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しあわせの青い鳥は、 “今の” あなたのそばにいます




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大阪の占い師 サワツ純子 のタロットブログです。たまに理屈っぽい日常のああだこうだも入っています。
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 今回はカードナンバー【16】、塔のカードです。

*-*-*-*-*-*-*
【16・塔(The Tower )】

◆おおまかな意味:
突発的な出来事、災難、トラブル、ケガや病気、自尊心が傷つく、破局、啓示、浄化 ほか

*-*-*-*-*-*-*

 またも黒々とした闇の背景に、崩壊する建物、まっさかさまに落ちていく二人の人間、塔を打つ雷光と炎が強い凶意を感じさせる絵柄です。

 塔のてっぺんから外れ落ちようとしている屋根飾りは王冠の形をしています。落ちてゆく水色の衣服の人間も頭に王冠を戴いているように見えます。不遜な驕りたかぶりに神が報いを与えたのでしょう。

 切り立った崖のその上、雲にも届くほどの高い塔を作り住まった彼らは一体どんな気持ちでどんな暮らしをしていたのでしょう。澄んだ精神性を表わすのであろう水色の衣服を着、知性を表わす黄色の王冠、情熱と闘争心を象徴する赤色のマントに、白く描かれた足元は邪心がないことを示しているのかも知れません。そのような彼らが神の怒りを買い、報いを受けるに至ったのは一体なぜだったのでしょうか。

*-*-*-*-*-*-*

 実占では、思いもよらないショックなことが起こる、無理がたたってのケガや病気、事故、自尊心が傷つくような出来事、ケンカやトラブルに見舞われる、などと読んでいます。

 ただ実際に何が起こるのか?をリサーチしてもその内容はさまざまですし、占いとして“何が起こるのか?”を予測することは、わたし自身はそんなに得意ではありません。どうも共通することは『ショックだ』というあたり…多かれ少なかれハートに衝撃を受けること、というように理解しています。

 車の事故を起こした、病気で入院した、ケンカした、大事な時に遅刻した、待ち受けていた大事なイベントが無くなった、無視された…など、起こることはほんとうにさまざまだという印象です。

 起こるタイミングが突発的という特徴はありますが、そうはいっても全くもって予想出来なかった・避けることはどうしても出来なかったという性質では無いように思います。“あり得るけれども予想していなかった”“日々の注意を怠っていた”“賢明な行動を取っていなかった”表れとして起こっていることがほとんどです。

 実占のリサーチでは、身辺で車の事故を経験された方は、本人としては突然でショックだろうけれども、周りからみれば『いつかやると思っていた』『事故ったとしても意外ではない』という感想をおっしゃっていました。病気で入院された方は『身体にも神経にも無理がかかった生活が続いていたので仕方ない』という風におっしゃっていました。

*-*-*-*-*-*-*

 その他の例でも、本人の日ごろの生活態度や、注意・慎重さの欠如に起因して起こったと解釈出来るものがほとんどです。
 これらは【10・運命の輪】【13・死神】のような時間や運命のサイクルによって起こる避けられない変化や出来事、とは質が全く違うと言えます。(場合によっては天災で罹災する予言として出現する場合もあり得ると思いますが、わたしはまだその例に出会ったことがありません。)

 この“予想外の出来事”というのはほとんど、“起こりうるけれどもあえて予想はしていなかった”ことと言えます。避けようと思えば避けられたことであり、避けられたなら避けたかった出来事でもあるでしょう。

 その反面、その出来事が起こったために、今まで内包されていたとある『歪み』は正され、膿は排出され、注意が促され、精神が清浄になる“浄化・啓示”の作用を無視することは出来ません。

 事故を起こした者は今後注意するようになり、入院によって病は癒され、期待が裏切られたことで過度な熱中・こだわりから目を覚まされ…人は身を弁えたバランスを取り戻すことが出来ます。見かけでは、起こったことは『悪いこと』なのですが、結局はその人のために『良いこと』が起こっているのです。

 ですから見た目の怖さに囚われず、あまり深刻に捉えないように占断することがほとんどです。もちろん何かが起こる前に注意することは必要でしょうが、前もってそうお伝えしてもご本人が『本当の問題』に思い当たることはほとんどありません…『きっとあのことだわ!』と思い浮かべることとは全く違う方向から火の手があがる、ことがほとんどなのです。(すごい占い師ならばその内容も当ててしまうのかも知れませんが、わたしは正直、得意ではありません。このカードについては、起こるべきことは起こってしまった方が本人のためにいい、という思いも強く持っています)

*-*-*-*-*-*-*

 さて【15・悪魔】から【16・塔】への、ヒタチのイメージストーリーです。

 人々に求められるままどんなものでも与え、どんな夢でも見せてやった男は、一部の人間たちから熱狂的に崇拝され、現世の王となり、神と称えられました。

 彼は自分を誇りに思い、得意にもなり、ますますその業を大胆に現しました。彼は自分に相応しいと思う住処を建築することにしました。そしてこの世界の最も高い土地に、最も高い塔を造りました。彼は、自分に不死身の形と絶大な能力を与えてくれた神の、できるだけお側に、いつでも居たいものだと思ったのです。雲にも届くその塔に住む男は、神に最も近い、最も高き者と言われました。

 彼は満足でした。取り巻きの者にかしずかれながら幸せに日々を暮らしました。相変わらず彼は人々に求められたものを与え、たくさんの夢を見せてやりました。彼を慕って来る者のすべてが必ずしも善良でないことは、彼は薄々気づいていました。しかし彼は差別しないで扱ってやりました。それが神と呼ばれるに相応しい振る舞いであると男は考えたのです。

