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大阪の占い師 サワツ純子 のタロットブログです。たまに理屈っぽい日常のああだこうだも入っています。
長文OK・お暇な方のみお読み下さいませ。(・∀・)サワツ純子
※各ブログ記事へのインデックスを作ってみました。良ければご利用ください※
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今回は色の考察【灰色】の第26回、小アルカナ【金貨のスート】の灰色部分(1)背景が灰色のもの について検討します。
灰色部分の解釈を暫定的に以下のように定義しておきます。
カードの画像データは、U.S.GAMES SYSTEMS,INC から出版されているライダー版ウエイトタロットです。
『世界シンボル事典』を参考図書として用います。参考箇所には文頭と文末に『*』をつけてあります。
分類やコメントはあくまでもわたしの主観に基づいています。ご了承の上、お読み下さい。
*-*-*-*-*-*-*
(1)背景が灰色のもの…
【金貨7】【金貨8】【金貨4】【金貨6】【金貨1】
これらはすべて背景の奥が灰色のものですが、濃淡の差があり【金貨1】ではほとんど水色のような色になっています。
*-*-*-*-*-*-*
【金貨7】では背景一面が灰色で、ほんのかすかに赤みがかかっているように感じられます。
より多くの収穫を求めてたくさんの労力を注いだ結果、なかなかの成果だけれど『期待したほどではなかった』、という感じに見えます。
充分な収穫。でも期待はずれ。というのは、成功と失敗の中間・混成と考えて良いと思います。そして『成果』は目に見えるものですから物質的なものと言えます。
あんなに努力をしたのになぜ…?というのは、原因の不明瞭さや今後の見通しの悪さに繋がるでしょう。その努力には肉体的なものだけでなく、絞られた知恵(=コクマー)も含まれると思われます。
人物の表情や様子を見ただけで、『灰色』が表わしている性質と、ごくシンプルに結びつきます。金貨のスートそのものが物質的なものを表わしていますが、その中でも【金貨7】は灰色の性質がストレートに表れているのかも知れません。
灰色に、かすかに赤みがかかっているように見えるのですが、赤は生命の樹5番目のセフィラ、ゲブラー(=峻厳)と対応しており惑星は火星です。
【金貨7】の状況には、失望に対するかすかな怒りの感情や、思うようにならない状況との戦いの要素が含まれていると考えても良いかなと思います。
*-*-*-*-*-*-*
【金貨8】でも背景一面が灰色です。遠景に見える建物の壁も少し明るい灰色です。
また、人物が締めている帯も灰色です。
コツコツと同じ作業を続けている人物は、次から次へと製品(=物質、お金を生み出すもの)を造り上げています。
この人は職人のようです。
青い上衣に赤いタイツは【12・吊された男】と同じ配色です。精神的でクールな要素(青)と、感情的でホットな要素(赤)の組み合わせは『葛藤』を思わせます。そういえば【12・吊された男】も背景が灰色でした。
【金貨8】の職人は一体どんな葛藤を抱えているのでしょうか。
遠景の灰色の壁の建物が、この人物がいずれたどり着くべき世界だと捉えると、彼はいずれ自分の家や工房を持ちたいという世俗的な成功を目指しているのかも知れません。彼は職人ですが、まだ自立していないようです。独身者なのでしょうか。
そう仮定すると「今はまだ先行きが不明瞭、不安定」という意味が見えて来ます。『未熟と達人の中間』とも言えるでしょう。技の完全な表現という芸術的な要素と、お金に繋がる生産性や効率の要素との混成なども思い浮かびます。
また、葛藤を抱えながらもこの中間的な現状を受け入れることこそ、目標を達成するための知恵(=コクマー)と言えるのかも知れません。
*-*-*-*-*-*-*
【金貨4】では背景の全体と地面、人物が座っている椅子が灰色です。
この人は世俗的な価値観に取り巻かれています。座っている椅子は【剣2】の人物のものと良く似ています。玉座でも石造りでもない椅子は、この人物が現実世界では何らの権威も力も持っていないことを思わせます。彼の頭には冠が載っていますが、これはお飾りなのでしょうか。
