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大阪の占い師 サワツ純子 のタロットブログです。たまに理屈っぽい日常のああだこうだも入っています。
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 今回はカードナンバー【19】、太陽のカードです。

*-*-*-*-*-*-*
【19・太陽(The Sun)】

◆おおまかな意味:
願いの成就、創造、幸運と幸福、公正明大、健全・健康、保護と援助、子供・家族 ほか

*-*-*-*-*-*-*

 明るくさわやかな空いっぱいに黄色い太陽がまぶしく輝いています。
 その下にはまさしく太陽の花・ひまわりが並び、手前には白馬にまたがった子供と、たなびく赤い旗があります。前途洋々で光と力に満ちた、生命力いっぱいの様相が描かれています。
 ひまわりは塀の上に植えられているようにみえます。白馬と子供がいるのはどこかの建物の敷地内なのでしょうか。大切に守られ育まれているのびのびとした子供のようです。

 太陽は男性原理や父性の力を象徴しますが、もっと広く意味をとって、家族や地域社会の人々たちと解釈するのも妥当のように思います。のびのびとした無垢な子供が、家族や地域の人々に守られながらすくすくと育つイメージです。誰もが子供たちの健やかな成長を望んでいます。空の大きな太陽と、地上の小さな太陽とが燦燦とぬくもりを放って生命を育んでいます。

 太陽の光は圧倒的で世界を明るく照らし、あらゆるものははっきりと眼に見え認識されます。太陽の下では逃げも隠れも出来ません。後ろめたい者は太陽の下を歩けず、暗い物陰に逃げ込まねばならないのです。暗い場所にいれば太陽の恵みを受け取ることは出来ません。そうすれば生気はなくなり、しっかりと地に足つけて生きていくことは困難になるでしょう。太陽は後ろぐらいところのない、無邪気で健全なものを強力にサポートするのです。

*-*-*-*-*-*-*

 実占では、努力して成功できる、周りの応援や援助を受ける、念願が叶う、結婚や出産に至る、などと読んでいます。

 願いが叶うかどうかでは、このカードが一番成就の可能性が高いと見ています。それも自分の努力と周りの援助が相まっての福々しいものごと…結婚、妊娠・出産、入学・進学、就職・独立、開業など、公にお祝い出来るような物事に関して最も強いサポートがあると解釈しています。不倫や秘密の願い事ではサポートは薄くなるでしょう。堂々と周囲に助けを求められるか、皆がお祝いしてくれるか、というあたりはポイントになりそうです。

 直接的に「家族」や「子供」に関すること、と解釈することも多いです。恋愛問題では婚約・結婚に至る、子供が出来ると読むことも多いです。または両親や周囲の人たちに公認の、前途あるお付き合いになると解釈しています。
 仕事に関しては昇進、起業、企画の成功など全般に「成果が表に現れる」と考えます。「日の目を見る」という言葉のように、注目され公になる要素があると見ます。

 逆位置の場合は、怠ける、環境に甘える、困難から逃げようとする、などと解釈しています。恵まれた環境に甘えて精一杯の努力をしない、というイメージです。元々何らかのサポートがある状態なので最悪の結果にはならずとも、必死に最大限の努力をせずに終わってしまう、という感じです。また単に全力が出せない=不調とか、落胆という意味に解釈することもあります。

*-*-*-*-*-*-*

  このカードの図柄に見られる白馬と旗の組み合わせをよく見ると、【13・死神】にも表れているのが分かります。
 【13・死神】では紫の鞍と黒い手綱・鼻革をつけた白馬に、黒い甲冑を着た死神が黒地に白薔薇のマークの旗を持っていました。
 この太陽のカードでは、白い裸馬に、裸体の子供がひまわりの頭飾りをつけ、赤くて大きな旗と共に描かれています。この対比がとても面白いです。

 タロットの図柄において馬は、乗っている人が使うことが出来るエネルギーを象徴していると言われます。小アルカナ・コートカードの4人のナイト達を見れば、馬の様子によって彼らの性質が特徴的に見て取れます。
 大アルカナ【13・死神】と、この太陽のカードでは、乗っているのは死神と、ほとんど生まれたばかりの子供です。生と死を運んで来るのは穢れのない無垢な(白い)エネルギーであると言えるでしょう。死神が死を運んで来るのも、人々の愛情の元に子供が生まれて来るのも、自然の摂理であり、生死そのものには特別な意図はないのだと連想出来ます。

 旗に注目してみると、【13・死神】の持っているのがモノトーンで象徴的なマークがついているのに対して、太陽のカードでは真っ赤で、かなり長い形状になっています。モノトーンの象徴的な旗は何かひとつの“しるし”・意味・精神的なインパクトを思わせますが、大きくて長い真っ赤な旗は色彩からして生々しく、生命力があふれているさまを体感的に印象づけます。

 この対比はまるで【13・死神】が現世からの出口・精神世界への入口となり、【19・太陽】がふたたび現世への入口となることを表しているようです。【13・死神】では身体ほかすべての物質的なものを奪われ、純粋な精神世界へと入り、【19・太陽】では再び血肉が与えられることとなるのです。
 物質的なあらゆるもの、血肉エネルギーの付与とともに太陽がある、という図式は、太陽を神と崇める古代宗教にも相応しています。実際、太陽が存在しなければわたしたち人間はおろか、地球そのものがないわけですから、あらゆる物質的なものは太陽が作った、というのは比喩でも想像でもなく事実です。物事の成就や創造についてみれば、この太陽のカードが最も力強い成就の兆しを表しているというのはうなづけるところです。