 そして男はある日、側近の者にこう語りました。
 『わたしはしあわせだ。わたしは神に選ばれ、神に愛された特別な者ゆえに、不死身の身体と無限大の力を分け与えられた。わたしは眼下に群がる者に、神からの力を施してやる神の使者だ、わたしはまさに、人間たちの神なのだ…』

 …男がそう言った時、にわかに黒雲が湧き立ち、空がみるみるうちに暗さを増し、真っ黒になってしまいました。遠くから雷鳴が轟き、それはどんどん近づいて来ました。
 男は、しまった、と思いました。顔から血の気が失せ、動悸が強く速く打ちはじめました。そうしているうちにも雷鳴は激しさを増し、塔を響かせ震わせています。男は大いなる存在の怒りをその身の上に感じ、恐怖にガタガタ震えはじめました。やがて最も強く、大きな一撃がついに、塔の天辺を直撃しました。彼が王冠に似せて作らせた塔の屋根は一瞬でまるごと吹っ飛んでしまいました。その衝撃で彼も、彼の側近たちも空中に吹き飛ばされてしまいました。
 空中で彼は『神よ、お許し下さい…それにしてもわたしはいったいこれからどうなるのだろう…どこに行くのだろう…』と、薄れた意識で思いました。塔ではどこからともなく火の手が上がっていました。彼の塔はその内外から燃え出し、そして時間をかけてすっかり崩れ落ちてしまいました。

*-*-*-*-*-*-*

 塔のカードで表わされることの共通点として『本人に悪気がない』ということも挙げられるのではとわたしは思っています。

 今までの来し方の報いとして災いが起こるということは、何かしらの原因は本人にあると言えるのですが、ほとんどの場合、本人自身は自分が何か悪いことをしている・間違った流れの中にいる・歪んだバランスで行動しているとは思っていません。悪意や邪心を自覚した上で不徳を行ったためバチが当たった、という印象では決してないのです。

 どちらかと言えば自分の気持ちに対して正直で、とても一生懸命で、その結果バランスが崩れたり無理がたたったり、不注意になったり賢明さを失ってしまったり、という傾向があるように思います。

 『どんな悪人でも自分のことを悪人とは思っていない』とは良く言われることです。またこれは本当のことだとつくづく思います。人は罪を犯すとき、たいていの場合、そうせざるを得ない流れの中に組み込まれてしまっています。他の人から見ればどんなに「いや、意志の力で避けられたはずだ」と思える場合でも、当の本人の心・状況・立場・能力その他の条件によって、まるで重力には逆らえないといった風に過ちに吸い込まれてしまう、というようなことが起こっているものです。

 その重力に逆らうにはほんとうの賢明さが必要です。事故や病気を避けることは、理論上は容易なことに思えます。きちんと交通法規を守り、心を常に平静に保ち、毎日の疲れをしっかり取り去り、栄養のバランスを考えた食事をし…そうしていれば疲れや不注意がたたることはありません。しかしそれが出来なくなってしまう時は実際にあり、その状況から脱出するのに苦労させられるものです。

 何かを成し遂げたいと必死になっている時は、ついついこだわりや強気で言動のバランスを崩してしまいがちです。慎重に慎重にと思っていると、逆に別の要素に全く注意が向かなくなってしまうこともあります。それを避けることは容易なように見えて実際にはなかなか難しいことです。

 そこに神の意志が介在してくる…神という言い方が悪ければ、自然の摂理がバランスを回復してくれようとする…地殻が歪められて溜まったエネルギーが地震によって解放され、歪みが正されるように、人のあり様の歪んだバランスを回復させ正すために何かを起こす…それが塔のカードだと思います。

 このような災難は、一生懸命になってものが見えなくなっている人間に対する『神のちょっとした親切心』のように思えてきますし、人間の方でもこのような質の災難に対しては、わりあい謙虚に、落ち着いて受け止めているような気もします。起こった時にはビックリするけれども、反面では『やっぱりか』『とうとうか』という一抹の悟りを感じており、起こってしまった後ではどこかスッキリしているようです。

 ですからこれは、災難や悲嘆のカードというより、啓示と浄化のカードだと受け取りたいところです。塔のカードが出た時、何が起こるのかを正確に予言したり回避したりするのは難しい印象ですが、もしそれを避けたかったら、心も行動も正しく穏やかにし、強いこだわりや望みはいったん手放し、健康につとめ、明るく公正な態度で毎日を過ごせば幾らかの効果はあるでしょう。

 しかしもし、それが避けられないのだとしたら、避けないというのも手です。わたしの経験では、塔のカードが出てしかるべき出来事が起こった時、ショックは受けてもその後に『芯からスッキリ・リニューアル』していることが多いです。もちろん出来事を謙虚に受け止めて反省する心が必要ですが…神の手は、人間の未熟で不如意な能力をはるかに超えた、完全な仕事をしてくれるものです。

 塔のカードの黒々とした空、まぶしい稲妻、赤い炎は激しい凶意を感じさせますが、その鮮やかな色のコントラストは、何か祝祭的なイメージすら抱かせます。この激しいショックと痛みは、まさに神の、あるいは宇宙からの、『このわたし』ひとりに当てた贈り物であり、介助であり、直接のメッセージなのです。

*-*-*-*-*-*-*

 このカードは

 積み重なった歪みを正し膿を出す、神からの啓示と浄化


 を表していると思います。

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