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大阪の占い師 サワツ純子 のタロットブログです。たまに理屈っぽい日常のああだこうだも入っています。
長文OK・お暇な方のみお読み下さいませ。(・∀・)サワツ純子
※各ブログ記事へのインデックスを作ってみました。良ければご利用ください※
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興味のある方はどうぞお越しくださいませ。
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今回は色の考察【灰色】の第5回、大アルカナ中の灰色部分に関して『青色の空に灰色の雲が描かれているもの』を考察してみます。
灰色部分の解釈を暫定的に以下のように定義しておきます。
カードの画像データは、U.S.GAMES SYSTEMS,INC から出版されているライダー版ウエイトタロットと、Merrimack Publishing Corp. から出版されたウエイト版タロットです。
『世界シンボル事典』を参考図書として用います。参考箇所には文頭と文末に『*』をつけてあります。
分類やコメントはあくまでもわたしの主観に基づいています。ご了承の上、お読み下さい。
*-*-*-*-*-*-*
2・大アルカナの灰色部分(背景が灰色でないもの)
(2)青色の空に灰色の雲が描かれているもの
ライダー版画像
一見して【10・運命の輪】と【21・世界】、【20・審判】と【6・恋人たち】の構図の相似が目立ちます。
【10・運命の輪】【21・世界】…中央の円形、四隅の雲と精霊たち
【20・審判】【6・恋人たち】…上部に赤い翼を広げた天使と雲、下部に裸の人々
*-*-*-*-*-*-*
【10・運命の輪】【21・世界】
この二つのカードは本当に構図がそっくりです。中央に円形。円形の中はオレンジ色-肌色です。円の外側・カードの4隅に雲があり、4つの精霊が描かれています。精霊はそれぞれ、左上…人間、右上…ワシ、左下…牡牛、右下…獅子で、以下のように対応していると言われています。
●左上…人間
宝瓶宮(みずがめ座)風のエレメント《精神・思考機能》
●右上…ワシ
天蠍宮(さそり座)水のエレメント《感情機能》
●左下…牡牛
金牛宮(おうし座)地のエレメント《肉体的感覚機能》
●右下…獅子
獅子宮(しし座)火のエレメント《直観機能》
この構図からは、上記4つの力をバランス良く使いこなすことが『運を掴んだり…【10・運命の輪】』、『物事を完成・統合させる…【21・世界】』のに必要なのだ、というメッセージが読み取れそうです。
ちなみに、「ワシ」がなぜさそり座を表わすのかについては、井上教子氏の『タロット解釈実践事典』に以下のような説明があります。
ところで、雲は主に灰色で着色されていますが、唯一、【21・世界】の「ワシ」のところの雲だけがきれいな白になっています。
これは「ワシ」が上記のように『進化・昇華の象徴』として特別な存在だからなのでしょうか。
また【10・運命の輪】で描かれている4つの精霊はみな金色に光り、白い本をひらいて勉強をしています。この姿からも彼らが向上と成長を目指し、進化や昇華を成し遂げるための努力をしていることが分かります。
【21・世界】ではこれら4つの精霊は頭だけの姿となり、金色一色からオレンジ色の混ざったものになっています。これは精霊たちが進化を成し遂げ「完成」に至ったしるしだと解釈出来るそうです。
これらのカードの背景はきれいな青色をしています。青色は、先だって考察したように『精神の進化と向上を目指す』意味を含んでいます。この2枚のカードでは、進化・向上・成長・昇華というキーワードが強調されているように思います。
*-*-*-*-*-*-*
描かれている雲について、他に以下のような特徴も見られます。
