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大阪の占い師 サワツ純子 のタロットブログです。たまに理屈っぽい日常のああだこうだも入っています。
長文OK・お暇な方のみお読み下さいませ。(・∀・)サワツ純子
※各ブログ記事へのインデックスを作ってみました。良ければご利用ください※
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今回は色の考察【黒色】の第10回、(2-1)黒色の部分/黒色の人物・見につけている黒色#2 について考えてみます。
黒色部分の解釈を暫定的に以下のように定義しておきます。
カードの画像データは、U.S.GAMES SYSTEMS,INC から出版されているライダー版ウエイトタロットです。
『世界シンボル事典』を参考図書として用います。
分類やコメントはあくまでもわたしの主観に基づいています。タロット作者の意図やカバラの教義に基づいた正しい解釈を目指しているのではなく、個人の自然な感覚と発想に頼って考察してみようとする試みです。ご了承の上、お読み下さい。
*-*-*-*-*-*-*
(2-1)黒色の部分/黒色の人物・見につけている黒色…
【13・死神】【聖杯7】【聖杯5】【金貨4】【金貨8】
*-*-*-*-*-*-*
【聖杯7】では、手前の後姿の人物が黒い影で描かれています。ほとんどが真っ黒に塗られており、光が当たっているわずかな部分は灰色で表現されています。
よく見ると聖杯の内側の影も黒い線で表現されています。中には外側の影も幾分濃く描かれているものがあります。
◆極端さ、甚だしさ、絶対性、世俗的でない…
描かれている人物そのものは聖なるものでもなく、極端でもない普通の人に見えます。
普通でないのはむしろ、黒い人物の眼前に広がる雲と7つのアイテムです。
空想や妄想や夢で見るような光景がそこには広がっています。憧れや欲望を誘うさまざまなアイテムが、ふわふわと漂う雲の上に聖杯と共にあります。
幻という《現実味のないもの》を見せる触媒として、聖杯の影が濃く描かれているのかな?とわたしには感じられます。
では人物はどうなのでしょう?
夢や妄想の中の《現実ではない自分》だから真っ黒な影で表されている…と言えるのでしょうか。
◆闇、悲しみ、光がない、試練、停滞(が、後に神がやってくる)…
この人物の前方には光があります。むしろ、7つの聖杯が提示しているアイテムは一種妖しい輝きを放っているようにも思われます。
それに対して人物の背後には真っ黒な影が張り付いています。前方の光や色に比べて、その闇は余りにも濃いようです。
彼自身すら感知出来ない領域に《闇、悲しみ、試練、停滞》が色濃く宿っている、と表現できるのではないでしょうか。
充分な満足があれば妄想や想像は起こらないものです。中途半端な手ごたえしか得られていない欠乏感・不満が、何とかして心を満たそうと、妄想や想像を作り出しているのだと言えます。
妄想・想像、時に希望の夢を見ている時、人は自分の闇や悲しみを忘れているものです。素敵なビジョンを夢見ている間はしあわせでワクワクしています。そして現実にはまだ何も手にしていない失望感から、逃れることが出来ます。
意識されていない《闇、悲しみ、試練、停滞》は、かえってその闇を深く、濃く、するものだと言えそうです。
◆悪魔の支配下にある…
無邪気に夢見ているこの人は、上記のように自分自身の《闇、悲しみ、試練、停滞》に気づいていません。
そして目の前の憧れや誘惑に完全に心を奪われています。
彼は《欲望の虜》になっています。雲の上にふわふわと浮かぶ幻に気をとられすぎて、現実を見失っています。
彼が見ているものは偽モノなのにそれに気づかないでいる(知恵=光が届いていない)のです。
誘惑と欲望にすっかり魅せられている彼は、悪魔の支配下に入ってしまっていると言えるでしょう。
◆進化に必要な過程…
しかし、時に心の闇が《自分の背後に回ってしまう》《知覚もコントロールも出来ない場所に巣くってしまう》ことを知るのは、とても重要な経験ではないでしょうか。
