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大阪の占い師 サワツ純子 のタロットブログです。たまに理屈っぽい日常のああだこうだも入っています。
長文OK・お暇な方のみお読み下さいませ。(・∀・)サワツ純子
※各ブログ記事へのインデックスを作ってみました。良ければご利用ください※
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今回は色の考察【灰色】の第24回、小アルカナ【剣のスート】の灰色部分(4)その他のカードの灰色部分 について考えます。
灰色部分の解釈を暫定的に以下のように定義しておきます。
カードの画像データは、U.S.GAMES SYSTEMS,INC から出版されているライダー版ウエイトタロットです。
『世界シンボル事典』を参考図書として用います。参考箇所には文頭と文末に『*』をつけてあります。
分類やコメントはあくまでもわたしの主観に基づいています。ご了承の上、お読み下さい。
*-*-*-*-*-*-*
(4)その他のカードの灰色部分…
【剣7】【剣10】
*-*-*-*-*-*-*
【剣7】では人物のタイツが深灰青色です。また左奥に灰色の煙のようなものが見えます。右奥のテントの屋根の一部が灰色です。
この人物のタイツの色は独特です。他に似た色を探して見ましたが、まったく同じ色は見つかりませんでした。
【9・隠者】の背景色と【聖杯8】の背景色を混ぜるとこんな色になるかな?とか、【金貨3】の職工の靴の色や【剣6】の船に乗った子供の服の色などが近かったのですが、どれも少し違います。
タイツの色が何を象徴しているか分かりませんが、人は脚によって身体を支え、自由に歩き回ることも出来るので、仮に『その人物の生き方や状態』を表わしていると見ても良いのではと思います。
そう考えるとこの人は、一般的ではない、この人独自の生き方をしているのかも知れません。
彼のタイツを灰色と青色の混合と考えると、『精神的(青)なものと物質的(灰色)なものをごっちゃにしている』とでも考えられそうです。この両者はまるで正反対ですから、ちょっと妙な感じですね。彼の生き方は他人の理解が得にくいでしょう。
青色を向上心と結びつけて考えると、キョロキョロしている彼は「もっと良いものがないかな」「もっといい方法がないかな」と探しているようにも見えます。既にたくさんの剣を持ち、かかえきれない剣があと2本もあるのに、この状態で「もっと」と思うのはかなり無理がありますね。
無理を通そうとすると工夫が必要になります。
この札は、嘘や裏切り、悪巧みなどを示唆することがありますが、それは「もっと」という気持ちが無理な工夫=嘘、裏切り、悪巧み…を生じてしまいがちだからではないでしょうか。
「もっと」という向上心(青)を物質(灰色)で満たそうとするとこうなる、というようにも読めそうです。
しかし現実の生活では色んな無理を何とかやりくりしなければならないこともあります。
それに「もっと」という向上心(青)を物やお金(灰色)で満たすことは日常茶飯事ですよね。
嘘も方便、は日常を上手く生き、向上を続けるための知恵(=コクマー)でもあると言えそうです。
背景に並ぶテントの屋根部分が灰色ですが、こちらは普通の色です。
いつものように『世界シンボル事典』で調べたかったのですが、該当項目がなく、うまく調べられませんでした。
また、遠くの人影の向こうに灰色の煙のようなものが見えるのも、これが一体どういう煙であるのか?テントと人影の関係は?何のために火をたいているのか?などがまったく謎で、うまく解釈の糸口を見つけられませんでした。
このブログでは、単に色の意味を絵に当てはめて解釈してみるのが目的ですので、分からない部分を無理に追究するのはやめておきます。
*-*-*-*-*-*-*
【剣10】では倒れている人物の右袖が灰色です。
ここでは『右-左』を『世界シンボル事典』で調べてみましたら、大変面白かったです。
大抵の文化圏では「右」を相対的にポジティブな「左」をネガティブな位置につけますが、時にそれは入れ替わることもあり、絶対的なものではないようです。
例を簡単に引用して並べてみます。
*
・太古から大多数の人間が右利きだった
・左手は盾を持つ(消極的役割)、右手は武器を持つ(積極的役割)
・西洋では饗宴の際、主人の右が上席
・最後の審判では善人は右側の席、悪人は左側。キリストは神の右の座
・カバラ教義の「神の両手」では右手が「慈悲」(祝福の手)、左手が「正義」(王者の手)
・多くの文化圏では右側を男性、左側を女性と結びつける
・右手を「日常生活の手」左手を「魔術の手」とすることもある
