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大阪の占い師 サワツ純子 のタロットブログです。たまに理屈っぽい日常のああだこうだも入っています。
長文OK・お暇な方のみお読み下さいませ。(・∀・)サワツ純子
※各ブログ記事へのインデックスを作ってみました。良ければご利用ください※
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今回は色の考察【灰色】の第10回、小アルカナ【棒のスート】の(2)、地面・足元が灰色のものについて考えてみます。
灰色部分の解釈を暫定的に以下のように定義しておきます。
カードの画像データは、U.S.GAMES SYSTEMS,INC から出版されているライダー版ウエイトタロットです。
『世界シンボル事典』を参考図書として用います。参考箇所には文頭と文末に『*』をつけてあります。
分類やコメントはあくまでもわたしの主観に基づいています。ご了承の上、お読み下さい。
*-*-*-*-*-*-*
(2)地面or足元が灰色のもの…【棒9】【棒キング】【棒クイーン】
この3枚では、足元が灰色といってもディテールがそれぞれ違っています。
・【棒9】では灰色がベた一面に塗られ、背景の緑の山々と二重線ではっきり区切られています。
・【棒キング】では灰色の玉座台の上面に、水色っぽい敷物が敷かれているように見えます。
・【棒クイーン】では普通に灰色の玉座台です。背景の右奥は灰色の土地です。
ごく素直に見ると、これらの人はすべて、物質的・世俗的なものが現在の基盤にあると読めそうです。そしてその地盤や基盤は永遠のものではなく、先の見通しは不明瞭と言えるでしょう。しかし彼らは常に知恵(=コクマー)を活かしながらこの状態の中で生きています。
*-*-*-*-*-*-*
【棒9】では、守りの戦いがもうずいぶん長い間続いているようです。
彼の陣地や基盤は物質的なものや世俗的な価値にあります。地位や財産、立場や生活などを守るための戦いなのでしょうか。単に思想や意見を主張するだけの戦いではないのでしょう。ここを守りきれなかったら、彼は実際に自分の立場や利益を失うことになると考えられます。
今は戦いのさなかで、しかもこちらが優勢というわけではなさそうですから、先の見通しはわからず、決して安心できるような状況ではないでしょう。
彼は負傷し、長引く戦いに疲れているに違いありません。降参してしまおうか、いやいや諦めるわけにはいかない…と、二つの気持ちの間で揺れているかもしれません。
服の袖は捲くられており、灰色です。彼は物質的なもの・世俗的なものを自分の身につけ使用しながら戦っています。頭に巻いている包帯も灰色です。彼の戦いのよりどころはお金や地位や利益や生活などであり、抽象的なものではありません。彼はとても実際的な人でしょう。
奥には緑の山々が見えます。彼はこの戦いを経て、いずれ生命力あふれる豊かな人生の中に入っていくのでしょう。そこには物質的・世俗的なものとは違う有機的な価値があふれているに違いありません。
しかし今はまだ苦しい戦いのさなかです。戦いに耐え、勝ち残るためには物質的・世俗的な力、そして知恵(=コクマー)の力に頼って行くことが必要です。
*-*-*-*-*-*-*
【棒キング】では、灰色の玉座台の上に水色っぽいマットのようなものが敷いてあるようです。
この王の基盤は物質的・世俗的な力です。しかし彼の足が直接触れているのは青色…向上心あふれる精神性です。彼は物質的・世俗的な力を基盤としながらも、直接には精神的なものの中にあります。その気高い精神性は豊かな物質的力に基づいていると読めそうです。
王の座は永遠ではありません。いつ、もっと強い誰かにこの座を奪われるかも知れません。未来の見通しは不明瞭と言えるでしょう。しかし彼は今のところそれについては見ていません。もっと先へ、もっと遠くへという向上心が彼を支えています。
この座を支え、王の仕事を成り立たせるのに知恵(コクマー)は不可欠でしょう。しかしそれは彼自身のものではないかも知れません。彼を支えているたくさんの世俗の人びとからのものではないでしょうか。