*-*-*-*-*-*-*

 吊るされた男の物語も佳境に入って来ました。

 前世の記憶も自我もなくした男の魂は本能だけをたよりに暗い中を前進して来ました。そしてとうとう、前方にまぶしい光を見つけました。
 彼は転生して再びこの世に身体を得たのです。
 母の血にまみれながら胎内から出た彼は小さく弱々しくも生命のエネルギーに溢れています。彼の周囲にはたくさんの人間がとりまき、彼の誕生を祝っています。
 彼は光の温かさを感じ、人肌のぬくもりを感じます。彼にはまだ預かり知らぬことですが、彼は大人たちによって守られています。成長を望まれ願われています。

 こうして彼は祝福と共に新しい人間として誕生したのでした。

*-*-*-*-*-*-*

 さて上記のように各回、吊された男からの物語を長々と書いたのは、【12・吊るされた男】がどのように【19・太陽】で転生を遂げるに至るか、をつきつめて考えてみたかったからです。
 【12・吊るされた男】から【16・塔】までのカード群は暗くて禍々しい、生における苦しみや災いを描いています。その途中には【14・節制】など好ましく思えるカードが突如挟まっていたり、【16・塔】の暗さ激しさからいきなり【17・星】のきらきらしさに変わったりと、この間の大アルカナのカード構成は不思議で不可解な印象がありました。

 大アルカナの順序に沿ってひとつの魂の変遷を追って見ると、【12・吊された男】が苦しみと共に【13・死神】で死を迎えて以降から【19・太陽】でこの世に転生するまでは、『太陽』の光が届かない世界を表していると言えるでしょう。物質的な身体と命にとっては『あの世の旅』であり、陰と陽では『陰が支配している世界』です。
 【12・吊るされた男】から【18・月】までは太陽のサポートがありません。【17・星】では太陽は遠すぎて、その恵みは気休め程度のものになっています。【14・節制】でも太陽の姿は見えず、どこか別世界のような印象を受けます。

 しかしタロット占いにおいて、これらの暗くて禍々しいカード群が占いの占いらしさ、人間の心の最も『濃い』部分を表していることは言うまでもありません。これらの『太陽不在』のカード群こそが、太陽の存在を引き立たせ、人の心と歩みを『生の肯定』へいざなう鍵となっているのです。『太陽不在』の時間を長く旅して、再び太陽にまみえた時、人はどんなによろこびに満ちあふれることでしょう。どんなに影と暗さに惹かれる魂でも、太陽の恵みと偉大さを否定することは出来ません。人間の小さな魂は根源的に、光があるから時に闇に向かうのであり、光を見たいがために闇を求めるものです。光はエネルギーであり、光は生命そのものであり、光は愛であり、光は希望であり、光は知恵なのです。光のない暗闇は『死』ですらありません。それはただの『無』です。

 【12・吊るされた男】の魂は死の世界=太陽不在の時を旅して【19・太陽】で再びこの世に生まれ、【20・審判】で復活の祝福を受けて【21・世界】で物語を収束させます。物語は一巡りし、また【0・愚者】から旅が始まります。【0・愚者】のカードからは再び明るく強い太陽の光・恵みが黄色い背景として表されています。この生と死のサイクルを象徴的に支配し君臨しているのが、『太陽』という絶対的な“物体”であることは、わたしたちの生が夢や幻想でなく、ある実体として宇宙に存在していることを力強く感じさせます。

*-*-*-*-*-*-*

 太陽は光です。太陽がなければ地球も月もわたしたちもありません。この世に生命あるものとして生きる以上、わたしたちは誰しも光と共に光に向かって歩んでいます。生命は光が作ったもので、光が無くなれば生命は生きてはいけません。太陽はあらゆる生命とエネルギーの源です。

 しかし太陽は光を作っているだけではありません。太陽はその不在によって闇をも作っているのです。太陽は昼を作り、夜を作ります。太陽は夏を作り、冬を作ります。太陽は存在し、不在します。存在することで作り、不在することで作ります。

太陽の存在が光とエネルギーによって生命やあらゆる物質を作り育むなら、太陽はその不在で精神や情緒を熟成させ育みます。わたしたちを取り巻くありとあらゆるものが太陽から作られ育まれているのです。目に見え、手に触れられるもののすべて。光、熱、エネルギー、愛も神も永遠という概念も、太陽が消えればわたしたちと共に消滅します。

 わたしたちが太陽の子供であると同時に、わたしたちは子供たちを育む親でもあります。実の親・子ではなくとも、大人は子供たちを育む存在です。大人の子供たちへの愛情は、存在して直接与えることと、不在して心を育むこと両面で成り立っています。わたしたちはみな、それぞれの光を発する太陽なのです。

 わたしはこのカードを考える時、成果としての喜びや成功はもちろん、それを可能にしたあらゆる恵み・その蓄積のことに思いを巡らさずにはおれません。愛と恵みへの感謝と、その小さなサイクル・宇宙規模の大きなサイクルに思いを馳せた時、太陽の光に向かって成功としあわせを夢見る心に、莫大なエネルギーが流れ出すのを感じることが出来るでしょう。

*-*-*-*-*-*-*

 このカードは

 大きな恵みに育まれついに花ひらき、実った、よろこび、成功、幸福


 を表していると思います。

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