目のくらむような誘惑や欲望、夢や希望に魅せられる経験は、人の心と精神に劇的な刺激を与え、その人を大きく変化させる契機になります。
特に青春期のそれは、《夢を現実にするための非常な努力や進化を促し》ます。
成人においてももちろん、《心の闇が惹き起こす巧妙な罠》や現実の壁にぶつかることで、驚くべき叡智に出会ったり、高度な進化を実現させたりすることが往々にしてあるものです。
真の進化とは《心の闇を経ることなしには起こりえない》のではないでしょうか。
◆第3のセフィラ「ビナー(理解)」と対応している…
上記のように、巧妙にとりつき激しく作用する、心の《闇、悲しみ、試練、停滞》に気づき、受け入れていくことが、現実と非現実を克服していくことにつながるのだろうと思います。
*-*-*-*-*-*-*
今回の黒色は【13・死神】の黒色とは成り立ち方が全然違います。
【聖杯7】の黒い人物は、普通の人だけれど、光の加減で真っ黒に見えているだけです。この人自身は、自分が真っ黒に見えていることに気づいていません。
この《気づいていない・意図していない》という要素がかえってその黒さを増す要素になっているようです。この人は頭から身体から、指の先までほとんど真っ黒です。わずかに光の反射が灰色の線で表現されていますが。【13・死神】では光の反射はまばゆい白色で表現されていました。
【13・死神】では、意図的に・示威的に、黒の要素を見に纏い、人々に知らしめ・齎していましたが、【聖杯7】では、まったくもって無自覚なのです。だからかえって悪魔の力も深く・濃く影響しています。闇が深いのです。
しかし、ここまで深く巧妙に《闇の力》が彼に関与したからには、彼の行く手には大いなる試練と宿命が待ち受けているに違いありません。そしてそれを《通過》することは、人生の輝かしい宝を手にする切符を手にしたことに等しいと思えます。
今回は幾分解釈をつけやすかったです。消化不良中の【13・死神】に今後改めて取り組んでみるつもりで、次の札に進んでいこうと思います。
今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。
黒色部分の解釈を暫定的に以下のように定義しておきます。
・第3のセフィラ「ビナー(理解)」と対応している(ウィキペディア・生命の樹の記事より)
・極端さ、甚だしさ、絶対性、神と関連 世俗的でない
・闇、悲しみ、光がない、試練、停滞(が、後に神がやってくる)
・悪魔の支配下にある
・進化に必要な過程
・極端さ、甚だしさ、絶対性、
・闇、悲しみ、光がない、試練、停滞(が、後に神がやってくる)
・悪魔の支配下にある
・進化に必要な過程
カードの画像データは、U.S.GAMES SYSTEMS,INC から出版されているライダー版ウエイトタロットです。
『世界シンボル事典』を参考図書として用います。
分類やコメントはあくまでもわたしの主観に基づいています。タロット作者の意図やカバラの教義に基づいた正しい解釈を目指しているのではなく、個人の自然な感覚と発想に頼って考察してみようとする試みです。ご了承の上、お読み下さい。
*-*-*-*-*-*-*
(2-1)黒色の部分/黒色の人物・見につけている黒色…
【13・死神】【聖杯7】【聖杯5】【金貨4】【金貨8】
*-*-*-*-*-*-*
【聖杯7】では、手前の後姿の人物が黒い影で描かれています。ほとんどが真っ黒に塗られており、光が当たっているわずかな部分は灰色で表現されています。
よく見ると聖杯の内側の影も黒い線で表現されています。中には外側の影も幾分濃く描かれているものがあります。
◆極端さ、甚だしさ、絶対性、世俗的でない…
描かれている人物そのものは聖なるものでもなく、極端でもない普通の人に見えます。
普通でないのはむしろ、黒い人物の眼前に広がる雲と7つのアイテムです。
空想や妄想や夢で見るような光景がそこには広がっています。憧れや欲望を誘うさまざまなアイテムが、ふわふわと漂う雲の上に聖杯と共にあります。
幻という《現実味のないもの》を見せる触媒として、聖杯の影が濃く描かれているのかな?とわたしには感じられます。
では人物はどうなのでしょう?