・アフリカの魔術師は右手で聖なる行為を、左手で毒を作る
・古代中国では、家庭で家長が左に、妻はその右に座るが夜になると左右は交代する
*
などなど…
面白いのでたくさん書き並べましたが、この札においては単に「きき腕」ぐらいに解釈しておくのが妥当のような気がします。
「きき腕」は意志を行為する方の手です。手を上げてアピールする時には恐らく自然に「きき腕」を挙げるでしょう。「外に見せる方」(=ポジティブ)とも言えそうです。
右袖が灰色なので、この人は社会的に常識的な人ではないでしょうか。正義に対して潔癖でもなく、悪に染まりきることもなく…お金や物質を重視しますが私利私欲のために極端な行動に出る人ではないでしょう。
この人はあくまで普通の人であり、決して「大悪党」ではありません。また知恵(=コクマー)もあり、決してバカではないことも暗示していそうです。
にもかかわらずこの人は、「後ろから」「大勢」にやられています。とても卑怯な方法で傷つけられているのです。
この札は普段からよく目にしますが、こんな風に傷ついている人に対しては「あなたが悪いわけではない」と言ってあげても良いのかも知れません。
しかし、右腕だけがこちらに見えていることを強調して読めば、『でしゃばったことをした』という可能性もあります。大人しくしていれば攻撃されることはなかったのに「ついポジティブに出てしまった」ことが攻撃を誘ったのかも知れません。
はじめに引用した「カバラ教義の神の両手」、右は慈悲、左は正義…を当てはめてみると、この人が慈悲的に「それくらい良いじゃないか」と言ったことに対して『正義の剣』が「何てことだ!」と一斉に断罪し、攻撃を加えた、というストーリーも浮かんできます。
見た目に痛々しいカードですが、遠くに見え始めている夜明けの光が救いを感じさせます。
きっとこの人が大悪人でも聖人でもないからこそ、ちゃんと夜明けが用意されているんだろうと思います。
ただし、左腕は見えていないので、この人の本質がどんなものか…は謎になっていますね。
*-*-*-*-*-*-*
大変長くなりました。頭がうまく働かない時ほど文章が長くなります(^_^;
次回から【金貨】のカードにかかる予定です。
今後とも当ブログをよろしくお願いします。
灰色部分の解釈を暫定的に以下のように定義しておきます。
・世俗的、物質的な要素を表わす
・第2のセフィラ「コクマー(知恵)」と対応している(ウィキペディア・生命の樹の記事より)
・相反する2つのものの中間、および混成
・不安、見通しの悪さ、不明瞭さ
・灰色に黒の点々は石造りであることを表わしている。
*石は固く永続性があり「神の力の顕現」の意味もある*
・第2のセフィラ「コクマー(知恵)」と対応している(ウィキペディア・生命の樹の記事より)
・相反する2つのものの中間、および混成
・不安、見通しの悪さ、不明瞭さ
・灰色に黒の点々は石造りであることを表わしている。
*石は固く永続性があり「神の力の顕現」の意味もある*
カードの画像データは、U.S.GAMES SYSTEMS,INC から出版されているライダー版ウエイトタロットです。
『世界シンボル事典』を参考図書として用います。参考箇所には文頭と文末に『*』をつけてあります。
分類やコメントはあくまでもわたしの主観に基づいています。ご了承の上、お読み下さい。
*-*-*-*-*-*-*
(4)その他のカードの灰色部分…
【剣7】【剣10】
*-*-*-*-*-*-*
【剣7】では人物のタイツが深灰青色です。また左奥に灰色の煙のようなものが見えます。右奥のテントの屋根の一部が灰色です。
この人物のタイツの色は独特です。他に似た色を探して見ましたが、まったく同じ色は見つかりませんでした。
【9・隠者】の背景色と【聖杯8】の背景色を混ぜるとこんな色になるかな?とか、【金貨3】の職工の靴の色や【剣6】の船に乗った子供の服の色などが近かったのですが、どれも少し違います。
タイツの色が何を象徴しているか分かりませんが、人は脚によって身体を支え、自由に歩き回ることも出来るので、仮に『その人物の生き方や状態』を表わしていると見ても良いのではと思います。
そう考えるとこの人は、一般的ではない、この人独自の生き方をしているのかも知れません。
彼のタイツを灰色と青色の混合と考えると、『精神的(青)なものと物質的(灰色)なものをごっちゃにしている』とでも考えられそうです。この両者はまるで正反対ですから、ちょっと妙な感じですね。彼の生き方は他人の理解が得にくいでしょう。