王の横にトカゲがいます。トカゲはタロット関連の書籍等によると支配力の象徴だということですが、『世界シンボル事典』では他に*精神的な光を求めるもの*の象意も持つようです。やはり向上心とも関係がありそうです。
また、彼は不屈の向上心を持っているかも知れませんが、彼を支える世俗の人びとはどうでしょう。風向き次第では王とは逆の道を選択するかも知れません。王を支えている人たちの中には信頼できる人も裏切り者もどちらもいるかも知れない。その事実については王は見ることも知る由もないのではないでしょうか。
*-*-*-*-*-*-*
【棒クイーン】では、彼女は灰色の玉座台にそのまま座っています。
彼女の基盤ははっきりと物質的で世俗的なものです。お金と地位が無ければ彼女はただの可愛い女性です。そういう意味では彼女は先行き不安定な状態にあると言って良いでしょう。もし王が没落したら彼女はどうなることか知れません。
彼女は世俗の人たちの知恵(=コクマー)を直接知ることが出来ます。進言者はワンマンな王にではなく、先に女王に相談するでしょう。彼女は女性らしく現実的な感覚を持ち合わせています。理想論には傾きません。
背景の右奥は灰色のいびつな地形になっています。彼女は周りの人たちには現実的で物質的な姿勢を見せているのでしょう。少々がさつなイメージも与えるかも知れません。しかし彼女の内面は、今までたくさんの人びとから守られ与えられた豊かな恵みによって美しく光輝いているようです。
王のそばではトカゲが玉座台の上に付き添っていましたが、女王のそばでは黒猫が玉座台の《下に》つき従っています。
この黒猫は彼女個人の(女王としてではない)パーソナリティとしてあるのでしょう。『世界シンボル事典』では猫について、*ペットとしての猫はライオンに代わって神の地位を獲得し、邪悪な力をもつ動物として扱われている*とあります。また、*典型的に女性的な動物であり、捕らえられたり閉じ込められたりを嫌うことから自由の象徴でもある。猫の目は光の加減でその様子を変えるので、偽りに満ちたもの、闇の力、悪魔や魔女と結び付けられた*とあります。一人の女性としての彼女は魅力的だけれども気まぐれで腹黒い面もあるのでしょう。
逆に、女王としての彼女は彼女のマントの色にも表れているかも知れません。彼女のマントはほとんど白ですが、見ようによっては灰色がかっていると言えなくもありません。女王としての彼女はとても純粋で無邪気ですが、物質的・世俗的な地位を纏って人々の前にいるとも解釈できそうです。
*-*-*-*-*-*-*
さて【棒キング】のように、足が直接触れているのは別の色だけれど、その下が灰色になっているもの、といえば【棒7】もそうです。ここでついでに考えてみましょう。
彼の足が直接触れているのは青々とした緑の地面です。黄色や水色の部分もあり、下側は灰色です。
一生懸命戦っている彼の戦況は五分五分といったところでしょう。敵は大勢ですから一人で戦っている彼は不利です。しかし高い位置から相手をしている点では彼に利があります。勝つか負けるか、予断のならない状態です。どちらかが気を抜けば戦況はすぐに傾くでしょう。
彼は元気でエネルギーをいっぱい発しています。彼の地盤はその豊かな生命力と言って良いでしょう。生命力は士気を高め、有機的な価値を生み出すことでしょう。
しかしその生命力・エネルギーは物質的なものや世俗的な価値を基盤にしているようです。今はまだ余裕がありますが、戦いの結果如何によってはその基盤をなくしてしまわないとも限らず、先行きの見通しはまだ分かりません。そして今彼はその生命力と共に知恵(=コクマー)も動員して必死に戦っているのでしょう。勝つか、負けるかの狭間に彼はいるようです。
*-*-*-*-*-*-*
次回は【棒】のカードの(3)その他の灰色部分…について見ていきたいと思います。今回言及した【棒クイーン】のマントや【棒7】については割愛します。
それでは今後とも、当ブログをよろしくお願いします。
灰色部分の解釈を暫定的に以下のように定義しておきます。
・世俗的、物質的な要素を表わす