【10・運命の輪】と【21・世界】では基本的に雲の描かれ方が違います。【10・運命の輪】では雲はシンプルに描かれ、ベタ一色の灰色で塗られているだけですが、【21・世界】では細かい線が描きこまれ、なんとなく濃厚な質感の雲になっています。
『世界シンボル事典』によると、*西洋では雲は「覆い隠す」ことのシンボルで、たとえば神々の住まう山の頂などは雲の中に隠れている*そうです。
この2枚のカードにおいても雲は同様の役割を果たしていると言えるのではないでしょうか。
天空で運命の車輪が回る時、そこには4つのエレメントの力が働いています。しかしわたしたちはそれをうかがい知ることが出来ません(雲に隠されている)。【10・運命の輪】では4つのエレメントの力は未熟です。ですから【10・運命の輪】が及ぼす力にはムラがあり、時には悪がのさばったり、正しい善いものが貶められたりするのだと解釈できそうです。
【21・世界】のステージでは、4つの力は完成され、バランスよく働いています。あらゆる物事は統合され、完成され、平和と満足が訪れます。しかしやはりわたしたちはそれを見ることは出来ません。【10・運命の輪】の時よりももっと濃厚な分厚い雲が、その力を隠してしまっているのです。
*-*-*-*-*-*-*
ところで、雲といえば剣のコートカードや、小アルカナのエースカードを思い浮かべます。以前の考察では、雲は『水が形を変えたもの』…気温が上がって水蒸気になり、それが冷えて雲になる…と考えられました。
ここでも【21・世界】の「ワシ」のところの雲だけが白いことに思い当たります。「ワシ」は水のエレメントに対応します。雲も水、ワシも水。【21・世界】において「ワシ」・水のエレメントの力は完成されているので、この部分だけは他とくらべて格段に純粋な状態なのではないでしょうか。
また【10・運命の輪】では上部(人間・風/ワシ・水)の雲の面積が多くなっています。下部(牡牛・地/獅子・火)の雲は小さく描かれています。
これについても小アルカナをチェックしてみました。カード中に『雲』か『水』が描かれているものを数えると以下のようになります。
●小アルカナ各スートの「2~10」(エースは除いています)と「コートカード」中
剣……『雲』7枚、『水』6枚、計13枚
(【剣3】【剣5】はダブルカウント、【剣7】はカード奥の方に小さな煙のような雲のようなものが見える)
聖杯……『雲』2枚、『水』7枚、計9枚
棒……『雲』0枚、『水』4枚、計4枚
金貨……『雲』0枚、『水』2枚、『雪』1枚、計3枚
このように、風と水のエレメントで枚数が多くなっています。風のエレメントはダントツに多いですが、ダブルカウント分を引くと計11枚になり、水の枚数とあまり変わりません。水のエレメントは元々が水の要素なので、『雲-水』要素のレベルは同等と言ってもよいのではないでしょうか。【10・運命の輪】で上部2エレメントの雲が下部に比べて面積が大きいのと確かに対応していると思います。
さらに【21・世界】で雲の面積がどれも同じくらいになっているのは、各エレメントの力のバランスがとれていることの表れなのでしょう。
*-*-*-*-*-*-*
さて『灰色の雲』の本題にやっと入りたいと思います。
さきほど【21・世界】のワシの部分の雲だけがきれいな白色であることに着目しました。そのほかの雲がすべて灰色なのは「水が濁っている」のと同じような状態があるのではないかと、わたしは考えました。
また【10・運命の輪】と【21・世界】の雲を比べてみると、どうも見た感じでは【21・世界】の雲の方が濁りが強いような印象があります。
これは、各エレメントの力が完成して純粋になったがために、水との性質の差が強まり、濁りが強い状態になったのではないかと思います。
ここで灰色の性質として最初に挙げているものを順に書き出して考察してみます。
・世俗的、物質的な要素を表わす…
【10・運命の輪】各エレメントの力が未熟なので、天空の次元でありながら物質的な要素を帯びている状態と考えられる。運命の輪はその時々によって、現実の物質的な側面の影響を受ける。また物質的な側面に影響を及ぼす。
