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大阪の占い師 サワツ純子 のタロットブログです。たまに理屈っぽい日常のああだこうだも入っています。
長文OK・お暇な方のみお読み下さいませ。(・∀・)サワツ純子
※各ブログ記事へのインデックスを作ってみました。良ければご利用ください※
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興味のある方はどうぞお越しくださいませ。
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今回はカードナンバー【10】、運命の輪のカードです。
*-*-*-*-*-*-*
【10・運命の輪(The Wheel of Fortune)】
◆おおまかな意味:
幸運の到来、変化のサイクル、転機、堂々巡り、暗転 ほか
*-*-*-*-*-*-*
澄んだ天空に運命の輪が浮かんでいます。
周囲には白い雲が取り巻き、金色に光る四獣が書籍を開いて何かを学んでいるようです。
大いなる動的エネルギーを象徴するオレンジ色に彩色された輪には、赤、青、黄色に彩色された3つの獣たちも描かれています。
輪を昇っていく赤い生き物は『悪の化身・セト』、下降しているのは人間の本能の象徴でもある黄色い『蛇』。そして輪の頂点で待ち構えている青い生き物は剣を構えた『スフィンクス』です。
宇宙の変化のサイクルは、人間の理屈や善悪など全く関知しません。時には悪を昇らせる時もあり、善が悪を駆逐する時もあります。が、それをコントロールすることは人間には出来ません。吉と凶・幸運も不運も、時の流れと共に変則的に、また規則的にやってくる、ということを表しています。
タロット【0・愚者】からはじまった旅はここでカードナンバー10、ひとつの区切りに到達しました。
生まれたばかりの姿を表した【0・愚者】は、この世に自分の力を発揮して創造することを志す【1・魔術師】となり、【2・女教皇】【3・女帝】【4・皇帝】【5・法王】たち、現世社会の色々な人物に触れてその力と知恵を学びました。
【6・恋人たち】に象徴されるような、自分のインスピレーションにぴったりと合う異性や職業や生き方を見つけた彼は、【7・戦車】の王子となって物事にまい進し、信念と粘り強い【8・力】で目的を達し、創造的な成果を上げました。やがて深い知恵と神秘の力を得た彼は物事に練達し、人格も老成し【9・隠者】となって人間の知恵が極まるところにまで至ったのです。
さて、もはや人間の一番深い知恵にまで至ったタロットの主人公は、ここで地上を離れて一気に天空高くまでやってきました。
*-*-*-*-*-*-*
この天空では、人間の考え方は通用しません。人間が決めた正邪善悪に従って物事は動いてくれません。善であろうと悪であろうと、宇宙のサイクルに応じてあらゆるものが変化します。時には悪と言えるものが時流を制し、時には弱い者も大きな者を打ち砕きます。勝利をおさめた善がずっと善のままでいるとも限りません。“我が善”だと思ううちにいつの間にか悪に変化してしまうこともあります。運命の輪が回るにつれてあらゆるものが変化してゆき、その都度誰かが恩恵を受けたり、しわよせを蒙ったりするのを、誰にも都合よく操作することは出来ません。
しかしすべては博打で、わたしたちはその場の運・不運に翻弄されるしかないのでしょうか。その宇宙の変化のサイクルに、どうにかして良く対応することは出来ないのでしょうか。やってくる変化の兆しを捉えてより良い変化を導き出すことは不可能なのでしょうか。
四隅にいる獣は何かを一心に勉強しています。
右上にいる鷲は四大元素の『水』を。左上の人間は『風』を、左下の牡牛は『地』を、右下の獅子は『火』を象徴しています。
万物はこの『火・水・風・地』の四大元素で形作られており、この四つの力のバランスが崩れたとき、世界は悪しき変化を起こすと言われています。
運命の輪が回って起こり来る変化を味方につけ、好ましい変化として受け取るには、この四つの力のバランスをとること…そしてうまく作用させること、が是非とも必要となるに違いありません。