青色を向上心と結びつけて考えると、キョロキョロしている彼は「もっと良いものがないかな」「もっといい方法がないかな」と探しているようにも見えます。既にたくさんの剣を持ち、かかえきれない剣があと2本もあるのに、この状態で「もっと」と思うのはかなり無理がありますね。
無理を通そうとすると工夫が必要になります。
この札は、嘘や裏切り、悪巧みなどを示唆することがありますが、それは「もっと」という気持ちが無理な工夫=嘘、裏切り、悪巧み…を生じてしまいがちだからではないでしょうか。
「もっと」という向上心(青)を物質(灰色)で満たそうとするとこうなる、というようにも読めそうです。
しかし現実の生活では色んな無理を何とかやりくりしなければならないこともあります。
それに「もっと」という向上心(青)を物やお金(灰色)で満たすことは日常茶飯事ですよね。
嘘も方便、は日常を上手く生き、向上を続けるための知恵(=コクマー)でもあると言えそうです。
背景に並ぶテントの屋根部分が灰色ですが、こちらは普通の色です。
いつものように『世界シンボル事典』で調べたかったのですが、該当項目がなく、うまく調べられませんでした。
また、遠くの人影の向こうに灰色の煙のようなものが見えるのも、これが一体どういう煙であるのか?テントと人影の関係は?何のために火をたいているのか?などがまったく謎で、うまく解釈の糸口を見つけられませんでした。
このブログでは、単に色の意味を絵に当てはめて解釈してみるのが目的ですので、分からない部分を無理に追究するのはやめておきます。
*-*-*-*-*-*-*
【剣10】では倒れている人物の右袖が灰色です。
ここでは『右-左』を『世界シンボル事典』で調べてみましたら、大変面白かったです。
大抵の文化圏では「右」を相対的にポジティブな「左」をネガティブな位置につけますが、時にそれは入れ替わることもあり、絶対的なものではないようです。
例を簡単に引用して並べてみます。
*
・太古から大多数の人間が右利きだった
・左手は盾を持つ(消極的役割)、右手は武器を持つ(積極的役割)
・西洋では饗宴の際、主人の右が上席
・最後の審判では善人は右側の席、悪人は左側。キリストは神の右の座
・カバラ教義の「神の両手」では右手が「慈悲」(祝福の手)、左手が「正義」(王者の手)
・多くの文化圏では右側を男性、左側を女性と結びつける
・右手を「日常生活の手」左手を「魔術の手」とすることもある
・アフリカの魔術師は右手で聖なる行為を、左手で毒を作る
・古代中国では、家庭で家長が左に、妻はその右に座るが夜になると左右は交代する
*
などなど…
面白いのでたくさん書き並べましたが、この札においては単に「きき腕」ぐらいに解釈しておくのが妥当のような気がします。
「きき腕」は意志を行為する方の手です。手を上げてアピールする時には恐らく自然に「きき腕」を挙げるでしょう。「外に見せる方」(=ポジティブ)とも言えそうです。
右袖が灰色なので、この人は社会的に常識的な人ではないでしょうか。正義に対して潔癖でもなく、悪に染まりきることもなく…お金や物質を重視しますが私利私欲のために極端な行動に出る人ではないでしょう。
この人はあくまで普通の人であり、決して「大悪党」ではありません。また知恵(=コクマー)もあり、決してバカではないことも暗示していそうです。
にもかかわらずこの人は、「後ろから」「大勢」にやられています。とても卑怯な方法で傷つけられているのです。
この札は普段からよく目にしますが、こんな風に傷ついている人に対しては「あなたが悪いわけではない」と言ってあげても良いのかも知れません。
しかし、右腕だけがこちらに見えていることを強調して読めば、『でしゃばったことをした』という可能性もあります。大人しくしていれば攻撃されることはなかったのに「ついポジティブに出てしまった」ことが攻撃を誘ったのかも知れません。
はじめに引用した「カバラ教義の神の両手」、右は慈悲、左は正義…を当てはめてみると、この人が慈悲的に「それくらい良いじゃないか」と言ったことに対して『正義の剣』が「何てことだ!」と一斉に断罪し、攻撃を加えた、というストーリーも浮かんできます。
見た目に痛々しいカードですが、遠くに見え始めている夜明けの光が救いを感じさせます。
きっとこの人が大悪人でも聖人でもないからこそ、ちゃんと夜明けが用意されているんだろうと思います。
ただし、左腕は見えていないので、この人の本質がどんなものか…は謎になっていますね。
*-*-*-*-*-*-*
大変長くなりました。頭がうまく働かない時ほど文章が長くなります(^_^;
次回から【金貨】のカードにかかる予定です。
今後とも当ブログをよろしくお願いします。
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