【21・世界】「ワシ」が表わす「心」だけは物質的な要素を離れて純粋になっている。完全な平和と満足の中にあるので濁りがない。風・思考したり、地・財産やお金を求めたり、火・生きて活動することは、すなわち世俗・物質的世界と関わることなので灰色になっている。
・第2のセフィラ「コクマー(知恵)」と対応している…
【10・運命の輪】各エレメントは向上と進化を目指して勉強中である。(=知恵を求めている)
【21・世界】「ワシ」=心は満たされていて知恵を必要としていない。風・思考したり、地・お金をもうけたり、火・俗世を生き続けるためには引き続き知恵を働かせることが必要である。
・相反する2つのものの中間、および混成…
【21・世界】の「ワシ」だけが、「ワシ・水」と「雲・水」で純粋である。他はすべて「水と火」「水と風」「水と地」の中間や混成である。
【10・運命の輪】の「ワシ」は完成していないので、純粋と不純の中間、混成と考えられる。
・不安、見通しの悪さ、不明瞭さ…
【10・運命の輪】では4つの力はすべて未熟なので、不安定、結果がどうなるか分からない見通しの悪さなどがある。
【21・世界】では「ワシ・水」だけが完成した心を持っていて不安を感じていない。風・地・火は現世で物質的なものと関わり続けるため、見通しの悪さや不安定要素がある。
*-*-*-*-*-*-*
項目によっては、ややこじつけ的な解釈になっているかも知れませんが、一応は灰色の表わす性質に従って説明できたと思います。
今回の考察は自分ながら、いつもより少しぎこちない感じでした。恐らくこの2枚については、シンプルな解釈では足りないのかも知れません。もっとたくさんの文献を引用して、ひとつひとつのアイテムの意味を挙げる方が意味がハッキリしたのでしょう。しかし今回は『灰色の雲』だけをとり上げるのが主旨でしたのであえて避けました。
次回はこの続き、【20・審判】と【6・恋人たち】のカードについて考察してみます。
今後とも当ブログをよろしくお願いします。
灰色部分の解釈を暫定的に以下のように定義しておきます。
・世俗的、物質的な要素を表わす
・第2のセフィラ「コクマー(知恵)」と対応している(ウィキペディア・生命の樹の記事より)
・相反する2つのものの中間、および混成
・不安、見通しの悪さ、不明瞭さ
・灰色に黒の点々は石造りであることを表わしている。
*石は固く永続性があり「神の力の顕現」の意味もある*
・第2のセフィラ「コクマー(知恵)」と対応している(ウィキペディア・生命の樹の記事より)
・相反する2つのものの中間、および混成
・不安、見通しの悪さ、不明瞭さ
・灰色に黒の点々は石造りであることを表わしている。
*石は固く永続性があり「神の力の顕現」の意味もある*
カードの画像データは、U.S.GAMES SYSTEMS,INC から出版されているライダー版ウエイトタロットと、Merrimack Publishing Corp. から出版されたウエイト版タロットです。
『世界シンボル事典』を参考図書として用います。参考箇所には文頭と文末に『*』をつけてあります。
分類やコメントはあくまでもわたしの主観に基づいています。ご了承の上、お読み下さい。
*-*-*-*-*-*-*
2・大アルカナの灰色部分(背景が灰色でないもの)
(2)青色の空に灰色の雲が描かれているもの
ライダー版画像
一見して【10・運命の輪】と【21・世界】、【20・審判】と【6・恋人たち】の構図の相似が目立ちます。
【10・運命の輪】【21・世界】…中央の円形、四隅の雲と精霊たち
【20・審判】【6・恋人たち】…上部に赤い翼を広げた天使と雲、下部に裸の人々
*-*-*-*-*-*-*
【10・運命の輪】【21・世界】
この二つのカードは本当に構図がそっくりです。中央に円形。円形の中はオレンジ色-肌色です。円の外側・カードの4隅に雲があり、4つの精霊が描かれています。精霊はそれぞれ、左上…人間、右上…ワシ、左下…牡牛、右下…獅子で、以下のように対応していると言われています。
●左上…人間