宇宙の力が極まり運命の輪が回るとき、昇る側となるのか下る側となるのか…その神秘に近づくには、人間の理屈を超えた『神の意志』を知る知恵が必要となるのでしょう。
*-*-*-*-*-*-*
非常に特別な印象を引き起こすカードのひとつでしょう。
このカードには“神”もしくは“天”から授けられる運・不運というイメージが強くあります。【0・愚者】から【9・隠者】に至る今までのカードはどれも、『人間の』力と知恵がテーマでした。ここで初めて『神・宇宙の』力が現われるのです。それは人間にはコントロールできない力です。
これ以降のカードはすべて、人間個人の力を超えた、大きな力の作用として現われてきます。それは宇宙の法則と言っても良いでしょう。人間がより良く、創造的な生を生きるために出会うべき宇宙の力…その振る舞いを学び、その力に寄り添うことが今後の課題となってきます。天空の運命の輪は、それら大いなる宇宙の神秘の力に出会う、一番最初の場面です。ここから人間の理屈を超えた世界に入っていくのです。
人間という『小宇宙』(ミクロコスモス)は『大宇宙』(マクロコスモス)と対応した存在です。『小宇宙』である人間は『大宇宙』との照応を学ぶことによって狭く閉ざされた小さな精神と肉体を解き放ち、不可能を可能にしていくことが出来るでしょう。そのためにもここからは人間個人が考える善悪の基準・頑ななこだわりを捨てていかねばなりません。
運命の輪は、無慈悲にも似たクールさで回り続けます。誰が昇り、誰が下るのか…それは予測もつかずコントロールも出来ません。しかしそこにはまだ隠された学ぶべきものがあります。
このカードの四隅に描かれている四獣は、タロット大アルカナ22枚の一番最後のカード【21・世界(The World)】に向けて勉強中だと言われています。【21・世界】はあらゆる物事の統合と完成を示します。【21・世界】のカードが表わしているのは、矛盾のない完成された世界であり、そこでは四大元素の力が完全なバランスをとっています。
ナンバー10のこのカードから21の【世界】まで、わたしたちはどのようなことを学んでいくのでしょうか。回り始めた運命の輪は学ぼうとするわたしたちに祝福を与えてくれるのでしょうか。
*-*-*-*-*-*-*
実占では、他のカードの出かたと合わせて見なければなりませんが、大体において正位置に出たときには好ましい変化、逆位置に出た時には歓迎しない変化と捉えることが多いです。
人間の思惑や力が及ばない“運”のカードが出たからといって、びっくりするような人生の変化がいっぺんに起こるとは必ずしも言えませんが、しかしここで起こる変化は流れのポイントとなることが多いです。
恋愛や仕事・人生問題など、あらゆるジャンルや状況に出現するカードであり、変化を受け入れる気にさえなれば運命の輪は結構頻繁にくるくる回っているものだとさえ感じます。これは基本的に変化を表すカードですから、新しい変化に柔軟に対応していく用意のある人には活用しがいのある強力なサポートとなりえます。
しかしながら、ひとつの思いに捕われている時の、人の心とは融通の利かないもので…新しい変化を望まない人にとっては、このカードをうまく活用するのは難しいかも知れません。前向きに物事を捉え、変化を生かそうとしている人には運命の輪の回る音が聞こえるけれども、現状にこだわる人には気づかれない…『いつまでたっても同じことの繰り返し』という表れ方をするように思えます。
運、というものに対するとき相応しいと思われる態度とは、四大の力…『火』に当たる直観、『水』に当たる感情、『風』に当たる思考、『地』に当たる感覚、これらの機能のバランスをとることなのでしょう。それはわたしたち人間が『小宇宙』として『大宇宙』のサイクルに順応し身を預けること、なのかも知れません。
身を預けるためには完全な自己信頼が必要であり、自分や運命を信頼するためには日々の努力も必要でしょう。しかしその努力が『頑なな思い』『閉じた心』でなされたものであれば、そう上手くは作用してくれないかも知れません。
固定観念を手放し、宇宙の大いなる力に対して謙虚になる。四大の力のバランスをとり新しい変化に身を任せる…地上のわたしたちはそのようなイメージを通じて、天空にある運命の輪とシンクロする糸口が見つかるかも知れません。
