになれるという言葉の保証があってはじめて努力する気になり、もし失敗するのなら初めから努力しない方がいい、という価値観があるのではと思います。
しかし、豊かな人生、物語のハッピーエンド、ということを考えたとき、何かを得るための苦労、努力、失敗のひとつもないストーリーが魅力的で豊かと言えるのかどうか。ヒーローは敵と戦う時に自分が勝つことを知っているのでしょうか。ヒロインは何も失わず、傷つかず、愛する人と結ばれるのでしょうか。シンデレラはわざと靴を落としたのでしょうか。チルチルとミチルは危険な冒険の旅に出ずして自分の青い鳥を見つけられたでしょうか。
未来をあらかじめ知っていたら、未来の保証が用意されていたら、一番価値のあるものは手に入らなかったのではないでしょうか。
しあわせを手に入れるための冒険に出るとき、必要なのは未来の予測ではありません。未来の予測はむしろ、冒険が思わぬ成果を上げるときの邪魔になります。
しあわせを手に入れるための冒険に必要なのは『ヒント』です。
占いが、しあわせを求め望む人に手渡せる最良のものは『ヒント』なのです。
占いは、あらかじめ定められた運命を教えるものではありません。
そして、あらかじめ定められた運命など、ありません。
運命とは結果ではなく、ストーリー全体のことです。ストーリーが貧弱で、どうして良い物語になりえるでしょう。
あなたのストーリーは、どうでしょうか。読む人を勇気づける、素敵なストーリーになりそうですか?
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