・第2のセフィラ「コクマー(知恵)」と対応している(ウィキペディア・生命の樹の記事より)
・相反する2つのものの中間、および混成
・不安、見通しの悪さ、不明瞭さ
・灰色に黒の点々は石造りであることを表わしている。
*石は固く永続性があり「神の力の顕現」の意味もある*
・第2のセフィラ「コクマー(知恵)」と対応している(ウィキペディア・生命の樹の記事より)
・相反する2つのものの中間、および混成
・不安、見通しの悪さ、不明瞭さ
・灰色に黒の点々は石造りであることを表わしている。
*石は固く永続性があり「神の力の顕現」の意味もある*
カードの画像データは、U.S.GAMES SYSTEMS,INC から出版されているライダー版ウエイトタロットです。
『世界シンボル事典』を参考図書として用います。参考箇所には文頭と文末に『*』をつけてあります。
分類やコメントはあくまでもわたしの主観に基づいています。ご了承の上、お読み下さい。
*-*-*-*-*-*-*
(2)地面or足元が灰色のもの…【棒9】【棒キング】【棒クイーン】
この3枚では、足元が灰色といってもディテールがそれぞれ違っています。
・【棒9】では灰色がベた一面に塗られ、背景の緑の山々と二重線ではっきり区切られています。
・【棒キング】では灰色の玉座台の上面に、水色っぽい敷物が敷かれているように見えます。
・【棒クイーン】では普通に灰色の玉座台です。背景の右奥は灰色の土地です。
ごく素直に見ると、これらの人はすべて、物質的・世俗的なものが現在の基盤にあると読めそうです。そしてその地盤や基盤は永遠のものではなく、先の見通しは不明瞭と言えるでしょう。しかし彼らは常に知恵(=コクマー)を活かしながらこの状態の中で生きています。
*-*-*-*-*-*-*
【棒9】では、守りの戦いがもうずいぶん長い間続いているようです。
彼の陣地や基盤は物質的なものや世俗的な価値にあります。地位や財産、立場や生活などを守るための戦いなのでしょうか。単に思想や意見を主張するだけの戦いではないのでしょう。ここを守りきれなかったら、彼は実際に自分の立場や利益を失うことになると考えられます。
今は戦いのさなかで、しかもこちらが優勢というわけではなさそうですから、先の見通しはわからず、決して安心できるような状況ではないでしょう。
彼は負傷し、長引く戦いに疲れているに違いありません。降参してしまおうか、いやいや諦めるわけにはいかない…と、二つの気持ちの間で揺れているかもしれません。
服の袖は捲くられており、灰色です。彼は物質的なもの・世俗的なものを自分の身につけ使用しながら戦っています。頭に巻いている包帯も灰色です。彼の戦いのよりどころはお金や地位や利益や生活などであり、抽象的なものではありません。彼はとても実際的な人でしょう。
奥には緑の山々が見えます。彼はこの戦いを経て、いずれ生命力あふれる豊かな人生の中に入っていくのでしょう。そこには物質的・世俗的なものとは違う有機的な価値があふれているに違いありません。
しかし今はまだ苦しい戦いのさなかです。戦いに耐え、勝ち残るためには物質的・世俗的な力、そして知恵(=コクマー)の力に頼って行くことが必要です。
*-*-*-*-*-*-*
【棒キング】では、灰色の玉座台の上に水色っぽいマットのようなものが敷いてあるようです。
この王の基盤は物質的・世俗的な力です。しかし彼の足が直接触れているのは青色…向上心あふれる精神性です。彼は物質的・世俗的な力を基盤としながらも、直接には精神的なものの中にあります。その気高い精神性は豊かな物質的力に基づいていると読めそうです。
王の座は永遠ではありません。いつ、もっと強い誰かにこの座を奪われるかも知れません。未来の見通しは不明瞭と言えるでしょう。しかし彼は今のところそれについては見ていません。もっと先へ、もっと遠くへという向上心が彼を支えています。
この座を支え、王の仕事を成り立たせるのに知恵(コクマー)は不可欠でしょう。しかしそれは彼自身のものではないかも知れません。彼を支えているたくさんの世俗の人びとからのものではないでしょうか。