*-*-*-*-*-*-*
このカードは
を表していると思います。
コメントはBBSへどうぞ
*-*-*-*-*-*-*
【10・運命の輪(The Wheel of Fortune)】
◆おおまかな意味:
幸運の到来、変化のサイクル、転機、堂々巡り、暗転 ほか
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澄んだ天空に運命の輪が浮かんでいます。
周囲には白い雲が取り巻き、金色に光る四獣が書籍を開いて何かを学んでいるようです。
大いなる動的エネルギーを象徴するオレンジ色に彩色された輪には、赤、青、黄色に彩色された3つの獣たちも描かれています。
輪を昇っていく赤い生き物は『悪の化身・セト』、下降しているのは人間の本能の象徴でもある黄色い『蛇』。そして輪の頂点で待ち構えている青い生き物は剣を構えた『スフィンクス』です。
宇宙の変化のサイクルは、人間の理屈や善悪など全く関知しません。時には悪を昇らせる時もあり、善が悪を駆逐する時もあります。が、それをコントロールすることは人間には出来ません。吉と凶・幸運も不運も、時の流れと共に変則的に、また規則的にやってくる、ということを表しています。
タロット【0・愚者】からはじまった旅はここでカードナンバー10、ひとつの区切りに到達しました。
生まれたばかりの姿を表した【0・愚者】は、この世に自分の力を発揮して創造することを志す【1・魔術師】となり、【2・女教皇】【3・女帝】【4・皇帝】【5・法王】たち、現世社会の色々な人物に触れてその力と知恵を学びました。
【6・恋人たち】に象徴されるような、自分のインスピレーションにぴったりと合う異性や職業や生き方を見つけた彼は、【7・戦車】の王子となって物事にまい進し、信念と粘り強い【8・力】で目的を達し、創造的な成果を上げました。やがて深い知恵と神秘の力を得た彼は物事に練達し、人格も老成し【9・隠者】となって人間の知恵が極まるところにまで至ったのです。
さて、もはや人間の一番深い知恵にまで至ったタロットの主人公は、ここで地上を離れて一気に天空高くまでやってきました。
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この天空では、人間の考え方は通用しません。人間が決めた正邪善悪に従って物事は動いてくれません。善であろうと悪であろうと、宇宙のサイクルに応じてあらゆるものが変化します。時には悪と言えるものが時流を制し、時には弱い者も大きな者を打ち砕きます。勝利をおさめた善がずっと善のままでいるとも限りません。“我が善”だと思ううちにいつの間にか悪に変化してしまうこともあります。運命の輪が回るにつれてあらゆるものが変化してゆき、その都度誰かが恩恵を受けたり、しわよせを蒙ったりするのを、誰にも都合よく操作することは出来ません。
しかしすべては博打で、わたしたちはその場の運・不運に翻弄されるしかないのでしょうか。その宇宙の変化のサイクルに、どうにかして良く対応することは出来ないのでしょうか。やってくる変化の兆しを捉えてより良い変化を導き出すことは不可能なのでしょうか。
四隅にいる獣は何かを一心に勉強しています。
右上にいる鷲は四大元素の『水』を。左上の人間は『風』を、左下の牡牛は『地』を、右下の獅子は『火』を象徴しています。
万物はこの『火・水・風・地』の四大元素で形作られており、この四つの力のバランスが崩れたとき、世界は悪しき変化を起こすと言われています。
運命の輪が回って起こり来る変化を味方につけ、好ましい変化として受け取るには、この四つの力のバランスをとること…そしてうまく作用させること、が是非とも必要となるに違いありません。
宇宙の力が極まり運命の輪が回るとき、昇る側となるのか下る側となるのか…その神秘に近づくには、人間の理屈を超えた『神の意志』を知る知恵が必要となるのでしょう。
*-*-*-*-*-*-*
非常に特別な印象を引き起こすカードのひとつでしょう。
