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大阪の占い師 サワツ純子 のタロットブログです。たまに理屈っぽい日常のああだこうだも入っています。
長文OK・お暇な方のみお読み下さいませ。(・∀・)サワツ純子
※各ブログ記事へのインデックスを作ってみました。良ければご利用ください※
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興味のある方はどうぞお越しくださいませ。
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今回は色の考察【黒色】の第6回、背景が黒いもの(1-5)です。
黒色部分の解釈を暫定的に以下のように定義しておきます。
カードの画像データは、U.S.GAMES SYSTEMS,INC から出版されているライダー版ウエイトタロットです。
『世界シンボル事典』を参考図書として用います。
分類やコメントはあくまでもわたしの主観に基づいています。タロット作者の意図やカバラの教義に基づいた正しい解釈を目指しているのではなく、個人の自然な感覚と発想に頼って考察してみようとする試みです。ご了承の上、お読み下さい。
*-*-*-*-*-*-*
(1)背景が黒いもの…
【16・塔】【15・悪魔】
【剣10】【金貨5】【剣9】【金貨3】
*-*-*-*-*-*-*
【剣9】
◆極端さ、甚だしさ、絶対性、世俗的でない…
【剣9】ではベッドから身を起こし、頭を抱え眼を覆って嘆いているような人がいます。
室内灯はなく、部屋は真っ暗です。剣の束がわずかに光っているようなのは、窓からの弱い光を反射しているようにも見えます。
この人は病気でしょうか?あまり弱々しくは見えませんが。。あるいは真夜中、悪夢にうなされて飛び起きてしまったのかも知れません。一体何があったのでしょう。
いずれにせよこの人は今、暗い部屋の中で一人きりです。孤独と不信に陥り、《外の世界・他の人々から取り残された》ように感じ、エキセントリックになっています。
俗に『夜中に書いた手紙は朝読むと酷くて出せない』などと言いますが、彼も今、《常識的にバランスよく考えられない・極端な》精神状態にあることでしょう。
でも恐らく、彼自身はそれに気づいていないのではないでしょうか。
◆闇、悲しみ、光がない、試練、停滞(が、後に神がやってくる)…
上述したように、この部屋は大変暗くほとんど《光がありません》。部屋と同じように、この人の心にも《光がない》のでしょう。希望はまったく失われ、《苦悩や恐れ》の中で《行き詰って》います。
しかし《やがて夜が明けて》、家族や知人と朝の挨拶を交わす時間が来れば、彼の心も少しは晴れるのではないでしょうか。
今は彼にとって出口の見えない苦悩の中かも知れませんが、そこから脱するために彼は絶え間ない思想的な試みを心の中で繰り広げていることでしょう。
いつか(いつかは分からないけれど)、その苦闘が実って、彼にも《素晴らしい啓示》が訪れるかも知れません。
◆悪魔の支配下にある…
しかし今のところまだ、彼は救いを見出せていません。彼の心は希望の光を失っていて、《救いの可能性を信じられずにいます》。それは即ち、《神を信じていない》ということです。
彼の掛け布団は赤い薔薇と占星記号のパッチワークが施されています。隠秘学や星占いを頼りにしているのでしょうか。彼は今、自分を救ってくれそうなものなら何でも簡単に信じてしまうかも知れません。それなのに神を信じようとはしないのです。
◆進化に必要な過程…
とは言え、彼を襲った深刻な不幸は、彼に深くモノを考えさせることになるでしょう。
彼は《今まで気づかなかった多くのことを理解する》ようになります。表面的なモノの見かたを脱し、深い洞察や高度に抽象的な観点を体得するでしょう。自分自身が苦しんだことで、人の苦しみにも深い共感を寄せるようになるでしょう。
その結果、彼は人格の幅と深さを身につけ、精神的な高さを得られるかも知れません。《この苦しみは彼の進化の糧となる》のです。
◆第3のセフィラ「ビナー(理解)」と対応している…
つまり、この闇と苦悩の中には、素晴らしい光が含まれています。より高い魂へ至る道が隠されています。
彼のための恵みは、闇が深ければ深いほど豊かにそこにあると言って良いでしょう。彼は今、それを《理解すべき時》に直面しているのです。
*-*-*-*-*-*-*
さて、今日はこの札だけにしておきます。
余談ですが、みなさんはこの札にどんなイメージを持っていらっしゃるでしょうか。
わたしはこの札が実占で出ると『今のままでは解決は不可能』とか『悩みは終わらない』と解釈してしまうことが多いです。
逆位置に出ても同じような感じがしています。とにかく『考え方を思いっきり変えない限り解決不能』という雰囲気です。