王の横にトカゲがいます。トカゲはタロット関連の書籍等によると支配力の象徴だということですが、『世界シンボル事典』では他に*精神的な光を求めるもの*の象意も持つようです。やはり向上心とも関係がありそうです。
また、彼は不屈の向上心を持っているかも知れませんが、彼を支える世俗の人びとはどうでしょう。風向き次第では王とは逆の道を選択するかも知れません。王を支えている人たちの中には信頼できる人も裏切り者もどちらもいるかも知れない。その事実については王は見ることも知る由もないのではないでしょうか。
*-*-*-*-*-*-*
【棒クイーン】では、彼女は灰色の玉座台にそのまま座っています。
彼女の基盤ははっきりと物質的で世俗的なものです。お金と地位が無ければ彼女はただの可愛い女性です。そういう意味では彼女は先行き不安定な状態にあると言って良いでしょう。もし王が没落したら彼女はどうなることか知れません。
彼女は世俗の人たちの知恵(=コクマー)を直接知ることが出来ます。進言者はワンマンな王にではなく、先に女王に相談するでしょう。彼女は女性らしく現実的な感覚を持ち合わせています。理想論には傾きません。
背景の右奥は灰色のいびつな地形になっています。彼女は周りの人たちには現実的で物質的な姿勢を見せているのでしょう。少々がさつなイメージも与えるかも知れません。しかし彼女の内面は、今までたくさんの人びとから守られ与えられた豊かな恵みによって美しく光輝いているようです。
王のそばではトカゲが玉座台の上に付き添っていましたが、女王のそばでは黒猫が玉座台の《下に》つき従っています。
この黒猫は彼女個人の(女王としてではない)パーソナリティとしてあるのでしょう。『世界シンボル事典』では猫について、*ペットとしての猫はライオンに代わって神の地位を獲得し、邪悪な力をもつ動物として扱われている*とあります。また、*典型的に女性的な動物であり、捕らえられたり閉じ込められたりを嫌うことから自由の象徴でもある。猫の目は光の加減でその様子を変えるので、偽りに満ちたもの、闇の力、悪魔や魔女と結び付けられた*とあります。一人の女性としての彼女は魅力的だけれども気まぐれで腹黒い面もあるのでしょう。
逆に、女王としての彼女は彼女のマントの色にも表れているかも知れません。彼女のマントはほとんど白ですが、見ようによっては灰色がかっていると言えなくもありません。女王としての彼女はとても純粋で無邪気ですが、物質的・世俗的な地位を纏って人々の前にいるとも解釈できそうです。
*-*-*-*-*-*-*
さて【棒キング】のように、足が直接触れているのは別の色だけれど、その下が灰色になっているもの、といえば【棒7】もそうです。ここでついでに考えてみましょう。
彼の足が直接触れているのは青々とした緑の地面です。黄色や水色の部分もあり、下側は灰色です。
一生懸命戦っている彼の戦況は五分五分といったところでしょう。敵は大勢ですから一人で戦っている彼は不利です。しかし高い位置から相手をしている点では彼に利があります。勝つか負けるか、予断のならない状態です。どちらかが気を抜けば戦況はすぐに傾くでしょう。
彼は元気でエネルギーをいっぱい発しています。彼の地盤はその豊かな生命力と言って良いでしょう。生命力は士気を高め、有機的な価値を生み出すことでしょう。
しかしその生命力・エネルギーは物質的なものや世俗的な価値を基盤にしているようです。今はまだ余裕がありますが、戦いの結果如何によってはその基盤をなくしてしまわないとも限らず、先行きの見通しはまだ分かりません。そして今彼はその生命力と共に知恵(=コクマー)も動員して必死に戦っているのでしょう。勝つか、負けるかの狭間に彼はいるようです。
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次回は【棒】のカードの(3)その他の灰色部分…について見ていきたいと思います。今回言及した【棒クイーン】のマントや【棒7】については割愛します。
それでは今後とも、当ブログをよろしくお願いします。
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