宝瓶宮(みずがめ座)風のエレメント《精神・思考機能》
●右上…ワシ
天蠍宮(さそり座)水のエレメント《感情機能》
●左下…牡牛
金牛宮(おうし座)地のエレメント《肉体的感覚機能》
●右下…獅子
獅子宮(しし座)火のエレメント《直観機能》
この構図からは、上記4つの力をバランス良く使いこなすことが『運を掴んだり…【10・運命の輪】』、『物事を完成・統合させる…【21・世界】』のに必要なのだ、というメッセージが読み取れそうです。
ちなみに、「ワシ」がなぜさそり座を表わすのかについては、井上教子氏の『タロット解釈実践事典』に以下のような説明があります。
“ 錬金術において、蛇は進化して蠍に変わり、蠍はさらに進化すると天に上がって鷲に変わります。”つまりこのワシは蠍が進化した姿だと言えるでしょう。
ところで、雲は主に灰色で着色されていますが、唯一、【21・世界】の「ワシ」のところの雲だけがきれいな白になっています。
これは「ワシ」が上記のように『進化・昇華の象徴』として特別な存在だからなのでしょうか。
また【10・運命の輪】で描かれている4つの精霊はみな金色に光り、白い本をひらいて勉強をしています。この姿からも彼らが向上と成長を目指し、進化や昇華を成し遂げるための努力をしていることが分かります。
【21・世界】ではこれら4つの精霊は頭だけの姿となり、金色一色からオレンジ色の混ざったものになっています。これは精霊たちが進化を成し遂げ「完成」に至ったしるしだと解釈出来るそうです。
これらのカードの背景はきれいな青色をしています。青色は、先だって考察したように『精神の進化と向上を目指す』意味を含んでいます。この2枚のカードでは、進化・向上・成長・昇華というキーワードが強調されているように思います。
*-*-*-*-*-*-*
描かれている雲について、他に以下のような特徴も見られます。
【10・運命の輪】と【21・世界】では基本的に雲の描かれ方が違います。【10・運命の輪】では雲はシンプルに描かれ、ベタ一色の灰色で塗られているだけですが、【21・世界】では細かい線が描きこまれ、なんとなく濃厚な質感の雲になっています。
『世界シンボル事典』によると、*西洋では雲は「覆い隠す」ことのシンボルで、たとえば神々の住まう山の頂などは雲の中に隠れている*そうです。
この2枚のカードにおいても雲は同様の役割を果たしていると言えるのではないでしょうか。
天空で運命の車輪が回る時、そこには4つのエレメントの力が働いています。しかしわたしたちはそれをうかがい知ることが出来ません(雲に隠されている)。【10・運命の輪】では4つのエレメントの力は未熟です。ですから【10・運命の輪】が及ぼす力にはムラがあり、時には悪がのさばったり、正しい善いものが貶められたりするのだと解釈できそうです。
【21・世界】のステージでは、4つの力は完成され、バランスよく働いています。あらゆる物事は統合され、完成され、平和と満足が訪れます。しかしやはりわたしたちはそれを見ることは出来ません。【10・運命の輪】の時よりももっと濃厚な分厚い雲が、その力を隠してしまっているのです。
*-*-*-*-*-*-*
ところで、雲といえば剣のコートカードや、小アルカナのエースカードを思い浮かべます。以前の考察では、雲は『水が形を変えたもの』…気温が上がって水蒸気になり、それが冷えて雲になる…と考えられました。
ここでも【21・世界】の「ワシ」のところの雲だけが白いことに思い当たります。「ワシ」は水のエレメントに対応します。雲も水、ワシも水。【21・世界】において「ワシ」・水のエレメントの力は完成されているので、この部分だけは他とくらべて格段に純粋な状態なのではないでしょうか。
また【10・運命の輪】では上部(人間・風/ワシ・水)の雲の面積が多くなっています。下部(牡牛・地/獅子・火)の雲は小さく描かれています。
これについても小アルカナをチェックしてみました。カード中に『雲』か『水』が描かれているものを数えると以下のようになります。
●小アルカナ各スートの「2~10」(エースは除いています)と「コートカード」中