この札は精神的な疾患を示唆していることも多々ありますね。
実はわたしにもその経験がありますが、目に見えない病なだけに、ほんとうにやっかいですね。
【剣9】の悩みは、ベッドから出て、陽の光を浴びて身体を動かせば解決します。
ベッドに入ったまま、陽の光を浴びないまま、身体を動かさないままでは解決しません。
しかし悲しいことに【剣9】の状態の時には、ベッドから出ること・陽の光を浴びること、身体を動かすこと、すべてが非常に困難なのです。悲しみや恐怖で心が弱っていて、動きたくても動く元気がないことが多いです。
【剣9】の人は大抵こう考えます。このベッドの中で、考えに考え尽くせば何か解決策が見つかるんじゃないか。解決しなければわたしはベッドから出られない…。
しかし、ベッドの中でぐずぐずしているために、回復のキッカケを逃すことも多々あります。回復してからベッドを出るのではなく、回復するためにベッドを出なければならない時があるものです。暗闇で一人きりでいると、その見極めがとても難しい…。
【剣9】は、思考による悟りはもたらしても、問題の解決はもたらさないでしょう。解決は、矛盾や苦悩を放棄して、ベッドから出ること、陽の光の下で身体を動かし、思考=剣を止めること…これに尽きるとわたしは思っています。今のところ。
とは言え、そのベッドと暗闇の延長でわたしはタロットや占星術をしているんですよね。それがなんともはや(笑)
ただ、占いや隠秘学がもたらすものは解決ではなく悟りだ、というのは正しいと思って日々、取り組んでいます。悟りがあるから解決に向けた行動が取れるのであって、占いが問題を解決するわけではありません。
そのへんのところを…一般の人々に広く理解してもらいたい…。占い師がよく『決めるのはあなた自身ですよ』と口をすっぱくして言うのは、そういうことなんです。
占いは百発百中であってはならない、ということもよく思っています。
原理的に百発百中であってはおかしいんです。また、百発百中の占いがあったら、それは人を堕落させ、骨抜きにしてしまいます。まさに悪魔の仕業(笑)
【剣9】のカードに『占い』の象徴が描かれていて、そこには悪魔が支配している闇があって…人の思考を表す剣が9本(個人レベルで最も多量)もあって、そしてそれは人に進化をもたらす闇であって…と考えていくと、この札の表す内容の深さに戦慄すら覚えます。
ほんとうに面白いですね、ウエイトタロット!
ますます夢中になりそうです。
今後とも当ブログをよろしくお願いします。
黒色部分の解釈を暫定的に以下のように定義しておきます。
・第3のセフィラ「ビナー(理解)」と対応している(ウィキペディア・生命の樹の記事より)
・極端さ、甚だしさ、絶対性、神と関連 世俗的でない
・闇、悲しみ、光がない、試練、停滞(が、後に神がやってくる)
・悪魔の支配下にある
・進化に必要な過程
・極端さ、甚だしさ、絶対性、
・闇、悲しみ、光がない、試練、停滞(が、後に神がやってくる)
・悪魔の支配下にある
・進化に必要な過程
カードの画像データは、U.S.GAMES SYSTEMS,INC から出版されているライダー版ウエイトタロットです。
『世界シンボル事典』を参考図書として用います。
分類やコメントはあくまでもわたしの主観に基づいています。タロット作者の意図やカバラの教義に基づいた正しい解釈を目指しているのではなく、個人の自然な感覚と発想に頼って考察してみようとする試みです。ご了承の上、お読み下さい。
*-*-*-*-*-*-*
(1)背景が黒いもの…
【16・塔】【15・悪魔】
【剣10】【金貨5】【剣9】【金貨3】
*-*-*-*-*-*-*
【剣9】
◆極端さ、甚だしさ、絶対性、世俗的でない…
【剣9】ではベッドから身を起こし、頭を抱え眼を覆って嘆いているような人がいます。
室内灯はなく、部屋は真っ暗です。剣の束がわずかに光っているようなのは、窓からの弱い光を反射しているようにも見えます。
この人は病気でしょうか?あまり弱々しくは見えませんが。。あるいは真夜中、悪夢にうなされて飛び起きてしまったのかも知れません。一体何があったのでしょう。
いずれにせよこの人は今、暗い部屋の中で一人きりです。孤独と不信に陥り、《外の世界・他の人々から取り残された》ように感じ、エキセントリックになっています。
俗に『夜中に書いた手紙は朝読むと酷くて出せない』などと言いますが、彼も今、《常識的にバランスよく考えられない・極端な》精神状態にあることでしょう。
でも恐らく、彼自身はそれに気づいていないのではないでしょうか。
◆闇、悲しみ、光がない、試練、停滞(が、後に神がやってくる)…
上述したように、この部屋は大変暗くほとんど《光がありません》。部屋と同じように、この人の心にも《光がない》のでしょう。希望はまったく失われ、《苦悩や恐れ》の中で《行き詰って》います。