【金貨8】の解釈に習えば、この人物もいずれは立派な家やビルを所有し運営するのが目標なのでしょう。札の遠景には居並ぶ建物群があり、豊かな緑や活発に息づいた街が描かれています。
今彼は4つの金貨を持っていますが、それを有効に運用もせず、ただ抱きしめています。これではせっかくの資産を増やすことが出来ません。彼の心は手元の金貨が減ってしまう不安でいっぱいなのでしょう。先を明瞭に見通す目がないと思われます。
彼もまた、『成功と失敗の中間』にいるのでしょう。
ここで注目したいのは、彼は足を直接灰色の地面に着けていない、という点です。
彼は『現金やモノ』は実感できますが、その本質である『灰色の要素』を理解していないのではないでしょうか。
世俗的であるということは、社会の中でちょうど良くやっていく(白にも黒にも偏らない)ことだと言えます。彼は社会の中にいながらそういう知恵(=コクマー)を実感できていないようです。
*-*-*-*-*-*-*
【金貨6】では背景と地面、遠景の建物が灰色です。
商人の衣服は水色と白のストライプですが、白部分に灰色も混じっています。
彼は足をしっかり灰色の地面につけています。幾らかの金貨を貧しい人びとに与え、満足そうな表情です。【金貨4】のような冠ではなく、商人らしい帽子をかぶっています。
彼は世俗の社会の中で堅実にやっています。左手に天秤を持ち、『お金儲け』と『社会奉仕』のバランスをも、とっているようです。
彼の衣服も青と赤の組み合わせが見られます。【金貨4】の人物もそうでしたが、やはり葛藤を抱えているようです。一体どんな葛藤なのでしょう。彼も今は『成功と失敗の中間』におり、先行き安泰、というわけではないようです。とても裕福に見えるのですが。
衣服の白部分に混じっている灰色は、汚れない清浄な心に少しの物質的利益への欲望が含まれているととれそうです。ひょっとしたら彼は『儲けすぎないように』と思っているのかも知れません。
出来るだけ多くの人が食べ物に困らないように、という思想の持ち主でもありそうです。
彼にとってはその慎ましさが、社会の中でちょうど良く生きていくための知恵(=コクマー)となっているのかも知れません。
*-*-*-*-*-*-*
【金貨1】では背景と、白い手が出ている雲が灰色です。
この札の灰色はほとんど水色に近い色をしています。
中央の手は真っ白です。生身の人間の手ではありません。
背景の灰色は薄い水色のようで、精神的な要素を含んでいると思われます。他の札のような現実的な雰囲気ではありません。
遠景には雄大な自然の山々が、手前にはシンプルにかたどられた庭園があります。この庭園は、人の手は入っているけれども作為は少なく、生きいきとした自然をほんの少し心地良いように調えているだけです。
【金貨1】は、お金や世俗的な物質ではなく『自然の恵み』に似たものを表わしているのではないでしょうか。
例えばそれは『自分の肉体』や、生まれ落ち、生きていれば自然に生じる『家族や友達との人間関係』『親から譲り受けた資質』などをさすかも知れません。
これらは投資して増やしたり、別のものと交換するためのものではありません。あるがままを受け取り、喜びのために自分で使うものです。
【金貨1】で描かれている金貨は、人びとの手から手へ渡っていかない性質があるのではと思います。
また、雲には『覆い隠すもの』という意味がありました。白い手は『覆い隠されたもの』…恐らく神聖なもの…から伸びて金貨を差し出しています。
こう見ていくと【金貨1】はやはり『灰色の要素』が希薄なように感じます。
背景が基本的には灰色の要素を含んでいるのは、これらがすべて手に触れ、目で見える『物』として現われていることを示しているのだと思います。
*-*-*-*-*-*-*
5枚分だったので、長くなってしまいました。
【金貨8】の人物が灰色の帯を締めていることについて言及したかったのですが、今回は長くなったのでやめておきます。調べてみるとすごく面白かったのですが。
次回、あるいは別の機会に書くことにします。
さて、来週はちゃんと続きがかけるかな?
