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しあわせの青い鳥は、 “今の” あなたのそばにいます




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大阪の占い師 サワツ純子 のタロットブログです。たまに理屈っぽい日常のああだこうだも入っています。
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2010年
あけましておめでとうございます!
本年も、
当ブログをよろしくお願いいたします。
m(_ _)m


今回は、4枚の“3”のカードです。

*-*-*-*-*-*-*
ワンドカップ
ソードペンタクル


3】新しい展望が見える。もっと建設的に動ける。協力者や仲間が見つかる
聖杯3】みんなで楽しむ、みんなで喜ぶ。公の喜びごと。楽しい集まり。第三者の存在がクローズアップされる。
3】深く傷つく。第三者の気持ちや立場にも及ぶようなトラウマ的経験。
金貨3】レベルアップへの建設的な行程に入る(ビジネスの確立、入門試験に合格、進級など)

*-*-*-*-*-*-*

 3のカードでは2で現象化したものが、そのままの延長ではなく、新たな方向に展開しようとします。1が“点=『・』”2が“線=『-』(2つの点を結ぶ線)”ならば3は“三角形=『△』(3つの点を結ぶ図形)”のイメージです。

 『・』と『-』と『△』では見た目にもかなりの違いがあります。物事の進み具合や発展具合を図形で表わしたならば、『・』よりは『-』、そして『△』の方がより建設的なように感じられます。
 『△』はそのまま建物の屋根のようにも見えます。安定しているにもかかわらずシャープな印象も与える不思議な形です。向きを変えて『△』と『▽』では受ける印象も全く違います。また、面が出現することによって図形そのものがもつ意味・可能性も格段に広がり、深まります。3=『△』は物事の発展を意味する最も基本的な図形と言って良いでしょう。

 また、3という数字から『第3の』という言葉が導かれます。
 自分(=1)とすれば、相手(=2)、そして第三者(=3)です。

 自分と相手の二者だけでなく第三者が状況にからんでくると関係は格段に広がり複雑にもなってきます。敵対関係ならそこに力の差が生まれ、協力関係ならば全員で成し得ることの次元がぐんと高まります。「客観」が生まれ、論理も発達します。『イエスかノーか』の世界から、『イエスでもノーでもない、第3の』世界が現れます。3は発展と創造の数字なのです。

*-*-*-*-*-*-*

の3】では、今まで行動し進んできた状況に新たな可能性が生まれました。仲間が力を貸してくれるせいで、今までよりもっと発展的な目標に取り組む態勢が調うのかも知れません。新規開拓や規模の拡大が可能になりそうです。高い理想を実現するのも夢ではないかも知れません。カードの人物は3本の棒を脇にして将来の展望に心を馳せているように見えます。

 実占では順調に発展する、先の展望が見える、誰かの協力が得られる、などと読んでいます。逆位置では協力が得られない状態、かたくなで助力を求めない、なかなか発展しない、等シンプルに読んでいます。


聖杯の3】では、3人の娘が楽しそうに輪になって踊っています。彼女たちはそれぞれ杯を差し上げて何かを祝福しているようにも見えます。
 ここでも自分の心(=1)と相手の心(=2)という二者の関係性を超えた『場』がそこにあると考えます。そこには良くも悪くも第三者の存在があります。

 実占では実にさまざまな読み方をします。
・公のお祝い事…結婚や出産など一般的なお祝い事やその宴会。
・杯を挙げて乾杯していることから、単純に飲み会やコンパなどの酒席。
・楽しそうに踊っていることから、楽しい仲間関係。
・女性が3人集まっていることから、当事者以外の、外野の人々による噂話やおせっかい。
・杯=心、が3つというところから三角関係の可能性。

 このように、かなり解釈にバリエーションがあり読むのに慎重になるカードのひとつです。また噂話や酒席がからむなど、楽しいけれど良いこととは限らない意味を含むので、判断が一筋縄ではいかないです。が3つとが3つでは大違いだなといつも感じます。


 【の3】では深い心の傷がクローズアップされています。
中央の赤いハートに剣が3本刺さっています。

 1つの剣は自分のもの…自分で自分を傷つけるような思い、そうせざるを得ないような出来事や事情があったのでしょう。
 2つめの剣は相手のもの…相手からの批判や非難、もしくは相手の痛みが自分にも刺さってしまったのかも知れません。お互いに傷つけあったのでしょうか。
 3つめの剣は誰か、第三者のもの…その時周りにいた誰か、二人の関係に巻き込んでしまった誰か、無理やり入り込んできた誰かの批判や非難、その人たちの心につけてしまった傷を象徴すると考えます。無関係な外野の人からの批判や非難に傷つけられたのかも知れません。

 いずれにせよこの赤いハートを傷つけているのは、自分と相手の2者だけで済むことではなく、第三者に知れるような、第三者を巻き込むような出来事によるものだと解釈しています。あまり厳密に読み込むことはないカードですが、本人に深いトラウマ的出来事があり、それはひとりよがりでちっぽけな傷などではなく、その人の人生において大きなトピックになり得るような出来事だろうと推測しています。