しかし《やがて夜が明けて》、家族や知人と朝の挨拶を交わす時間が来れば、彼の心も少しは晴れるのではないでしょうか。
今は彼にとって出口の見えない苦悩の中かも知れませんが、そこから脱するために彼は絶え間ない思想的な試みを心の中で繰り広げていることでしょう。
いつか(いつかは分からないけれど)、その苦闘が実って、彼にも《素晴らしい啓示》が訪れるかも知れません。
◆悪魔の支配下にある…
しかし今のところまだ、彼は救いを見出せていません。彼の心は希望の光を失っていて、《救いの可能性を信じられずにいます》。それは即ち、《神を信じていない》ということです。
彼の掛け布団は赤い薔薇と占星記号のパッチワークが施されています。隠秘学や星占いを頼りにしているのでしょうか。彼は今、自分を救ってくれそうなものなら何でも簡単に信じてしまうかも知れません。それなのに神を信じようとはしないのです。
◆進化に必要な過程…
とは言え、彼を襲った深刻な不幸は、彼に深くモノを考えさせることになるでしょう。
彼は《今まで気づかなかった多くのことを理解する》ようになります。表面的なモノの見かたを脱し、深い洞察や高度に抽象的な観点を体得するでしょう。自分自身が苦しんだことで、人の苦しみにも深い共感を寄せるようになるでしょう。
その結果、彼は人格の幅と深さを身につけ、精神的な高さを得られるかも知れません。《この苦しみは彼の進化の糧となる》のです。
◆第3のセフィラ「ビナー(理解)」と対応している…
つまり、この闇と苦悩の中には、素晴らしい光が含まれています。より高い魂へ至る道が隠されています。
彼のための恵みは、闇が深ければ深いほど豊かにそこにあると言って良いでしょう。彼は今、それを《理解すべき時》に直面しているのです。
*-*-*-*-*-*-*
さて、今日はこの札だけにしておきます。
余談ですが、みなさんはこの札にどんなイメージを持っていらっしゃるでしょうか。
わたしはこの札が実占で出ると『今のままでは解決は不可能』とか『悩みは終わらない』と解釈してしまうことが多いです。
逆位置に出ても同じような感じがしています。とにかく『考え方を思いっきり変えない限り解決不能』という雰囲気です。
この札は精神的な疾患を示唆していることも多々ありますね。
実はわたしにもその経験がありますが、目に見えない病なだけに、ほんとうにやっかいですね。
【剣9】の悩みは、ベッドから出て、陽の光を浴びて身体を動かせば解決します。
ベッドに入ったまま、陽の光を浴びないまま、身体を動かさないままでは解決しません。
しかし悲しいことに【剣9】の状態の時には、ベッドから出ること・陽の光を浴びること、身体を動かすこと、すべてが非常に困難なのです。悲しみや恐怖で心が弱っていて、動きたくても動く元気がないことが多いです。
【剣9】の人は大抵こう考えます。このベッドの中で、考えに考え尽くせば何か解決策が見つかるんじゃないか。解決しなければわたしはベッドから出られない…。
しかし、ベッドの中でぐずぐずしているために、回復のキッカケを逃すことも多々あります。回復してからベッドを出るのではなく、回復するためにベッドを出なければならない時があるものです。暗闇で一人きりでいると、その見極めがとても難しい…。
【剣9】は、思考による悟りはもたらしても、問題の解決はもたらさないでしょう。解決は、矛盾や苦悩を放棄して、ベッドから出ること、陽の光の下で身体を動かし、思考=剣を止めること…これに尽きるとわたしは思っています。今のところ。
とは言え、そのベッドと暗闇の延長でわたしはタロットや占星術をしているんですよね。それがなんともはや(笑)
ただ、占いや隠秘学がもたらすものは解決ではなく悟りだ、というのは正しいと思って日々、取り組んでいます。悟りがあるから解決に向けた行動が取れるのであって、占いが問題を解決するわけではありません。
そのへんのところを…一般の人々に広く理解してもらいたい…。占い師がよく『決めるのはあなた自身ですよ』と口をすっぱくして言うのは、そういうことなんです。
占いは百発百中であってはならない、ということもよく思っています。
原理的に百発百中であってはおかしいんです。また、百発百中の占いがあったら、それは人を堕落させ、骨抜きにしてしまいます。まさに悪魔の仕業(笑)
【剣9】のカードに『占い』の象徴が描かれていて、そこには悪魔が支配している闇があって…人の思考を表す剣が9本(個人レベルで最も多量)もあって、そしてそれは人に進化をもたらす闇であって…と考えていくと、この札の表す内容の深さに戦慄すら覚えます。
ほんとうに面白いですね、ウエイトタロット!
ますます夢中になりそうです。
今後とも当ブログをよろしくお願いします。
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