今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。
灰色部分の解釈を暫定的に以下のように定義しておきます。
・世俗的、物質的な要素を表わす
・第2のセフィラ「コクマー(知恵)」と対応している(ウィキペディア・生命の樹の記事より)
・相反する2つのものの中間、および混成
・不安、見通しの悪さ、不明瞭さ
・灰色に黒の点々は石造りであることを表わしている。
*石は固く永続性があり「神の力の顕現」の意味もある*
・第2のセフィラ「コクマー(知恵)」と対応している(ウィキペディア・生命の樹の記事より)
・相反する2つのものの中間、および混成
・不安、見通しの悪さ、不明瞭さ
・灰色に黒の点々は石造りであることを表わしている。
*石は固く永続性があり「神の力の顕現」の意味もある*
カードの画像データは、U.S.GAMES SYSTEMS,INC から出版されているライダー版ウエイトタロットです。
『世界シンボル事典』を参考図書として用います。参考箇所には文頭と文末に『*』をつけてあります。
分類やコメントはあくまでもわたしの主観に基づいています。ご了承の上、お読み下さい。
*-*-*-*-*-*-*
(1)背景が灰色のもの…
【金貨7】【金貨8】【金貨4】【金貨6】【金貨1】
これらはすべて背景の奥が灰色のものですが、濃淡の差があり【金貨1】ではほとんど水色のような色になっています。
*-*-*-*-*-*-*
【金貨7】では背景一面が灰色で、ほんのかすかに赤みがかかっているように感じられます。
より多くの収穫を求めてたくさんの労力を注いだ結果、なかなかの成果だけれど『期待したほどではなかった』、という感じに見えます。
充分な収穫。でも期待はずれ。というのは、成功と失敗の中間・混成と考えて良いと思います。そして『成果』は目に見えるものですから物質的なものと言えます。
あんなに努力をしたのになぜ…?というのは、原因の不明瞭さや今後の見通しの悪さに繋がるでしょう。その努力には肉体的なものだけでなく、絞られた知恵(=コクマー)も含まれると思われます。
人物の表情や様子を見ただけで、『灰色』が表わしている性質と、ごくシンプルに結びつきます。金貨のスートそのものが物質的なものを表わしていますが、その中でも【金貨7】は灰色の性質がストレートに表れているのかも知れません。
灰色に、かすかに赤みがかかっているように見えるのですが、赤は生命の樹5番目のセフィラ、ゲブラー(=峻厳)と対応しており惑星は火星です。
【金貨7】の状況には、失望に対するかすかな怒りの感情や、思うようにならない状況との戦いの要素が含まれていると考えても良いかなと思います。
*-*-*-*-*-*-*
【金貨8】でも背景一面が灰色です。遠景に見える建物の壁も少し明るい灰色です。
また、人物が締めている帯も灰色です。
コツコツと同じ作業を続けている人物は、次から次へと製品(=物質、お金を生み出すもの)を造り上げています。
この人は職人のようです。
青い上衣に赤いタイツは【12・吊された男】と同じ配色です。精神的でクールな要素(青)と、感情的でホットな要素(赤)の組み合わせは『葛藤』を思わせます。そういえば【12・吊された男】も背景が灰色でした。
【金貨8】の職人は一体どんな葛藤を抱えているのでしょうか。
遠景の灰色の壁の建物が、この人物がいずれたどり着くべき世界だと捉えると、彼はいずれ自分の家や工房を持ちたいという世俗的な成功を目指しているのかも知れません。彼は職人ですが、まだ自立していないようです。独身者なのでしょうか。
そう仮定すると「今はまだ先行きが不明瞭、不安定」という意味が見えて来ます。『未熟と達人の中間』とも言えるでしょう。技の完全な表現という芸術的な要素と、お金に繋がる生産性や効率の要素との混成なども思い浮かびます。
また、葛藤を抱えながらもこの中間的な現状を受け入れることこそ、目標を達成するための知恵(=コクマー)と言えるのかも知れません。
*-*-*-*-*-*-*
【金貨4】では背景の全体と地面、人物が座っている椅子が灰色です。
この人は世俗的な価値観に取り巻かれています。座っている椅子は【剣2】の人物のものと良く似ています。玉座でも石造りでもない椅子は、この人物が現実世界では何らの権威も力も持っていないことを思わせます。彼の頭には冠が載っていますが、これはお飾りなのでしょうか。