 この傷はぜひとも癒す必要があるか、あるいは癒される段階に入っています。激しい雨は冷たくはありますが、真っ赤に腫れあがった心を鎮め、水は傷を癒します。この激しさも浄化・カタルシスの過程です。
 このカードは正位置・逆位置よりはスプレッドのどこに出現したかで意味合いを考えることが多いです。

 【金貨の3】ではある努力の成果によって、より大きな成果のために動き出す準備が整う、と読んでいます。

 この黒っぽい色合いのカードは見た目の印象から誤解されやすいもののひとつです。黒は長い時間を表わします。僧侶と建築家と芸術家が教会を建てるために顔を突き合わせて相談しています。これは価値ある事業を成し遂げるために、それぞれ違うスキルを持った人たちが協力しあう絵です。

 一段階上がる、世間から認知される、現実的努力が成果を生む、という意味合いを採用しています。ただしこれは決して完成や達成ではなく『完成や達成に至る道程に入る』という過程です。学業ならば勉強の資格を得る…入試の合格や入学など。事業ならばビジネスがある程度確立される…起業や開店など。男女の交際であれば婚約の成立などと解釈します。
 逆位置であれば、そこに到達できない…進歩がない、落ちこぼれる、勉強や努力不足、などと読みます。

 3という建設的で創造的な数字は、物質的なエレメントである金貨にとってとりわけ吉意が大きい印象です。建つ・造られる・生まれるというキーワードはどれも目に見え手に触れられるような、『誰からも認識できる何か(=物質的なもの)』をイメージさせます。

*-*-*-*-*-*-*

 3は、発展・創造・建設の数字だと何度か書きました。前回“2”の記事で大アルカナ【2・女教皇】のカードと対応させたのに習えば、今回の“3”では【3・女帝】にあたります。
3・女帝

 これはまさしく創造のカードです。しかも『ゼロからの』ではありません。そこにはあらかじめ豊かに蓄えられた環境があります。【3・女帝】が表わす創造はとても自然で豊かなものです。材料や労力や時間が蓄えられたからこそ自然に生まれるのです。

 小アルカナの3においてはどうでしょうか。金貨では比較的ストレートに『創造』の意が表れていると思いますが、聖杯では吉凶が混乱していますし、では凶意の方がずっと強いです。

 は人間の活動力や組織力、元気ややる気を表わします。創造するにはしかるべきモチベーションやたくさんの労力、うまく統制された働きが必要ですから、の性質と『創造』という目的がピッタリ合致していると考えられます。

 金貨は物質や技術、現実的成果を表わします。の労力や働きに、金貨の物資・技術、豊かな環境が加われば『創造』はスムーズに成されるでしょう。ここでもスートの性質と『創造』という目的との合致が見られます。

 それに対して聖杯はどうでしょう。聖杯は心と情感を表わします。喜び楽しみのない『創造』は、よりよいものを生み出しません。そういう意味では聖杯は『創造』とマッチします。
 しかし喜び楽しみ、心や情感は、怠け心に傾く恐れを多く含んでいます。単調で際限のない地味な努力やつらい労働をがいつまで我慢出来るでしょうか。または液体ですから計画的に積み上げたり、都合のいい形に切りわけたりすることが出来ません。のエレメントは『創造』という目的に対して吉凶混合と言わざるを得ないでしょう。

 最後にについて。知性の冴え・アイデアは、一見『創造』に不可欠なものと思えます。なのにどうしてこんなに悲しげな絵柄になってしまうのでしょうか?
 『創造』はどのように成されるのか?ということを考えると、その理由が明らかになるような気がします。『創造』は、多種多様なアイデアを用い、切ったり貼ったりして成されるものではありません。『創造』は多分に芸術的で聖霊的です。論理的思考によって成り立つものではありません。
 また『建設』についてはどうでしょう。たくさんの人の力を合わせ、それを計画的に行使して完成させるにはあるひとつの統一したコンセプトに基づかなければなりません。たくさんのコンセプトの複合に基づいて『建設』するのではないのです。『建設』に使われるアイデアはひとつで充分なのです。3つではあまりにも多すぎます。『創造/建築/発展』という目的においてのスートは1本が最適なのだと言えるでしょう。

*-*-*-*-*-*-*

 これで小アルカナの1から3までを解釈してみました。
 ヒタチは小アルカナの数札を、数字と図形を使って理解・解釈しています。これはわたし独自の解釈であって、何らの伝統や規範にものっとっていません。

 カバラや数秘の専門家の方がもしこの記事を目になさったらお怒りを買うかもしれませんが、わたしの解釈は、これはこれで筋が通っていると思っています。また、初心者の方が数札を手っ取り早く覚えたり、とりあえずマスターするのには便利ではないかなと思っています(そうでもないかも知れませんが…)。

 次回は、今までの記事の中で何度も取り上げた『4』の数字です。楽しみに書かせていただこうと思います。
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『占いと癒しのお店*アテナ』占い師のサワツ純子です。

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