夢や妄想の中の《現実ではない自分》だから真っ黒な影で表されている…と言えるのでしょうか。
◆闇、悲しみ、光がない、試練、停滞(が、後に神がやってくる)…
この人物の前方には光があります。むしろ、7つの聖杯が提示しているアイテムは一種妖しい輝きを放っているようにも思われます。
それに対して人物の背後には真っ黒な影が張り付いています。前方の光や色に比べて、その闇は余りにも濃いようです。
彼自身すら感知出来ない領域に《闇、悲しみ、試練、停滞》が色濃く宿っている、と表現できるのではないでしょうか。
充分な満足があれば妄想や想像は起こらないものです。中途半端な手ごたえしか得られていない欠乏感・不満が、何とかして心を満たそうと、妄想や想像を作り出しているのだと言えます。
妄想・想像、時に希望の夢を見ている時、人は自分の闇や悲しみを忘れているものです。素敵なビジョンを夢見ている間はしあわせでワクワクしています。そして現実にはまだ何も手にしていない失望感から、逃れることが出来ます。
意識されていない《闇、悲しみ、試練、停滞》は、かえってその闇を深く、濃く、するものだと言えそうです。
◆悪魔の支配下にある…
無邪気に夢見ているこの人は、上記のように自分自身の《闇、悲しみ、試練、停滞》に気づいていません。
そして目の前の憧れや誘惑に完全に心を奪われています。
彼は《欲望の虜》になっています。雲の上にふわふわと浮かぶ幻に気をとられすぎて、現実を見失っています。
彼が見ているものは偽モノなのにそれに気づかないでいる(知恵=光が届いていない)のです。
誘惑と欲望にすっかり魅せられている彼は、悪魔の支配下に入ってしまっていると言えるでしょう。
◆進化に必要な過程…
しかし、時に心の闇が《自分の背後に回ってしまう》《知覚もコントロールも出来ない場所に巣くってしまう》ことを知るのは、とても重要な経験ではないでしょうか。
目のくらむような誘惑や欲望、夢や希望に魅せられる経験は、人の心と精神に劇的な刺激を与え、その人を大きく変化させる契機になります。
特に青春期のそれは、《夢を現実にするための非常な努力や進化を促し》ます。
成人においてももちろん、《心の闇が惹き起こす巧妙な罠》や現実の壁にぶつかることで、驚くべき叡智に出会ったり、高度な進化を実現させたりすることが往々にしてあるものです。
真の進化とは《心の闇を経ることなしには起こりえない》のではないでしょうか。
◆第3のセフィラ「ビナー(理解)」と対応している…
上記のように、巧妙にとりつき激しく作用する、心の《闇、悲しみ、試練、停滞》に気づき、受け入れていくことが、現実と非現実を克服していくことにつながるのだろうと思います。
*-*-*-*-*-*-*
今回の黒色は【13・死神】の黒色とは成り立ち方が全然違います。
【聖杯7】の黒い人物は、普通の人だけれど、光の加減で真っ黒に見えているだけです。この人自身は、自分が真っ黒に見えていることに気づいていません。
この《気づいていない・意図していない》という要素がかえってその黒さを増す要素になっているようです。この人は頭から身体から、指の先までほとんど真っ黒です。わずかに光の反射が灰色の線で表現されていますが。【13・死神】では光の反射はまばゆい白色で表現されていました。
【13・死神】では、意図的に・示威的に、黒の要素を見に纏い、人々に知らしめ・齎していましたが、【聖杯7】では、まったくもって無自覚なのです。だからかえって悪魔の力も深く・濃く影響しています。闇が深いのです。
しかし、ここまで深く巧妙に《闇の力》が彼に関与したからには、彼の行く手には大いなる試練と宿命が待ち受けているに違いありません。そしてそれを《通過》することは、人生の輝かしい宝を手にする切符を手にしたことに等しいと思えます。
今回は幾分解釈をつけやすかったです。消化不良中の【13・死神】に今後改めて取り組んでみるつもりで、次の札に進んでいこうと思います。
今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。
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