【金貨8】の解釈に習えば、この人物もいずれは立派な家やビルを所有し運営するのが目標なのでしょう。札の遠景には居並ぶ建物群があり、豊かな緑や活発に息づいた街が描かれています。
今彼は4つの金貨を持っていますが、それを有効に運用もせず、ただ抱きしめています。これではせっかくの資産を増やすことが出来ません。彼の心は手元の金貨が減ってしまう不安でいっぱいなのでしょう。先を明瞭に見通す目がないと思われます。
彼もまた、『成功と失敗の中間』にいるのでしょう。
ここで注目したいのは、彼は足を直接灰色の地面に着けていない、という点です。
彼は『現金やモノ』は実感できますが、その本質である『灰色の要素』を理解していないのではないでしょうか。
世俗的であるということは、社会の中でちょうど良くやっていく(白にも黒にも偏らない)ことだと言えます。彼は社会の中にいながらそういう知恵(=コクマー)を実感できていないようです。
*-*-*-*-*-*-*
【金貨6】では背景と地面、遠景の建物が灰色です。
商人の衣服は水色と白のストライプですが、白部分に灰色も混じっています。
彼は足をしっかり灰色の地面につけています。幾らかの金貨を貧しい人びとに与え、満足そうな表情です。【金貨4】のような冠ではなく、商人らしい帽子をかぶっています。
彼は世俗の社会の中で堅実にやっています。左手に天秤を持ち、『お金儲け』と『社会奉仕』のバランスをも、とっているようです。
彼の衣服も青と赤の組み合わせが見られます。【金貨4】の人物もそうでしたが、やはり葛藤を抱えているようです。一体どんな葛藤なのでしょう。彼も今は『成功と失敗の中間』におり、先行き安泰、というわけではないようです。とても裕福に見えるのですが。
衣服の白部分に混じっている灰色は、汚れない清浄な心に少しの物質的利益への欲望が含まれているととれそうです。ひょっとしたら彼は『儲けすぎないように』と思っているのかも知れません。
出来るだけ多くの人が食べ物に困らないように、という思想の持ち主でもありそうです。
彼にとってはその慎ましさが、社会の中でちょうど良く生きていくための知恵(=コクマー)となっているのかも知れません。
*-*-*-*-*-*-*
【金貨1】では背景と、白い手が出ている雲が灰色です。
この札の灰色はほとんど水色に近い色をしています。
中央の手は真っ白です。生身の人間の手ではありません。
背景の灰色は薄い水色のようで、精神的な要素を含んでいると思われます。他の札のような現実的な雰囲気ではありません。
遠景には雄大な自然の山々が、手前にはシンプルにかたどられた庭園があります。この庭園は、人の手は入っているけれども作為は少なく、生きいきとした自然をほんの少し心地良いように調えているだけです。
【金貨1】は、お金や世俗的な物質ではなく『自然の恵み』に似たものを表わしているのではないでしょうか。
例えばそれは『自分の肉体』や、生まれ落ち、生きていれば自然に生じる『家族や友達との人間関係』『親から譲り受けた資質』などをさすかも知れません。
これらは投資して増やしたり、別のものと交換するためのものではありません。あるがままを受け取り、喜びのために自分で使うものです。
【金貨1】で描かれている金貨は、人びとの手から手へ渡っていかない性質があるのではと思います。
また、雲には『覆い隠すもの』という意味がありました。白い手は『覆い隠されたもの』…恐らく神聖なもの…から伸びて金貨を差し出しています。
こう見ていくと【金貨1】はやはり『灰色の要素』が希薄なように感じます。
背景が基本的には灰色の要素を含んでいるのは、これらがすべて手に触れ、目で見える『物』として現われていることを示しているのだと思います。
*-*-*-*-*-*-*
5枚分だったので、長くなってしまいました。
【金貨8】の人物が灰色の帯を締めていることについて言及したかったのですが、今回は長くなったのでやめておきます。調べてみるとすごく面白かったのですが。
次回、あるいは別の機会に書くことにします。
さて、来週はちゃんと続きがかけるかな?
今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。
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