剣……『雲』7枚、『水』6枚、計13枚
(【剣3】【剣5】はダブルカウント、【剣7】はカード奥の方に小さな煙のような雲のようなものが見える)
聖杯……『雲』2枚、『水』7枚、計9枚
棒……『雲』0枚、『水』4枚、計4枚
金貨……『雲』0枚、『水』2枚、『雪』1枚、計3枚
このように、風と水のエレメントで枚数が多くなっています。風のエレメントはダントツに多いですが、ダブルカウント分を引くと計11枚になり、水の枚数とあまり変わりません。水のエレメントは元々が水の要素なので、『雲-水』要素のレベルは同等と言ってもよいのではないでしょうか。【10・運命の輪】で上部2エレメントの雲が下部に比べて面積が大きいのと確かに対応していると思います。
さらに【21・世界】で雲の面積がどれも同じくらいになっているのは、各エレメントの力のバランスがとれていることの表れなのでしょう。
*-*-*-*-*-*-*
さて『灰色の雲』の本題にやっと入りたいと思います。
さきほど【21・世界】のワシの部分の雲だけがきれいな白色であることに着目しました。そのほかの雲がすべて灰色なのは「水が濁っている」のと同じような状態があるのではないかと、わたしは考えました。
また【10・運命の輪】と【21・世界】の雲を比べてみると、どうも見た感じでは【21・世界】の雲の方が濁りが強いような印象があります。
これは、各エレメントの力が完成して純粋になったがために、水との性質の差が強まり、濁りが強い状態になったのではないかと思います。
ここで灰色の性質として最初に挙げているものを順に書き出して考察してみます。
・世俗的、物質的な要素を表わす…
【10・運命の輪】各エレメントの力が未熟なので、天空の次元でありながら物質的な要素を帯びている状態と考えられる。運命の輪はその時々によって、現実の物質的な側面の影響を受ける。また物質的な側面に影響を及ぼす。
【21・世界】「ワシ」が表わす「心」だけは物質的な要素を離れて純粋になっている。完全な平和と満足の中にあるので濁りがない。風・思考したり、地・財産やお金を求めたり、火・生きて活動することは、すなわち世俗・物質的世界と関わることなので灰色になっている。
・第2のセフィラ「コクマー(知恵)」と対応している…
【10・運命の輪】各エレメントは向上と進化を目指して勉強中である。(=知恵を求めている)
【21・世界】「ワシ」=心は満たされていて知恵を必要としていない。風・思考したり、地・お金をもうけたり、火・俗世を生き続けるためには引き続き知恵を働かせることが必要である。
・相反する2つのものの中間、および混成…
【21・世界】の「ワシ」だけが、「ワシ・水」と「雲・水」で純粋である。他はすべて「水と火」「水と風」「水と地」の中間や混成である。
【10・運命の輪】の「ワシ」は完成していないので、純粋と不純の中間、混成と考えられる。
・不安、見通しの悪さ、不明瞭さ…
【10・運命の輪】では4つの力はすべて未熟なので、不安定、結果がどうなるか分からない見通しの悪さなどがある。
【21・世界】では「ワシ・水」だけが完成した心を持っていて不安を感じていない。風・地・火は現世で物質的なものと関わり続けるため、見通しの悪さや不安定要素がある。
*-*-*-*-*-*-*
項目によっては、ややこじつけ的な解釈になっているかも知れませんが、一応は灰色の表わす性質に従って説明できたと思います。
今回の考察は自分ながら、いつもより少しぎこちない感じでした。恐らくこの2枚については、シンプルな解釈では足りないのかも知れません。もっとたくさんの文献を引用して、ひとつひとつのアイテムの意味を挙げる方が意味がハッキリしたのでしょう。しかし今回は『灰色の雲』だけをとり上げるのが主旨でしたのであえて避けました。
次回はこの続き、【20・審判】と【6・恋人たち】のカードについて考察してみます。
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