このカードには“神”もしくは“天”から授けられる運・不運というイメージが強くあります。【0・愚者】から【9・隠者】に至る今までのカードはどれも、『人間の』力と知恵がテーマでした。ここで初めて『神・宇宙の』力が現われるのです。それは人間にはコントロールできない力です。
これ以降のカードはすべて、人間個人の力を超えた、大きな力の作用として現われてきます。それは宇宙の法則と言っても良いでしょう。人間がより良く、創造的な生を生きるために出会うべき宇宙の力…その振る舞いを学び、その力に寄り添うことが今後の課題となってきます。天空の運命の輪は、それら大いなる宇宙の神秘の力に出会う、一番最初の場面です。ここから人間の理屈を超えた世界に入っていくのです。
人間という『小宇宙』(ミクロコスモス)は『大宇宙』(マクロコスモス)と対応した存在です。『小宇宙』である人間は『大宇宙』との照応を学ぶことによって狭く閉ざされた小さな精神と肉体を解き放ち、不可能を可能にしていくことが出来るでしょう。そのためにもここからは人間個人が考える善悪の基準・頑ななこだわりを捨てていかねばなりません。
運命の輪は、無慈悲にも似たクールさで回り続けます。誰が昇り、誰が下るのか…それは予測もつかずコントロールも出来ません。しかしそこにはまだ隠された学ぶべきものがあります。
このカードの四隅に描かれている四獣は、タロット大アルカナ22枚の一番最後のカード【21・世界(The World)】に向けて勉強中だと言われています。【21・世界】はあらゆる物事の統合と完成を示します。【21・世界】のカードが表わしているのは、矛盾のない完成された世界であり、そこでは四大元素の力が完全なバランスをとっています。
ナンバー10のこのカードから21の【世界】まで、わたしたちはどのようなことを学んでいくのでしょうか。回り始めた運命の輪は学ぼうとするわたしたちに祝福を与えてくれるのでしょうか。
*-*-*-*-*-*-*
実占では、他のカードの出かたと合わせて見なければなりませんが、大体において正位置に出たときには好ましい変化、逆位置に出た時には歓迎しない変化と捉えることが多いです。
人間の思惑や力が及ばない“運”のカードが出たからといって、びっくりするような人生の変化がいっぺんに起こるとは必ずしも言えませんが、しかしここで起こる変化は流れのポイントとなることが多いです。
恋愛や仕事・人生問題など、あらゆるジャンルや状況に出現するカードであり、変化を受け入れる気にさえなれば運命の輪は結構頻繁にくるくる回っているものだとさえ感じます。これは基本的に変化を表すカードですから、新しい変化に柔軟に対応していく用意のある人には活用しがいのある強力なサポートとなりえます。
しかしながら、ひとつの思いに捕われている時の、人の心とは融通の利かないもので…新しい変化を望まない人にとっては、このカードをうまく活用するのは難しいかも知れません。前向きに物事を捉え、変化を生かそうとしている人には運命の輪の回る音が聞こえるけれども、現状にこだわる人には気づかれない…『いつまでたっても同じことの繰り返し』という表れ方をするように思えます。
運、というものに対するとき相応しいと思われる態度とは、四大の力…『火』に当たる直観、『水』に当たる感情、『風』に当たる思考、『地』に当たる感覚、これらの機能のバランスをとることなのでしょう。それはわたしたち人間が『小宇宙』として『大宇宙』のサイクルに順応し身を預けること、なのかも知れません。
身を預けるためには完全な自己信頼が必要であり、自分や運命を信頼するためには日々の努力も必要でしょう。しかしその努力が『頑なな思い』『閉じた心』でなされたものであれば、そう上手くは作用してくれないかも知れません。
固定観念を手放し、宇宙の大いなる力に対して謙虚になる。四大の力のバランスをとり新しい変化に身を任せる…地上のわたしたちはそのようなイメージを通じて、天空にある運命の輪とシンクロする糸口が見つかるかも知れません。
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人間の善悪の基準を超えた大いなる宇宙の力、否応なく訪れる変化のサイクル
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